日本の家は「採暖」、欧米の家は「暖房」
2023.09.16
2019.08.04
冬場に寒いとき、私たちは「暖房」をしますよね!ただ実際多くの日本の家で行われているのが「暖房」ではなく「採暖」という方法だということをご存知ですか?
正確に言うと「暖房」が行われているのは欧米の家。そして日本の家は「採暖」という方法が採られています。夏真っ盛りのこの時期に「暖房」の話をしますので、少しひんやりした気持ちでお読みくださいね!笑
「採暖」と「暖房」の違い
「採暖」とは?
こたつやストーブなどで人がいる場所だけ局所的に「暖」を「採」るのが「採暖」です。「採暖」によって暖かさは確保されますが、こたつから出たりストーブの周りから離れれば当たり前に寒さを感じます。日本の家でリビングの1部屋のみ「暖房」をつけて暖かくするのも「採暖」にあたります。
「暖房」とは?
「暖房」とは本来、家全体を暖めること(ルームヒーティング)を指します。「採暖」とは違って人がいない部屋でも暖房し続けるのが正しい「暖房」です。
日本で「採暖」が続けられている理由は?
上述したように家全体を暖房し続けるのが正しい「暖房」です。でもそうすると、やっぱり「暖房費」がかさんでしまいますよね><
日本の家が「採暖」を続けているのは「採暖のほうが暖房費を抑えられる」というのが1つの理由です。
ただよく考えてみると、欧米の家は「暖房」という方法を採っているんです。欧米の人々は高い暖房費を払って「暖房」しているんでしょうか?果たして何が違うのでしょうか?
その訳は・・・家が高気密・高断熱だから!!!
家が高気密・高断熱化されることで室外の冷気が入ってくるのを防ぎ、室内の暖気が逃げていくのを防ぐことができます!そのため家全体を暖房しても暖房費を低く抑えることができるんですね!
そもそも日本の住宅産業は欧米よりも約20~30年遅れていると言われています。まだまだ建っている高気密・高断熱の家の数は少ないですが、家全体を常に暖かくすることができれば「ヒートショック」などの健康リスクも低減できます。
まさに、快適で健康に暮らせる家になるんですね!
これからの日本の家づくりは、高気密・高断熱化がキーワードの1つになってきそうです^^
【おまけ】本日の家づくり学校の様子
▲午後のカウンターの様子
本日は新規のお客様4組、再来のお客様1組、FP相談のお客様1組と1日中家づくり学校も賑わっておりました!!!お帰りのころには車のなかが灼熱地獄に・・・笑
暑い中家づくり学校に足を運んでいただきありがとうございました!
皆さんも家づくり学校にぜひ一度お越しください。「これからの日本の家づくり」についても一緒に学んでいきましょう!