家を建てるタイミングはいつが正解?後悔しない判断ポイントを徹底解説
2025.06.17
2025.06.11

「そろそろマイホームが欲しいけど、家を建てるタイミングっていつがベストなんだろう?」こんな風に悩んでいる方はとても多いです。
「今建てるべき?」「もう少し待った方がいい?」迷っているうちに、時間だけが過ぎてしまう…というケースも少なくありません。
住宅購入は人生でも大きな選択の一つ。タイミングを間違えると、住宅ローンの返済や子どもの進学・転校などに影響し、「もっと慎重に考えればよかった…」と後悔することにもなりかねません。
この記事では、家を建てた人の年齢や世帯年収などのデータをもとに、後悔しない家を建てるタイミングについて解説します。また、ライフイベントや社会情勢に左右されない“正しい判断軸”についてもご紹介。「そろそろ家づくりを始めるべきか悩んでいる」という方は、ぜひ参考にしてください。
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1.家を建てるタイミングはいつがベスト?購入時のデータを紹介
「家を建てるタイミングは人それぞれ」とよく言われますが、実際には多くの人が似たようなライフステージでマイホームを購入しています。
国土交通省が公表している「令和5年度 住宅市場動向調査報告書」には、家を建てた人の年齢や世帯年収、家族構成などのデータが詳しく掲載されています。
ここでは、家を建てるタイミングを考えるうえで参考になる、実際の購入データをご紹介します。「みんなはいつ家を建てているの?」と気になっている方は、まずはこのデータからヒントを見つけてみましょう。
購入時の年齢は30代が最も多い
出典:令和5年度 住宅市場動向調査報告書
注文住宅を購入した人の平均年齢は44.8歳。ただし、最も多い年代は30代です。
家づくりを始めるきっかけとして「子どもの誕生・進学」「今の住まいが手狭になった」といった家庭の事情が影響しているケースが多いようです。
30代後半〜40代前半は、子育てやライフプランがより具体化してくる時期でもあり、「そろそろマイホームを…」と考える人が増えてくるタイミングであると考えられます。
平均世帯年収は600~800万円
出典:令和5年度 住宅市場動向調査報告書
家を建てた人たちの平均世帯年収を見てみると、最も多かったのは年収600〜800万円の層。一次取得者(初めてマイホームを購入する層)の平均年収は849万円とされていますが、このボリュームゾーンからも、無理なく住宅ローンを組める世帯が家づくりに踏み切っている様子がうかがえます。
平均居住人数は3人
出典:令和5年度 住宅市場動向調査報告書
マイホームを購入した世帯の平均居住人数は3.2人。夫婦+子ども1~2人という家族構成が多く、子育てを見据えた住環境づくりが家を建てる大きな理由となっているようです。
家づくり学校ご利用者のデータも紹介!
国や調査機関が公表する住宅購入データも参考になりますが、実際に「家づくり学校」を利用して家づくりを進めた方たちの傾向も、よりリアルな判断材料になります。ここでは、家づくり学校の個別相談やセミナーを通じて住まいを実現したご利用者のデータをもとに、実際にどんなタイミングで家づくりを決意したのかをご紹介します。
家づくり計画時の年齢は?
中四国・関東圏ともにご利用が多いのは30代。中四国は20代の方が次いで多いのに対し、関東圏は40代の方が多い傾向です。
50代、60代のご利用も関東圏の方がやや多い傾向。土地価格の高さやワークライフバランスの考え方の違いが家づくりのタイミングに表れています。
最近は60代以上のシニア層のご利用も増加傾向にあります。
ご夫婦の収入を合わせた世帯年収は?
ご夫婦の収入を合わせた世帯年収の平均値は中四国が817万円、関東圏が929万円。
中四国では600~900万円台が60.6%と半数以上を占め、関東圏では800万円以上が70%超、うち1,000万円以上が41.3%となっています。住宅取得予算が総じて高い関東圏ですが、その分、世帯年収も高いご家庭が多いことが家づくりを後押ししています。
家族構成は?
中四国は3人家族、関東圏は2人家族が最も多くなっています。関東圏では単世帯(1人)や5人以上、3世代での家づくり計画も多いです。
中四国では、お子さまが生まれたのを機に家づくりをする方が多く、38.9%が3人(ご夫婦とお子さま1人)家族。
関東圏も同様の傾向はあるものの、単世帯・5人以上の割合が多いのが特徴的。関東圏ではお一人での家づくりや、ご両親との同居など3世代での家づくりのご相談が近年増えています。
「私たちも、同じように悩んでいました」—そう語る先輩たちが多くいます。家を建てるタイミングに迷ったら、まずは家づくり学校にご相談ください。
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2.よくある家を建てるきっかけとなるタイミング5選
家を建てるタイミングは、本当に人それぞれ。とはいえ、実際に家を建てた人たちには「そろそろ動こう」と思う“きっかけ”があることが多いものです。結婚、出産、子どもの進学、家賃の負担感など…。人生の節目や変化が「家づくりを考えるタイミング」になることは少なくありません。
ここでは、特に多くの方が家を建てようと決断する5つの代表的なタイミングをご紹介します。
- 結婚をしたとき
- 子どもが生まれるとき
- 子どもが成長したとき
- 家賃が無駄だと感じたとき
- 理想とする家で暮らしたくなったとき
以下で詳しく解説します。
結婚をしたとき
人生の大きな節目である「結婚」は、家を建てるタイミングとして多く選ばれているきっかけのひとつです。
とくに共働き世帯や将来子どもを望む方にとっては、今後の暮らしを見据えた住まい選びのタイミングとして最適です。将来のライフプランに合わせて、間取りや立地、周辺環境をじっくり考え始める絶好の機会とも言えるでしょう。
子どもが生まれるとき
妊娠や出産を機に、「今の住まいでは手狭かも」「子育てに適した環境に移りたい」と感じる家庭も多くあります。
赤ちゃんの泣き声や生活音が気になる集合住宅では、周囲への配慮が必要になることも。こうした日常のストレスを減らすために、戸建て住宅を検討し始める方が増える傾向にあります。家族が増えることで、暮らしの質を見直すタイミングにもなります。
子どもが成長したとき
保育園への入園や、小学校への入学といった節目は家づくりを考える大きなきっかけとなります。
「小学校に上がる前に引っ越したい」「学区を優先してエリアを決めたい」といった声も多く、実際には入学の1〜2年前から情報収集や準備を始める家庭が多いようです。また、子どもの成長に応じた間取りや、周辺の教育環境・交通アクセスを重視して、「子育てしやすい環境」を求める動きも活発になっています。
家賃が無駄だと感じたとき
毎月支払っている家賃が「もったいない」と感じるようになると、「いっそ家を買ったほうがいいのでは?」と考える方が増えてきます。
特に、今後長く同じ地域に住み続ける予定がある場合、住宅ローンの返済と家賃がほとんど変わらないなら「早めに購入して、資産として自分のものにしたい」と思うのは自然な流れであると言えるでしょう。このまま何年も家賃を払い続けるよりも、将来に向けて早めに動くことの方が、精神的にも経済的にも安心につながるケースは多く見られます。
理想とする家で暮らしたくなったとき
「もっと広い家がいい」「収納が足りない」「冬は暖かく、夏は涼しい家に住みたい」「庭付きの家に憧れる」——。
こうした日常の“ちょっとした不満”が積み重なり、「自分たちの理想の住まいを形にしたい」という思いが家づくりの原動力になることもあります。
ライフスタイルや価値観が変わっていく中で、自分たちにとって本当に心地よい家を求めて、新築を考え始める方は少なくありません。
家づくり学校ご利用者の家を建てようと思ったきっかけは?
上記のように、家を建てようと思い立つきっかけは人それぞれです。では実際に「家づくり学校」をご利用いただいた方々は、どんな理由で「マイホームを建てよう」と決意されたのでしょうか?ここでは家づくり学校ご利用者のリアルな声をご紹介します。
家賃がもったいないと考える方や子どもの誕生・成長で賃貸が手狭になったという方が半数以上です。
関東圏は「住まいが古い」が13.3%と多く、建て替え、リフォームが多い傾向を反映しています。
「子どもの進学・転校」は中四国では普遍的な理由のひとつですが、関東圏は建築を検討される年齢が平均41.5歳と高く、「子どもの入学前に家を!」という動機は少ない傾向にあります。
また、「親との同居」を理由に挙げる方の割合が、関東圏は7.2%と、中四国の2.5%に比べて高めなのも特徴的。土地費用が高いエリアのため、土地を購入して新築するよりもリフォームや建て替えなど、今ある家を生かすという選択肢を検討される傾向が強いようです。
実際の「家を建てたきっかけ」は施工実例と一緒にご紹介!
家づくり学校では、実際にマイホームを建てたご家族の「家を建てようと思ったきっかけ」や「家づくりを始めたタイミング」についても詳しく紹介しています。
リアルな体験談は「自分たちの家づくりの参考になる」と好評です!ぜひ気になる実例をチェックしてみてください。
3.金利上昇・価格高騰?外的要因で動くタイミングは注意が必要
家を建てるタイミングは、ライフイベントだけでなく、「金利の動き」や「補助金制度」などの社会的・経済的な“外的要因”に左右されることもあります。
「今なら金利が低いらしい」「補助金が使えるのは今年度まで」といった情報をきっかけに、急に家づくりを意識し始める方も少なくありません。もちろん、時期によってお得に家を建てられることもありますが、外的要因だけで判断してしまうと、のちに「こんなはずじゃなかった…」と後悔するケースも。
そこでこの章では、実際によくある4つの“外からのきっかけ”と、それにどう向き合うべきかを詳しく解説します。
- 住宅ローンの金利が下がったとき
- 住宅価格が上がる兆しを感じたとき
- 補助金や減税制度が使えるとき
- 住宅展示場や広告を見て心が動いたとき
以下で詳しく解説します。
住宅ローンの金利が下がったとき
「今は低金利だからチャンス!」という言葉に背中を押されて家づくりを考え始める方は少なくありません。たしかに、金利が低い時期に住宅ローンを組めば、返済総額を抑えられ、月々の負担も軽くなるというメリットがあります。
ただし、金利の安さだけを理由に動き出すのは危険です。家を建てるには、資金計画・エリアの選定・間取りの検討など、じっくり時間をかけて考えるべきことが多くあります。金利を理由にスピードを優先してしまうと、準備不足のまま進んでしまい、後から後悔する可能性も。
金利はたしかに重要な判断材料ですが、「自分たちは本当に家を建てる準備が整っているか?」という視点を忘れず、冷静に判断することが大切です。
住宅価格が上がる兆しを感じたとき
「住宅価格がこれ以上上がる前に、今のうちに建てておいたほうが得かも…」と考えたことがある方も多いのではないでしょうか。実際、土地価格や建築費の上昇は近年、家づくりを検討する人たちにとって大きな関心事となっています。
しかし、価格の変動は一時的なケースもあり、長期的に見れば上下する可能性もあります。「価格が上がりそうだから今すぐ建てよう」と焦るあまり、納得のいく家づくりができなかった…というケースも少なくありません。
大切なのは、外的な価格変動ではなく「自分たちにとって今が本当に最適なタイミングか」という視点。価格に振り回されすぎず、じっくりと検討して判断することが後悔しない家づくりにつながります。
住宅の価格高騰についてはこちらの記事で詳しく解説しています>>
補助金や減税制度が使えるとき
たとえば「住宅ローン控除」「子育て支援の補助金」「ZEH補助金」などが充実していると、「制度のあるうちに建てたほうが得かも」と感じる方も多いでしょう。実際、数十万円単位の支援が受けられることもあり、家計にとってはありがたい後押しになります。
ただし、制度の利用には申請条件や対象の制限があり、適用できるかどうかはケースバイケース。さらに、「補助金があるから」とスケジュールを無理に早めてしまうと、準備不足のまま進めてしまい、満足度の低い家づくりになるリスクもあります。
補助金や減税制度はあくまで“追い風”であって“軸”ではないということを忘れずに。あらかじめ制度の内容をよく調べたうえで、計画に無理がないかを確認しましょう。
住宅展示場や広告を見て心が動いたとき
休日にふらっと訪れた住宅展示場や、SNS・ネット広告で目にした素敵な間取り・デザイン。そこに「期間限定キャンペーン」などの文字が並ぶと、つい心が揺れてしまいがちです。
こうした出会いが家づくりのスタートになるケースも確かにありますが、「お得感」や「勢い」だけで動き出してしまうと、後で「本当に必要な広さや性能を考えていなかった…」などと後悔してしまうこともあります。キャンペーンや特典に左右されるのではなく、自分たちの暮らしを軸に判断する視点を忘れないように心がけましょう。
★家づくりは無理のない住宅計画を立ててから
金利や住宅価格、補助金制度、広告キャンペーンなどの外的要因は、家づくりにおいてたしかに無視できない判断材料です。しかし、これらはいずれも自分たちでコントロールできない変動要素であることを、あらかじめ理解しておくことが大切です。
家づくりで本当に重要なのは、「いつ建てるか」というタイミングよりも、「どれだけしっかり準備して臨むか」という姿勢です。
将来のライフプランや資金計画、自分たちが大切にしたい暮らしのイメージが明確になったときこそが、自信を持って進められる“建てどき”だと言えるでしょう。
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4.家を建てる時に準備しておきたいこと
「家を建てよう」と決意したとき、多くの方が気にするのは「いつ建てるか」や「どこに建てるか」。ですが、それと同じくらい大切なのが「どれだけ準備ができているか」ということです。焦って動き出すより、しっかりと準備を整えたうえで進めた方が、後々の安心感や満足度がまったく違ってきます。
ここでは、これから家づくりを考えるうえで欠かせない3つの準備ポイントを解説します。どれも今日から少しずつ取り組める内容ですので、今の自分たちに何が足りていて、何が必要なのかを確認するきっかけにしてみてください。
- 貯金をしておく
- 無理のない返済計画を立てる
- 家づくりの基本知識を学ぶ
以下で詳しく解説します。
貯金をしておく
まずは、家づくりに向けた「自己資金の準備」です。住宅ローンを利用する場合でも、頭金や諸費用(登記費用・火災保険・引っ越し費など)として、ある程度の貯金があると安心です。
さらに、家を建てた後には家具や家電の購入、外構工事、定期的なメンテナンス費など、意外と出費が続くもの。「建てて終わり」ではなく、その後の暮らしを見据えて、余裕のある資金準備をしておくことがポイントです。
もちろん、無理のないペースで積み立てることが大前提。家計を圧迫しない範囲で、少しずつ貯金を増やしていきましょう。
無理のない返済計画を立てる
家づくりで失敗しないために最も大切なのが、「いくら借りられるか」ではなく「いくらなら無理なく返せるか」を基準に考えることです。
たとえば、金融機関から「4,000万円まで借りられます」と言われても、それがそのまま“自分たちにとって適正な金額”とは限りません。教育費や車の買い替え、老後の備えなど、これから先に必要なお金を見据えたうえで、返済に無理のない住宅計画を立てることが大切です。
毎月の返済額やボーナス返済の有無などをシミュレーションしながら、長期的に家計が安定するプランを考えていきましょう。
家づくりの基本知識を学ぶ
家づくりは、思い立ったその日から一気に進むような単純なプロセスではありません。土地探し、住宅会社選び、資金計画、間取りの設計、契約、着工、引き渡し…と、多くのステップを一つひとつクリアしていく必要があります。
だからこそ、最初の段階で「何を、どんな流れで進めるのか」をざっくりでも把握しておくことがとても重要です。
たとえば、土地探しひとつ取っても、「住宅会社と一緒に探す」のと「自分で探す」のとでは、進め方もリスクも大きく異なります。また、「間取りは何を優先すべき?」「どんな会社に相談するべき?」といった判断の場面でも、事前知識があるかどうかで意思決定の質が大きく変わります。
今すぐ家を建てる予定がなくても、少しずつでも情報を集めておくことで、いざというときの行動がぐっとラクになります。
家づくりを後悔しないためには、まず「正しい知識」と「しっかりとした準備」が欠かせません。「家づくり学校」では、初心者の方でも安心して学べるセミナーや、今の悩みを整理できる個別相談を無料でご提供しております。
「何から始めればいいのかわからない」「うちの場合、いくらかかるの?」など、些細な疑問もお気軽にご相談ください。
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5.まとめ
家を建てるタイミングに、「これが正解!」という明確な答えはありません。結婚や出産、子どもの成長といったライフイベントがきっかけになることもあれば、金利や価格の動向に背中を押されることもあるでしょう。
ですが、どんな理由であっても、本当に大切なのは「自分たちが納得できる準備ができているかどうか」です。しっかりと貯金をし、無理のない資金計画を立て、家づくりの流れや基礎知識を身につけておく。それが後悔しない家づくりへの第一歩になります。
とはいえ、「何から始めればいいのかわからない」「情報が多すぎて判断が難しい」と感じるのは、むしろ自然なこと。そんなときこそ、「家づくり学校」をご利用ください。
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