『C値・気密・高性能』気密測定でふさぐ隙間のリアル!
2018.12.18
前回、前々回で「あたたかい家」のポイント、気密測定の現場をリポートしました。
《詳しくはコチラ↓↓↓をご覧ください!》
第1回『C値・気密・高性能』っていうけど、実際何をやっているの?
第2回『C値・気密・高性能』の証明《気密測定!》
今日は第2回で行った気密測定の際に、どんな場所に隙間を発見したのか?を具体的にお見せします。
いったい家を寒く&暑くする隙間とは、どこにあるのでしょうか。
どうやって隙間を探すのか
こちらの気密測定器を動作させることによって、家の中の空気を抜き気圧を下げます。
すると、隙間から外気が入ってくるわけですが、これを探すのは…
基本、手です!そして体感です!
風が動いていると人間わかるものなんです。人体は最高のセンサー、気になる各所に手をあてたり頬をくすぐる空気の動き、足元の温度感を頼りにして隙間を探していきます。
梅野が真っ先に気になったのは玄関まわり。なぜなら
工事用のドアがつけられているからです。
気密の高いドアであれば心配はないのですが、こちらは工事中に傷つけないための仮のもの。測定前にも目張りはしたのですが、やはりあやしい…
特にこの鍵周辺!
むっ!!!!!
やはり…スースーと掌に勢いのよい風があたります。
もちろん気密テープでがっちり止めました。
(ドアまわりは他にも発見されたのですが、ここでかなり数字を稼いだ様です)
次にきになるのは…
窓周り!
ですがここはまったく風の動きを感じませんでした。さすが高気密窓。周辺処理も完璧ですね。
こちらは配管周り。発砲ウレタンでしっかり隙間を潰してあります。こういった処理をしないと、スースーの原因に…
スイッチボックスは
セミナー内でよくお話している、スイッチボックス周りの気密処理。どうなっているかな…?
あれ?何にもしてない??
そうなんです、ヤマト住建さんでは断熱処理は外張りでしっかりされているので、スイッチボックス周りを断熱処理することはないとのこと。グラスウールを見慣れている私たちにとってはちょっと不思議な光景です(笑)
おっ?!こちら発見しましたよ!!玄関脇ですがぴゅーーーーーっと風が入ってきます。
テープでばっちり留めました。
こちら、風は感じないのですが、万一人の手が感じないレベルがあったら…ということですべて埋めています。
といいますのも、この日気温は8度以下。手がかじかんで、手をあてても冷気なのか風なのかよくわからない。気密処理ひとつとっても、大工さんたちの苦労が伺えます。日本住環境さん曰く、気密処理の確認は夏の方がしやすいとのこと。なるほど、実感しました…。
さらに小屋裏も埋め埋め
ん?これは外じゃないんですか?
この部分が室内とつながっているということで、こちらも丁寧に処理していきます。
探しては埋め、測定するを繰り返すこと数回…
この笑顔となりました!!
体験してわかったのが、これは経験がとても物を言うのではということです。どういうところに気流が発生しやすいのか、熟知すればするほど施工時から丁寧に手を尽くすことが出来ます。こうして繰り返し積み重ねられたノウハウが、暖かい家を作りだしていくんですね。
ご自宅でも、換気扇をまわすとどこからピューピューと風が入ってきませんか?それは気密のない家かもしれません…
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