結露をさせたくないなら露点温度を知るべし
2023.10.25
2019.11.15
結露嫌だ!させたくない!のならば、考えるべきは「露点温度」だと思います。
「露点温度」とは、その空間において結露が始まる温度を指します。温度と湿度があれば求めることができ、電卓のように数字を打ち込んだだけで露点温度が求められるサイトもあったりします!
夏・冬それぞれの環境と露点温度をイメージしてみましょう。
まず夏…さて、室温はどのくらいでしょうか、、エアコンを稼働させているので27℃くらいと仮定しましょう。そして湿度は70%くらい。そんなときの露点温度は約18℃です。
つまり、家庭のお部屋の中では18℃を下回っている箇所に結露が発生するということです!冷たい飲み物が入ったガラスのコップが分かりやすい例ですね。
次に冬を考えてみましょう。
お部屋の温度は…24℃くらいとして、湿度は加湿器を回しているので50%をキープ!そのときの露点温度は約12℃!!冬の部屋を想像してください。その中で12℃を下回りそうなところといえば…窓、、暖かい空気が届きにくいタンスの裏、、そして壁の中!
壁の中がヒジョ~に厄介で、窓だったら目に見えているのでタオルで拭くなどの対策ができるのですが、壁の中はそうはいきません…。そもそも見えないので気づきようがないですよね。目に見えるくらいまでカビが発生してしまったらもう激ヤバです…!
★対策
結露を起こさないために「部屋の中を暖かくする」という考えは大正解なのですが、もう一歩踏み込んで理論的に考えるのであれば「露点温度を下回る場所をつくらない」が正しいかと思います。↑の冬の例でいったら、家の中に12℃を下回る場所をつくらない、と考えるのです。
そのためには、しっかりと厚みのある断熱材が必要不可欠です。壁・床・天井に隙間なくみっちりと施工することによって足の高さも頭の高さもキッチンも、お風呂も、部屋の角も屋根裏も全てが同じ気温になるようになります!
文字で説明しようと思ったら難しいですね…(;´・ω・)
家づくり学校では、実物の資料とスライドを使ったレクチャーでご説明しておりますので、文字を追うよりも理解が進むかと思います。体感の感覚的な気づきの方が大切ではございますが、理論が前提にあった方が理解が深まりますよ!
家づくり学校でできること
- 家づくりで後悔しないための基本知識のレクチャー
- ムリのない予算を一緒に考え、お金の不安を解消
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