家を建てる流れや手順を10ステップで徹底解説!必要な期間や費用相場も紹介
2025.09.26
2024.07.01

家を建てたいと思っても、「どんな流れで進むのか」「完成までどれくらい時間がかかるのか」「必要な費用はどのくらいか」といった疑問や不安はつきものです。
特に初めての家づくりでは、情報が多すぎて何から調べればよいのか迷ってしまう方も少なくありません。
本記事では、家づくりの流れを10ステップに分けて徹底解説します。あわせて、家が完成するまでの期間の目安や、費用相場と内訳もわかりやすく紹介。
さらに失敗を防ぐためのコツも解説しているので、これから家づくりを始める方が「全体像を整理して一歩を踏み出せる」内容になっています。
この記事でわかること
- 家を建てる流れと基本的な手順
- 家づくりにかかる期間の目安
- 家を建てるために必要な費用と内訳
- 家づくり初心者が陥りやすい失敗を防ぐコツ
- 実際の家づくりの成功事例
この記事を監修した人

家づくり学校
地域密着の住宅情報誌を発行している「㈱KG情報」が運営する家づくりの無料相談&優良住宅会社提案サービス。
これまで累計28,000組以上の家づくりをサポート。
個別相談やセミナーでの学びと、住宅会社への見学訪問を通して、「家づくりの基準」をつくるお手伝いをさせていただいています。
1.家づくりを始める前に押さえておきたい基本の考え方
家づくりは、土地探しや住宅会社の検討、資金計画、設計・工事など、長期間にわたります。
家づくりを成功させるためには「基本の考え方」を整理しておくことが大切です。
- 家づくりの流れと手順を把握する
- 理想と現実のバランスを見極める
- 自分たちに合う住宅会社を正しく比較する
ここでは、家づくりをスムーズに進めるために押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
家づくりの流れと手順を把握する
まずは家づくり全体の流れや手順を知っておくと計画が立てやすくなります。
資金計画や住宅会社選び、土地探し、プラン作成や施工など、家づくりにはいくつものステップがあります。全体像を理解しておけば、先の見通しが立ちやすくなり、どの段階でどんな準備が必要かを整理しながら安心して進めることができます。
理想と現実のバランスを見極める
家づくりでは、「広いリビングが欲しい」「収納をたっぷり確保したい」など、思い描く理想がたくさん出てきます。ただし、そのすべてを叶えようとすると、予算オーバーや生活との不一致につながることも少なくありません。
そこで大切なのは、理想と現実のバランスを上手にとることです。次の表は、よくある理想と現実のギャップ、そしてその折り合いの付け方をまとめた例です。
理想(希望) | 現実(影響・制約) | バランスの取り方 |
広いリビングが欲しい | 建築面積が増えるので費用も高くなる | 面積を少し抑え、家具配置や間取り工夫で広さを演出 |
収納をたっぷり確保したい | 収納を増やすほどコストが上がる | 家族の荷物量を整理し、本当に必要な収納だけを確保 |
高性能な設備を導入したい | イニシャルコストが増加 | 優先順位をつけ、将来リフォーム可能な設備は後回し |
駅近の土地に住みたい | 土地価格が高く、敷地が狭い場合も多い | 通勤時間や予算と相談し、エリアを広めに検討する |
このように、理想を持ちながらも「現実とのギャップ」を理解し、妥協ではなく工夫で解決していく姿勢が大切です。すべてを完璧に叶えることは難しくても、優先順位をつければ、自分たちに合った最良の家づくりにつなげることができます。
住宅会社を正しく比較する
家づくりを任せる住宅会社選びは、完成後の暮らしや満足度を大きく左右します。代表的な選択肢は「ハウスメーカー」と「工務店」です。
それぞれに特徴があり、どちらが優れているとは一概に言えません。大切なのは、自分たちの予算や希望、ライフスタイルに合った会社を選ぶことです。
以下の表は、ハウスメーカーと工務店の一般的な特徴をまとめたものです。
ハウスメーカー | 工務店 | |
価格 | 高め | 低め~幅広い |
設計の自由度 | 比較的低い | 比較的高い |
品質の安定性 | 比較的高い | 会社によって差がある |
保証・アフターサービス | 充実している | 限定的な場合もある |
違いを理解したうえで、複数の会社を比較検討すると、自分たちに合うパートナーを見つけやすくなります。
ハウスメーカーと工務店の失敗しない選び方については以下の記事で解説しているので参考にしてみてください。
2.家を建てる流れや手順を具体的に解説【10ステップ】
家づくりは多くのステップを経て進んでいきます。情報収集や住宅会社選び、土地探し、資金計画、設計、施工、引き渡しまで、一つひとつ順序があります。
ここでは「家を建てる流れ」を10のステップに整理し、分かりやすく解説します。
- 家づくりの情報収集
- 住宅会社選び
- 土地探し
- プランニング・概算見積もり
- 住宅ローン事前審査・土地契約
- 住宅ローン本審査・土地の引き渡し
- 詳細な打ち合わせ・本設計
- 建築工事請負契約の締結
- 着工
- 竣工・引き渡し
①家づくりの情報収集
家づくりの最初のステップは情報収集です。基本的な知識や住宅会社の特徴など、知っておくべきことはたくさんあります。情報を集める方法としては、次のようなものがあります。
- インターネットやSNSで調べる
- 住宅情報誌を読む
- 住宅相談窓口などの第三者機関で話を聞く
さらに、すでに家を建てた友人や知人に話を聞いてみるのも有効です。実体験に基づいたアドバイスはとても参考になり、特に「こうしておけばよかった」という失敗談からは多くの学びを得られます。
関連記事>>注文住宅の情報収集は何から始める?初心者向けの進め方と注意点を解説
②住宅会社選び
家づくりを任せる住宅会社は、完成後の満足度を大きく左右します。ハウスメーカー、工務店などの特徴を理解し、複数社を比較することが大切です。提案内容や担当者との相性、アフターサービスまで確認して、自分たちに合う会社を見極めましょう。
③土地探し(土地なしの場合)
土地がない場合は、住宅会社選びと並行して進めるのがおすすめです。土地だけ先に購入すると、建物とのバランスがとれず予算オーバーになることもあるため注意が必要です。
土地探しの方法は、不動産会社に依頼するほか、インターネットで調べたり、住宅会社に紹介してもらう方法があります。特に気になるハウスメーカーや工務店に依頼すると、土地探しからプラン提案まで一つの窓口で進められるため、効率的に理想の家づくりを進められます。
土地探しで失敗しないための方法についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
あわせて読みたい>>土地探しの失敗を防ぐ!後悔しない土地の選び方と手順をプロが解説
④プランニング・概算見積もり
住宅会社を決めると、いよいよプランニングが始まります。ここで大切なのは、土地があるかどうかで提案内容が大きく変わるという点です。土地が決まっていれば、その形状や方角、周辺環境に合わせた具体的なプランを作成でき、見積もりも現実的になります。
一方で、土地がまだ決まっていない場合でも、希望を伝えることで概算のプランや費用感を出してもらうことは可能です。この段階では「優先したい条件」と「予算の上限」を整理し、比較しながら進めることが重要です。
⑤住宅ローン事前審査・土地契約
プランと予算の目安が固まったら、住宅ローンの事前審査に申し込みます。事前審査は、年収や勤務先、借入状況などから「いくらまで借りられるか」を金融機関が確認するものです。
審査期間は一般的に 数日から1週間程度 で、結果が出れば安心して土地の売買契約に進めます。この段階で無理のない返済計画かどうかを再確認しておくことも大切です。
⑥住宅ローン本審査・土地の引き渡し
土地の契約が済んだら、住宅ローンの本審査に進みます。本審査では、事前審査よりも詳細に収入証明や勤務先の在籍確認、健康状態などがチェックされます。期間は金融機関によって異なりますが、1〜2週間程度かかるのが一般的です。
審査に通過すると、融資実行の手続きが進み、土地代金の支払いと引き渡しが行われます。ここで初めて土地が正式に自分たちのものとなり、次のステップである本設計や着工準備に進むことができます。
⑦詳細な打ち合わせ・本設計
間取りや仕様、設備などを一つひとつ決定し、本設計をまとめます。後からの変更はコストや工期に影響するため、この段階でしっかりと要望を固めておくことが重要です。
⑧建築工事請負契約の締結
本設計と見積もりに納得できたら、住宅会社と正式に「建築工事請負契約」を結びます。契約時には手付金として工事金額の数%から一割程度を支払うのが一般的で、あわせて契約書には印紙代も必要になります。これらは契約に伴う初期費用となるため、資金計画の中であらかじめ準備しておくことが重要です。
また、契約後のプラン変更は追加費用や工期の延長につながりやすいため、不明点は必ず事前に確認し、納得したうえで署名・押印を行うことが大切です。
⑨着工
決定したプランに沿って、いよいよ工事が始まります。着工前には工事の安全を祈願する地鎮祭を行うケースもあり、家づくりの節目として参加する方も多くいます。
工事が始まると、建築会社の現場監督が施工図と照らし合わせながら進行状況を確認し、材料の品質チェックなどを行う「管理」が行われます。一方で、設計事務所(建築家)に依頼した場合は、設計事務所が施工の品質を確かめる「監理」を担当します。
着工から完成までの期間は、土地の条件や建物の規模にもよりますが、一般的には4~6ヵ月程度を見込んでおくと安心です。
⑩竣工・引き渡し
工事が完了すると、いよいよ竣工となります。建物が完成したら施主立ち会いのもとで竣工検査を行い、図面通りに仕上がっているか、傷や不具合がないかを細かく確認します。気になる点があれば修正を依頼し、手直しが済んだ後に正式な引き渡しとなります。
鍵や保証書、必要な書類を受け取り、ここでようやく新しい住まいでの生活がスタート。あわせてアフターサービスの内容や保証期間についても再度説明がある場合もあります。
「家づくり学校」では、優良住宅会社や家づくりの基本知識をまとめた『住宅情報誌』や、書くだけで要望がまとまる『家づくりノート』をお届けしています。ぜひ活用して、失敗しない家づくりを進めてください。
3.家を建てる期間の目安はどれくらい?(土地あり・土地なし)
ここでは、土地がある場合とない場合それぞれの一般的な期間について解説します。
土地がある場合:約1年
事前に土地を購入している、あるいはすでに土地を持っている場合、家を建てるまでにかかる期間は約6〜12ヵ月です。土地探しをスタートして購入するまでに至る期間は1~6ヵ月、場合によっては1年以上かかることもありますが、この時間を省くことができます。
しかし、上記の期間はあくまでも目安。土地や家の広さや間取りプラン、建築の工法などによっては、長い時間が必要になるかもしれません。そのため、住宅会社とプランの打ち合わせをしていく段階で、完成までにどの程度の期間を必要とするか確認しておくようにしましょう。
土地がない場合:約2年
先に説明した通り、土地探しから購入までは1~6ヵ月、場合によっては1年以上かかるのが一般的です。この期間を踏まえると、土地なしの場合に家を建てるまでの期間は、1.5年~2年弱程度はかかると認識しておきましょう。
しかし、こちらも土地ありのケースと同様、家を建てる各種条件によって期間が変わってきます。人気のエリアに家を建てたい場合などには、土地がなかなか見つからず、家が出来上がるまでに3年以上かかってしまうことも珍しくありません。
期間が延びやすい要因とその対策
家づくりのスケジュールはおおよその目安がありますが、実際には計画通りに進まないケースもあります。特に工期が延びやすい要因として多いのは「土地探し」「資金計画」「プラン変更」「天候や施工状況」の4つです。
土地が決まらないと、その後のプラン作成が進められず、全体のスケジュールが大きくずれ込むことがあります。対策としては、希望条件を整理し、エリアや価格に優先順位をつけて探すことです。
また、資金計画が不十分なまま進めると、住宅ローンの審査や借入額の見直しに時間を要し、工期の遅れにつながります。早めに予算を固め、金融機関に事前相談しておくことでスムーズに進められます。
プラン変更も工期が延びる大きな原因です。間取りや設備を決めた後の変更は再設計や見積もりのやり直しが必要となるため、初期の段階で要望をしっかり整理しておくことが大切です。
天候不良や職人不足など、工事現場の状況によっても工期が延びる可能性があります。これらは完全に避けることはできませんが、住宅会社と進捗状況を共有し、余裕を持ったスケジュールを組むことでリスクを軽減できます。
計画段階から「延びやすいポイント」を意識して対策を講じることで、より安心して家づくりを進められるでしょう。
4.家を建てるために必要な費用と内訳
家づくりで最も気になるのが「費用」のことだと思います。
注文住宅では、本体工事費(建物本体の建設にかかる費用)だけでなく、付帯工事費や諸費用も必要になります。下の図は、一般的な費用の内訳を示したイメージです。
3,000万円の家を建てる場合の金額割合の例
金額例 | 割合の目安 | |
本体工事費 | 約2,100万円 | 約70% |
付帯工事費 | 約600万円 | 約20% |
諸費用 | 約300万円 | 約10% |
合計 | 3,000万円 | 100% |
各費用について以下で解説します。
本体工事費
本体工事費とは、基礎工事、建物本体の構造、内装・外装、設備機器など、住宅そのものを建てるために必要な費用で、全体の費用のおよそ7割を占めます。希望する間取りや仕様によって金額が大きく変動するため、優先順位を整理して選択することが大切です。
付帯工事費
付帯工事費は、建物本体以外にかかる工事の費用です。具体的には、地盤改良や給排水工事、ガス工事、外構(駐車場や庭)、仮設工事などが含まれます。一般的には総費用の 2割程度を目安に見込んでおくと安心です。
諸費用
諸費用は、工事以外に発生するお金です。住宅ローンの手数料や保証料、登記費用、火災保険料、引っ越し費用などが含まれます。これらは見落としがちですが、5~10% かかることが多いです。こちらもあらかじめ資金計画に組み込み、準備しておきましょう。
注文住宅の費用の内訳については以下の記事でも解説しています。
あわせて読みたい>>注文住宅の費用の内訳
費用を抑えるための工夫
住宅金融支援機構の「フラット35利用者調査」によると、注文住宅に関する費用相場は以下の通りとなっています。
建物(注文住宅) | 土地購入費 | |
注文住宅のみ | 3,932万円 | 0 |
土地付注文住宅 | 3,512万円 | 1,495万円 |
家づくりの費用は大きな金額になりますが、工夫次第で抑えることも可能です。「補助金や住宅ローン控除を活用する」、「複数の住宅会社を比較して見積もりを取る」、「設備や仕様を必要に応じて優先順位をつける」、といった工夫で無理のない資金計画を立てられます。
また、費用を削ることばかり考えるのではなく、「どこにお金をかけるか」を明確にすることが満足度の高い家づくりにつながります。
関連記事>>注文住宅はなぜ高い?費用相場と予算オーバーを防ぐ対策を解説
5. 家づくりで失敗しないための6つのコツ
人生で一番高い買い物であると言われる家づくりだからこそ、後悔しない家づくりをしたいですよね。ここでは、初めて家づくりに取り組む方が失敗を避けるために押さえておきたい6つのコツを紹介します。
- 基本知識を身に付けてから住宅会社へ訪問する
- 資金計画は余裕をもって立てる
- 複数の住宅会社を比較検討する
- 土地探しと会社選びは同時進行で進める
- 打ち合わせでは要望を具体的に伝える
- 入居後の暮らしまでイメージして判断する
以下で詳しく解説します。
基本知識を身に付けてから住宅会社へ訪問する
家づくりを考え始めたとき、「とりあえず住宅展示場へ行こう」と思う人は少なくありません。しかし知識がないまま訪れると、何を見て、何を質問すればよいのか分からず、疲れるだけで終わってしまうこともあります。
そうならないためには、まず家づくりの基本知識を身につけることが大切です。流れや予算の考え方、住宅会社の違いや目安価格を理解しておけば、自分たちが求める家のイメージが明確になり、見学の際にも得られる情報がぐっと増えます。結果として、より満足のいく家づくりにつながります。
関連記事>>注文住宅を建てる前に勉強は必須!おすすめの家づくり勉強会や本を紹介
資金計画は余裕をもって立てる
住宅購入資金は「子どもの教育資金」「老後の生活資金」と並ぶ人生の三大資金の一つです。家づくりにお金をかけすぎてしまうと、将来の教育費や老後の備えに影響が出てしまいます。
だからこそ、家計の収支やライフプランを踏まえて、無理のない予算を立てることが重要です。余裕を持った資金計画を心掛ければ、建てた後の生活も安心して続けることができます。
複数の住宅会社を比較検討する
住宅会社はそれぞれ得意分野や提案内容が異なるため、1社だけで決めてしまうと「これが本当に最適なのか」が判断できません。必ず複数社から提案や見積もりを取り寄せて比較検討することが大切です。
相見積もりをとることで、金額の違いだけでなく、担当者の対応力や提案の質も見えてきます。複数の選択肢を検討したうえで決めることで、納得感のある判断ができ、後悔のない家づくりにつながります。
あわせて読みたい>>相見積もりは取るべき?タイミングは?失敗しない方法を解説
土地探しと会社選びは同時進行で進める
「まずは土地を見つけなければ」と考える人も多いですが、土地だけを先に決めてしまうと、建物とのバランスが取れず、予算や間取りに無理が出てしまうことがあります。さらに、土地の買付を行うと決済までの期間は1〜2か月程度と限られているため、その間に住宅会社を決めなければならず、十分な比較検討ができないまま契約を急ぐことにもなりかねません。
こうしたリスクを避けるためには、住宅会社選びと土地探しを同時進行で進めることが大切です。両方を並行して進めることで、土地と建物を一体で考えられ、資金計画や住宅ローン手続きもスムーズに進みます。また、住宅会社に土地探しを依頼すれば効率的に情報収集ができ、建築のプロの視点で「理想の家が建てられる土地かどうか」を判断してもらえるメリットもあります。加えて、希望条件を整理して住宅会社に共有しておけば、より適した土地を提案してもらいやすくなります。
あわせて読みたい>>土地探しの失敗を防ぐ!後悔しない土地の選び方と手順をプロが解説
打ち合わせでは要望を具体的に伝える
住宅会社との打ち合わせでは、自分たちの要望をどれだけ具体的に伝えられるかが仕上がりを左右します。「明るいリビングがいい」「収納を多めにしたい」といった漠然とした希望だけでは、担当者も判断に迷い、結果的に理想と違う仕上がりになってしまうことがあります。
そのため、家族で話し合い、優先順位をつけながら要望を整理しておくことが大切です。たとえば「リビングは南向きにして日当たりを確保したい」「子ども部屋は将来仕切れるようにしたい」など、生活をイメージした具体的な希望を伝えることで、設計や仕様に反映されやすくなります。
要望のまとめかたについては以下の記事で詳しく解説しています。
あわせて読みたい>>注文住宅の要望をうまく伝えるテンプレート!『家づくりノート』を作成しよう
入居後の暮らしまでイメージして判断する
家づくりは完成がゴールではなく、実際の暮らしが始まってからが本当のスタートです。間取りや設備を選ぶときには「入居した後の生活」を想像しながら判断することが大切です。
たとえば、多くの人が注目するのは住宅ローンの返済額ですが、暮らしのコストはそれだけではありません。電気・ガスといった光熱費や、冷暖房効率の違いによるランニングコストも毎月の家計に大きく影響します。断熱性能の高い住宅は初期費用がやや高くなる場合もありますが、入居後は光熱費を抑えられ、長期的には家計にやさしい選択となります。
また、子どもの成長や家族構成の変化によって生活スタイルは変わっていきます。将来のライフプランまで見据えておくことで、入居後に「もう少し広ければよかった」「光熱費が予想以上に負担になった」といった後悔を防ぐことができます。
入居後の生活を意識して家づくりを計画することで、ローン返済と日々の暮らしの両方に無理がなく、長く快適に暮らせる住まいを実現できます。
家づくりの進め方や資金計画は、家庭ごとに条件や優先順位が異なります。インターネットなどで調べるだけでは、自分たちに本当に合った判断ができるのか不安に感じる方も多いでしょう。
そんなときは、家づくり学校の無料個別相談をご利用ください。専門のアドバイザーが、中立的な立場からあなたの希望やライフプランを整理し、最適な進め方や住宅会社選びをサポートします。
6. 家づくり学校で理想の住まいを建てた人たちの声を紹介!
ここでは、「家づくり学校」に相談し、理想の住まいを実現された方々のエピソードをご紹介します。実際の体験談を通して、相談を活用することでどのように課題を解決できたのか、そのエピソードと喜びの声を知っていただければと思います。
【ケース①】
複数社を比較し、納得感のある会社選びができた
Q:家づくり学校を利用しようと思った理由は?
友人から「家づくりの具体的な話ができた」と聞き、ならば自分たちも!と訪問しました。
Q:家づくり学校アドバイザーの対応はいかがでしたか?
ためになる話がたくさん聞けましたし、自分たちのやりたいことなどにズバッとアドバイスしてくれるので分かりやすくて助かりました。
Q:ズバリ、この住宅会社に決めた理由は?
性能重視で数社提案していただきましたが、どこも私たちの要望にマッチしていて、正直、会社選びは迷いましたが。しっかりと聞き取りをし、それを間取りにすぐに反映してくださるところが信頼できると思えたのでこの会社を選びました。
Q:家づくりを考えている皆さんへ先輩としてアドバイス
要望が定まっていないまま家づくりを進めた感が少しあったので、やりたいことをノートに書き留めるなど、しっかり準備をして進めるといいと思います。私たちの場合はプロがいろいろと提案してくださったので助かりました。
【ケース②】
展示場に行く前に基本知識を身につけた

Iさんファミリー【兵庫県姫路市】2024年完成
Q:家づくり学校を利用しようと思った理由は?
SNSでさまざまな情報を集めていた時、「展示場に行く前に家のことを勉強してから行った方がいい」と見たのと、先に利用していた姉家族の勧めもあり、一回行ってみることにしました。
Q:家づくり学校アドバイザーの対応はいかがでしたか?
私たちが気になっていた住宅ローンや家の構造・性能など、大切なことを分かりやすく説明してもらえました。メールのレスポンスが早いところもすごくよかったです。
Q:ズバリ、この住宅会社に決めた理由は?
私たちに合った価格帯の住宅会社、理想に合致した住宅会社、いろいろなパターンの会社を知れてよかったです。
モデルハウスの見学に行った時、対応してくださったスタッフとお話をして、「この方たちとなら理想の家を建てられるかも」と思えたからです。
Q:家づくりを考えている皆さんへ先輩としてアドバイス
人生で一回かもしれない家づくりの中で、「無理かも」と思ってもまずは自分たちの理想を、パートナーとなる住宅会社にしっかり伝えてみてください。実現できることもありますよ。
【ケース③】
何から始めればよいか分からかったが、相談して一歩を踏み出した

Hさんファミリー【広島県福山市】2022年完成
Q:家づくり学校を利用しようと思った理由は?
家を建てたいと思っても何から進めればよいのか分からず、すでに家を建てている知人に相談したところ「家づくり学校」を紹介してくれました。
Q:家づくり学校アドバイザーの対応はいかがでしたか?
いつも親身になって相談に乗ってくださり、子どもを連れて行ってもスタッフさんが見守ってくれたので、安心して相談できました。
Q:ズバリ、この住宅会社に決めた理由は?
予算と高性能の両立という、自分たちのイメージする家を建ててもらえると思ったからです。私たちに合う工務店さんをズバリ提案してもらえて助かりました。
Q:家づくりを考えている皆さんへ先輩としてアドバイス
短期間で家の内装や外装を決めていかなければいけないので、情報収集が大事だと思います。
家づくり学校ご利用者のエピソードや感想は以下の記事で紹介しています!
あわせて読みたい>>住宅相談窓口「家づくり学校」ご利用者の満足度調査結果!【口コミ・評判】
7.【無料】初めての家づくりをサポートする“3つのアイテム”をプレゼント!
家づくりを考え始めたものの、「情報が多すぎて整理できない」「自分たちに合った進め方が分からない」と迷う方は少なくありません。そこで私たちは、初めての家づくりを後押しする“3つのアイテム”を無料でお届けしています。
- 300ページを超える大ボリュームの住宅情報誌。家づくりの進め方や予算の考え方、最新トレンドや間取りの実例まで、基礎知識をしっかり学べます。
- 各エリアで発行されているフリーペーパー「ぴったんこ」。地域の最新住宅情報やイベント情報を毎月チェックでき、地元ならではの動きを把握できます。
- 書くだけで要望が具体的になる「家づくりノート」。予算立てや要望を整理して、自分たちの理想の住まいが自然と形になっていきます。
これらの資料は、家づくりを具体的に進めるための心強い味方となります。ぜひ今のうちに手に取ってみてください。
8.家づくりに関するよくある質問(FAQ)
ここでは、家づくり学校に寄せられる、家づくりに関するよくある質問について回答します。
Q. 家づくりの流れはどのように進むのですか?
A. 一般的な家づくりは「情報収集→住宅会社選び→土地探し→プランニング・見積もり→契約→着工→引き渡し」というステップで進みます。事前に流れを把握しておくと、今どの段階にいるのか、次に何をすればいいのかが分かりやすくなり、スムーズに家づくりを進められます。
Q. 家を建てるのに必要な期間はどのくらいですか?
A. 土地が決まっている場合は、住宅会社選びから完成までおよそ1年程度が目安です。土地探しから始める場合はさらに半年〜1年ほどかかり、合計で2年近くかかるケースもあります。プラン変更や融資手続きによって延びることもあるため、余裕を持ったスケジュールを立てることが大切です。
Q. 家を建てるのに必要なお金はどれくらいですか?
A. 全国平均では3,500~4,000万円程度が目安とされています(フラット35利用者調査「土地付注文住宅」より)。この金額に加えて、土地代金が含まれます。地域や選ぶ住宅会社によって差が大きいため、早い段階で資金計画を立てることが重要です。
Q. 家を建てるタイミングはいつがいいですか?
A. 「子どもの入学前」「住宅ローン減税制度の活用」「住宅価格や金利の動向」など、ライフイベントと社会的な条件を重ねて考えるのが一般的です。最適なタイミングは家庭ごとに異なるため、将来のライフプランに合わせて検討するのがおすすめです。
関連記事>>家を建てるタイミングはいつが正解?後悔しない判断ポイントを徹底解説
Q. 住宅ローンはどのタイミングで申し込むのがよいですか?
A. まずは住宅会社や土地がある程度決まった段階で事前審査を行い、予算の上限を確認します。その後、土地契約などが固まった段階で本審査を申し込みます。住宅ローンは審査期間が1〜3週間ほどかかるため、スケジュールに余裕を持って進めましょう。
Q. 家づくりでよくある失敗は何ですか?
A. 「土地代に予算をかけすぎて建物に回せなくなる」「外構費や諸費用を見落として予算オーバー」「住宅会社を比較せずに契約して後悔する」といった例が多いです。家づくりはトータルで考えること、複数の会社を比較することが失敗を防ぐポイントです。
Q. 初めての家づくりで不安を減らすにはどうすればいいですか?
A. まずは全体の流れと必要なお金の目安を把握し、自分たちの希望を整理することが大切です。相談窓口や専門家に話を聞くことで、不明点や不安を一つずつ解消できます。また「家づくりノート」のように要望を書き出して整理しておくと、住宅会社との打ち合わせもスムーズになり安心です。
9.まとめ|家づくりは「流れ・期間・費用」を理解してから始めよう
家づくりは人生の大きなイベントであり、後悔のない住まいを実現するには「全体の流れを理解し、必要な期間を把握し、費用を見通すこと」が欠かせません。どの段階から進めてもよいのではなく、情報を整理し、理想と現実のバランスを意識しながら一歩ずつ進めていくことが成功への近道です。
今回ご紹介した内容を参考にすれば、家づくりの不安はぐっと軽くなるはずです。
しかし、実際に進めていくと「自分たちの場合はどうすればいいのか」と疑問が出てくるもの。そんなときは一人で抱え込まずに第三者へ相談することをおすすめします。
「家づくり学校」では、あなたの状況に合わせたサポートをご用意しています。
それぞれの方法で「自分に合った進め方」を見つけられます。
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