これぞエコなお家!機械に頼らず自然エネルギーを活かすパッシブ設計とは
2023.07.19
2020.01.15
皆さまは「パッシブ設計」という言葉を聞いたことあるでしょうか。この「パッシブ設計」とは、太陽光や風などの自然エネルギーを活かし、エアコンなどの機器をなるべく使わず快適に暮らすことを目指した設計手法の事をいいます。機械をあまり使用しないので、修理や買い替える必要がないので、後々に費用面を抑えることができます。ということは環境面にも良いので、地球にやさしいお家ともいえます。今回はそのパッシブ設計についてお伝えいたします。
自然の力を活用して快適な住まいを設計
パッシブ設計は、①断熱 ②日射遮蔽 ③通風 ④昼光利用 ⑤日射熱利用暖房の5つを建物に組み込みます。まずは建物の断熱性能を高め、太陽の光や風の力を上手に活用し、家の中の明るさや暖かさ、涼しさ、そして常に新鮮な空気が得られるよう建物を設計することで、エネルギーの消費量を抑えながら心地よく暮らせることができます。その中で特に大事な断熱・日射遮蔽・通風についてみていきましょう!(もちろんどれも大切ですが、笑)
1.断熱性能
特に今の冬の暖房は、エネルギー消費量が多いため、断熱性能を高めることで省エネになります。そして、断熱性能を高めるには、ただ断熱材を入れればいいというわけではありません。どの断熱材を使うかも大切ではありますが、本当に大切なのはその断熱材を隙間なく施工すること。そうすることで本来の断熱材の効果が100%発揮できて、高気密・高断熱の家になります。この断熱材を使っているから大丈夫!ということではないんですよね。。
2.日射遮蔽について
「冬暖かく夏涼しいお家」を実現するために、「日射遮蔽」も大切です。冬は低い日射をお家の中に取り入れ、夏は日射を窓から室内に入れないようにする。お家の中で窓が一番、熱の流入出が多いんですよね!(窓も遮蔽型なのか、取得型なのかでも変わってきます。)つまりこの日射を上手に活用できれば、室内に使うエネルギーを抑えることができるということですね。方法としては、軒や庇(ひさし)をしっかりと利用すること。そして、庭に冬には葉を落とす落葉広葉樹やグリーンカーテンを植えるのも効果的で良いと思います。
3.通風について
家全体に自然の風を行き渡らせ、室内に溜まった熱を排出するために必要なのが「通風」です。風通しのよい家にするためには、どの方向から風が吹いても風が通るようにしておくことが大切です。建物内での風の動きを予測しながら窓の配置や大きさを考えて、風を室内へ誘導する工夫をします。ぶつかっても方向を変えて進む風の性質を利用したもので、風向きにあわせて互い違いに開く縦すべり出し窓を開いたり、袖壁のデザインを工夫したりすることで、窓や壁にぶつかった風が室内に入り、循環するという方法もあります。
パッシブ設計について学び、体感できます
来週末25日にこのパッシブ設計について学び、実際に体感できる見学ツアーを開催します。この寒い時期だからこそ、本当の高性能住宅を体感していただきたいと思います。大好評につき、残り3席となります。ご興味ある方はぜひご参加くださいね♪
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