これからのZEH(ZEH+や補助金)
2023.10.26
2018.12.25
今回は「これからのZEH」と題しまして、今後の対策と動きについてみていこうと思います。
これまでの流れは「ZEHお勉強|①なんでZEHしないといけないの?」「ZEHお勉強|②ZEHには課題だってある」をチェックしてみてください☆
ZEHへの準備態勢
住宅会社の認知・技術力が追いついていないというように前回申し上げましたが、今は「ZEHビルダー認定制度」というものが定められています。
「ZEHビルダー」とは、自社が建てる家のうちZEH住宅が占める割合を2020年までに50%以上にすることを公言したハウスメーカーさんや工務店さんのことをさします。
また、技術の進歩の方もすさまじいのです!今、太陽光発電システムで発電した電力を電気自動車に充電することも可能になっています。そして、その電気自動車から住宅の方へ電気を送るということで無駄なく活用できると…近未来!!それを設置すると、一歩上のランクのZEH+認定を取得できるかもしれません。
ZEH+とは
ZEHよりもさらに数値を高めたZEH+の指標もでております。
逆にZEH基準に少し及ばない(立地等の関係で基準到達が難しい)建物を考慮したnealyZEHもあります。
ZEH+には、以下の2点が条件となります。
・再生可能エネルギーを除き、基準一次エネルギー消費量から25%以上の一次エネルギー消費量削減
・3要素のうち2要素以上を採用
①UA値を兵庫県だったら0.50以下にする②ECHONET Lite AIF認証のHEMS(エネルギーマネジメントシステム)を設置する③電気自動車等に充電できる設備を設置する
ZEHに比べていろいろと設備が多くなりますが、より効率的に電気を運用することが出来るようになります。さらに申請が通ると補助金が115万円も!…まあ正直、たくさん盛り込んだ設備、どれくらい保つのかしら…?とは思います!のちのちのメンテナンス費や交換費用も計算に入れておくと確実ですね。
とはいえ、補助金はありがたい話なので、2019年度の補助金事情も少し触れてみます。
ZEHの補助金
2019年度の予算案が出だしております。環境省が出した予算案をみると、「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)化等による住宅における低炭素化促進事業」に97億円を計上しています。2018年度と比べると12億円プラスされております。現状、ZEHを建てて申請が通ると定額70万円、ZEH+だと115万円の補助金がもらえます。
補助金を受けるには、
・住宅会社がZEHビルダー認定されている
・一般住宅に比べてエネルギー削減効果が20%期待できる
・太陽光発電システム等のエネルギー設備を導入している
などの条件があります。ZEH補助金の申請件数が多いほど手続きも手馴れているかも?もし、ZEHが要望の中でも必要条件ならこのあたりの説明のスムーズさも住宅会社を選ぶ基準のひとつに入れてもいいかもしれませんね。
「あっ。じゃあZEHに取り組んでいる会社だったらいいのか」というのもちょっと注意。判断基準のひとつとするのは大正解だとは思うのですが、ZEHビルダーで検索してお住まいの都道府県の住宅会社を調べてみてください。エッていうくらい多いですから!で、本当にこれから取り組みだす住宅会社さんも多いのです!
ZEH=快適な住まい……というわけでもありません。家の性能をよくして太陽光をのせる、というのが理想ではありますが、極端な話、どんな悪条件の家でもZEHはできます。
①なんでZEHしないといけないの?で言ったように、国の施策なので無視はできませんが、本当に大切な家づくりのポイントを家づくり学校ではお伝えしています。
家づくり学校でできること
- 家づくりで後悔しないための基本知識のレクチャー
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