お家時間でお勉強「パッシブデザインって知ってる?」
2023.07.19
2020.05.06
チラチラと「パッシブ」「パッシブデザイン」の言葉を耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?ですが、「言葉は聞いたことあるけどどういう意味なのか、どんなものなのかあんまり知らない」という方!ぜひともこのお家時間を活用してちょっとお勉強してみましょう!
パッシブデザインとは?
季節によって日射角度は変わり、地域や立地によって風の吹き方も変わってきます。
それらをふまえて軒の長さや角度を計算して設計し、光や風を取り込むことで一年中快適に暮らすことができるます。このように、自然の力を上手に活用する設計技術、設計デザインを「パッシブデザイン」と言います。
・・・まぁ、パッシブデザインを簡単に言ってしまうと
「自然の力を活用して、快適な暮らしを作りだす設計技術」「エコに暮らせる快適な家」です!
パッシブを実現するために欠かせない5つのポイントがあります。
それは・・・。
①高断熱・高気密
②昼光利用
③日射遮へい
④日射熱利用断熱
⑤通風
この5つをバランスよく建物に組み込むことがパッシブには欠かせません!!
少し難しく漢字を並べてしまったので、一つずつ簡単ではありますが説明していきますね。
①高断熱・高気密
まず、パッシブデザインで一番大事なベースとなるのが、「高断熱・高気密」です。
断熱材を隙間なくしっかり入れることで、家の保温性能、気密*¹性を高めます。そうすることで、エアコンなどで暖かくなった空気、冷やした空気を逃がさない。持続させることが可能になります。
※1.気密:家の隙間。相当隙間面積:C値
②昼光利用
お昼は太陽光だけで過ごせるように、しっかり日当たりを確保する。
リビングなど昼間に長く過ごす場所に窓をつける。室内の奥まで明るさを取り込める吹き抜けや天窓、高窓、家の中心に庭を造るなど様々な方法があります。
電気ではなく、自然の光をうまく活用し、照明エネルギーも削減。
③日射遮へい
「夏涼しく」を実現するために必要な「遮へい」
夏の暑い日差しをカットし、家の中に入ってこないようにするだけでも家の中が涼しくなります。
では、どのようにして日差しをカットするのかというと「軒」です。
夏の太陽は高い場所にいるので、しっかり太陽光を遮るように軒を作ることです。
④日射熱利用断熱
「冬暖かく」
季節によって太陽の位置は変わってきます。夏は高い位置に。そして冬は低い位置にあります。夏は軒を伸ばすことによって遮っていた光も、冬はしっかり家の中に入ってくるように設計します。
すると、窓から入ってきた日射熱が家の中に蓄えられお昼間などは暖房いらずの暖かい空間にしてくれます。
また、高断熱・高気密の家は一度温めた空気を保持してくれるので、夕方になっても暖房付けなくてもよかった!なんて日も出てきます。
⑤通風
暖かい空気や冷たい空気を家の中に行きわたらせるために欠かせないのは「通風」。一カ所だけ暖かい、涼しいでは快適な家ではないです!
そのために、窓の配置を計画し、換気などを活用しながら空気が抜ける家を作ります。
まとめ
始めに言いました「エコに暮らせる家」。
自然の力を最大限に活用し、快適な暮らしを得つつも電気代が節約できる。そして地球にも優しい!
とてもお得な家づくり。それが「パッシブデザイン」とも言えるかもしれませんね。
パッシブは「ZEH」の家づくりの1つです。
ZEH対応の家づくりを目指されるかたは、どのような方法を使ってZEHを作り上げているのかしっかり知識をもって選ばないと後から後悔に繋がってきます。
家づくりは大きな買い物です。
パッシブ、ZEH以外にも家づくりは知らないと怖い情報が沢山あります。
慎重に賢く、後悔のない家づくりを実現しましょう!
今はなかなか外出自粛ですが、コロナウイルスが落ち着いた際には家づくり学校をぜひご活用ください。文章ではなかなかお伝え出来きれない家づくりの情報をしっかりお伝えいたします(( *´`)ノ“
家づくりに関する疑問、お答え致します!!
お家づくりを進めていて、分からないことや不安になった時はぜひ「家づくり学校」へお気軽にお越しください!
セミナーの他、お客様のご都合の良いお時間に合わせた個別相談も随時ご予約受付中です。
キッズコーナー、授乳室、おむつ交換台もご用意していますので、お子様連れの方もお気軽にお越しください(^^)
皆様のご来校を心よりお待ちしております。