気密測定会に参加したときに確認したい3つの数値
2023.10.25
2019.08.09
断熱の性能は使う材質、そして厚みによって明言できるのですが、気密の性能は『施工』によって左右されるので、おうち毎に測定をする必要があります。
住み心地に直結するといわれる気密性…。いくら目が肥えていても施工現場を見て良し悪しをチェックするのは至難の業です。そんなときに便利なのが『気密測定』!!
気密測定をしたときにチェックしたい3つのポイントについて抑えていきましょー!
C値
気密測定といったらこの数値が一番有名かと思います。この数値では、家の中全体にどのくらいの隙間があるのかを測っています。
n値
C値は家全体の隙間を測るのにたいして、n値はそれぞれの穴の大きさを測定しています。めちゃくちゃ気を配って気流止めを施してC値が1だったとしても、どこか一か所にその穴が集中していたら空気の流れが乱れてしまいます。
数値が大きければ大きいほど穴が大きいことを表しているので、n値に関しても数値が小さい方が優秀です。この点についても確認するようにしましょう!
ACH
この言葉はあまり聞き覚えがないのではないでしょうか。でも欧米では気密性においてこの言葉の方がメジャーらしいですよ!
さて、この言葉がなんなのかというと「室内と室外の気圧差が50Paのときの漏気回数」を表しています。
もう少しかみ砕いていうと「強風時住宅にどのくらいの影響を与えるか(=自然換気するか)」というのが分かる数値となっております。
もし隙間があっても無風だったらそこまで換気に影響はなさそうですが、台風が来ていたら気圧の関係で部屋の空気が隙間から出て、また外の風も入ってきてしまいます。台風が多い日本ではこの点にも気を配りたいところですね!
まあ…50Paってかなりかなり強い風が起こらないとならないそうなので、現実味をもって数値を見るのは難しそうですが、この数値も低いほうが優秀です。
C値が低いと必然的にこのACHも下がってくるかとは思いますが、どれか一つの数値だけが飛びぬけてよくても全体的に良くなければ本来の性能はでてきません。(そういえば、気密関係ないですが、構造のプロは「大黒柱はそこまで意味ないよ~トータルバランスの方がよっぽど大事」とおっしゃっていたのを思い出しました)
ひとつでも多くの情報を得たうえで選択していきましょう!
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