【寒くない家をつくる】熱の移動を学ぼう
2023.09.17
2018.11.15
朝晩の冷え込みがつらくなってきました。特に、雲のない晴れた夜ほど地面の熱がぐんぐん奪われ、合わせて空気もどんどん冷やされ、さむーーーい朝を迎えることになってまう現象・・・これを「放射冷却」と言います。
今朝も、放射冷却の影響で明け方の気温は10度を下回ったそうで、明日も更に冷え込むみたいです。。。これからの季節、お布団が恋しくてなかなか朝起きられない・・・なんて方も多いのではないでしょうか。
そんな冬の朝の辛さ。お家の造り方ひとつでサヨナラすることができるんです♪♪
熱は移動するもの!
先ほどの「放射冷却」は、温度の高いところから低いところへ移動するという熱の性質による現象。日中、太陽の光で暖められた地面から、寒い宇宙へ向かって、熱が移動していってしまっているんです。
家づくりにあたっても同じこと。室内の暖かい空気が、寒い外に向かってどんどん移動してしまったら、いつまで経ってもお家の中は寒いまま。むしろ、熱が移動する際のスースーによって、より寒く感じてしまいますね。
寒くならない家をつくろう!
お家の中を寒くしないためには、熱が外に出ていかない造りにすること。そのために使われているのが「断熱材」。
断熱材は、空気の層をたくさんつくることで、熱を通しにくくする役割を担っています。綿のような繊維系の断熱材も、埋め込み式のパネルのような断熱材も、壁にスプレーするとブクブクと膨らみ固まっていく発泡ウレタン系の断熱材も、すべて空気の層を持っています。そして、その空気の層が一番大切。だから、ぎゅーっと詰め込めば良いなんてものではなく、スキマをなくして、均等に空気の層を取ることが大切です。
壁に断熱材を入れることで、「面」で熱の移動を防ぎ、さらにスキマなく施工することで気流の小さな「逃げ道」までをふさぐこと。そうすれば家の中から逃げていく熱の移動を大幅になくすことができ、体感的に「心地良い」と感じられる状態が実現できます♪
【落とし穴!!】それってどこでもやってるんじゃないの??
ただし・・・・・恐ろしいことに、きちんとマニュアル通りに断熱材を施工できる会社って、まだまだとても少ないんです。。。。
どの会社でも当たり前にやってるだろう!営業マンさんが大丈夫って言ってるから安心!なんて思い込んでいる方は要注意!要注意!!要注意!!!!
ちゃんと施工しているかどうかは、ご自身できちんと確かめる必要があります!!
確認方法は大きく2つ。気密測定の有無とその値を聞くことと、実際に建てている物件を体感に行くこと。それも、たまたまよく出来た1棟だけの結果を見たのではいけません。毎棟きちんと施工できているのかどうか、きちんと見極めてくださいね!
毎年この時期になるとニュースを賑わせるヒートショック。冬の寒さが引き起こす恐ろしい事故です。夜のお風呂場で、明け方のトイレで、心筋梗塞や脳梗塞が頻発するのは、お部屋ごとの急激な温度変化に、体がついていけないから。今は若いから大丈夫!なんて言わず、安心して健康に暮らせるお家づくりを知って、楽しく、賢く、選択していっていただければと思います。
家づくり学校では、お家にまつわる色々な情報をレクチャーしています。毎週末には参加費無料のセミナーも開催中!ぜひお気軽にご予約くださいね♪
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