HEAT20とは?G1・G2・G3レベルやこれから求めるべき断熱基準を解説
2024.09.20
2023.12.26
急激な電気代の高騰をきっかけに「光熱費がかからない、高性能で省エネな家づくり」への関心が高まっています。
国としても断熱性能の基準を見直したり、長期優良住宅の断熱基準の改正などを行い、更に住宅の省エネ化に拍車がかかっています。
このような状況もあり、高性能住宅や省エネ住宅と関連して「HEAT20」という言葉にも注目が集まっています。
この記事の読んでいる方の中には「そもそもHEAT20ってなに?」「どんな基準・制度なの?」と思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そこで今回は、HEAT20についてわかりやすく解説していきます。
この記事を読んでいただきたい人
- HEAT20について知りたい人
- 冬暖かく夏涼しい快適な家をつくりたい人
- 光熱費のかからない家にしたい人
- どれぐらいの断熱レベルを求めればいいか知りたい人
本記事は、累計23000組以上の家づくりをサポートさせていただいた「家づくり学校」が執筆しています。
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1.HEAT20とは?これからの家づくりに必須な理由をわかりやすく解説
HEAT20(ヒート20)とは「一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」のことです。
英語表記で「Society of Hyper- Enhanced insulation and Advanced Technology houses for the next 20 years」となり、この頭文字を取って「HEAT20」と命名されました。
HEAT20は、環境にやさしく、安心安全・高品質な住宅の実現のため、住宅の温熱環境や、性能、建築耐久性の観点から、 外皮技術をはじめとする設計・技術に関する調査研究・技術開発と普及定着を図ることを目的としています。
研究会は2009年に発足し「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」という名前で活動をしていましたが、現在の名称で社団法人化しました。
この研究会は、住宅建材メーカーや住宅会社をはじめ、住宅に関わる様々な専門家によって構成されています。
また、「断熱グレード(住宅外皮水準)G1・G2・G3」というHEAT20が提案する新しい断熱基準の総称としても使われています。
参考:一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会
HEAT20が提案する断熱基準をクリアするには、省エネ基準のようなUA値(外皮平均熱貫流率)を満たすだけではなく、「室温」や「エネルギー削減率」といった項目もクリアする必要があります。
この基準は、現在国が定めている省エネ基準よりもかなり厳しく設定されており、これから必須となる家づくりの指標として注目されています。
なぜHEAT20の基準は注目されているのか?
なぜ、HEAT20が推奨する断熱基準が注目されているのか、その理由を解説します。
脱炭素化住宅の普及
2020年10月に発表された「2050年カーボンニュートラル」により、国全体として脱炭素に向けて動いています。
カーボンニュートラルは、「温室効果ガスの排出を実質ゼロにする」ことを意味しており、カーボンニュートラル達成のためには、住宅から大量に排出されるCO2量を大幅に削減する必要があります。断熱性能などの強化により「エネルギーのかからない家」にすることが必要不可欠なのです。
そしてこの取り組みは日本だけでなく、世界の主要各国が脱炭素化に向けて目標を掲げられている通り、HEAT20による高い断熱性能基準の策定は、このような環境問題への対策としても注目が集まっています。
国際的に住宅の省エネ化が低水準のため
HEAT20のG1、G2、G3が作られた背景には、日本の住宅の断熱性能基準の低さに問題があったためです。当時の日本最高レベルは、諸外国と比べてかなり低いレベルにありました。
国が定める省エネルギー基準は、現在「断熱等性能等級4」から「断熱等性能等級7」まであり、「等級4」をクリアすることが2025年4月から新築住宅に義務化される予定です。
等級4よりも断熱性能の高い「断熱等性能等級5」「断熱等性能等級6」「断熱等性能等級7」が新設されるまでは、等級4が国の定める断熱性能の最高レベルでした。
更にこの基準をクリアすることは義務ではなかったため、日本では低断熱性能の冬寒く夏暑い光熱費がかかる家が大量に供給されてきました。
HEAT20では、2009年時点から快適で省エネに暮らすために必要な高い断熱性能の指標が作られ、結果 高性能な住宅の普及が進んできたことで注目が集まっています。
HEAT20やZEHなどの知識をはじめとした
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これから求めるべき断熱性能や断熱等級については以下の記事で解説しています。
関連記事>>『断熱性能はどこまで必要?これから求められる『断熱等級6』について解説!』
HEAT20とZEHとの違い
「ZEH(ゼッチ|ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)」とは、エネルギー削減、省エネ化のために国が定めた施策です。
HEAT20とは異なり、ZEHは「断熱」「省エネ」「創エネ」によって年間の一次エネルギー消費量を正味ゼロ以下にする住宅を指します。
住宅で使われているエネルギーを削減するという点は同じですが、ZEHとHEAT20では断熱性能の基準(UA値)などが異なります。
ZEHは住宅の省エネルギー性に関する施策ですが、ZEHの基準は必ずしも快適で省エネに暮らすための基準ではないことに注意しましょう。
例えばZEH基準の断熱性能は、住み心地・光熱費削減の点で見ると低く、その他 快適・省エネな家を実現するには不可欠な要素である気密性能はZEH取得のための基準には含まれていません。
つまり、気密性能が十分に満たされていない隙間だらけの家でもZEHになるということです。
国の住宅施策の認定を受けることは大切なことですが、「冬暖かく夏涼しい快適な暮らしがしたい」「光熱費がかからない、お財布に優しい家にしたい」といった要望がある場合は、それらを実現できる性能値で家づくりを進めていきましょう。
断熱性能と併せて大切な「気密性能」については下記の記事をご確認ください。
2.HEAT20 G1・G2・G3レベルと8つの地域区分
家を建てる時、どのぐらいの断熱性能を求めれば良いか迷ってしまうこともあると思います。
この章では国が定める基準とHEAT20が定める基準を取り上げ、これからの家づくりで必要となる断熱性能について解説します。
HEAT20と省エネ基準の地域区分
「省エネ基準」とは、日本を8つの地域に分け 各地域ごとに定めた「UA(ユーエー)値」と「ηAC(イータエーシー)値」をクリアした上で、設備機器も含めた住宅全体の省エネ性を評価するための基準です。
- UA値 : 住宅全体の熱がどれくらい“逃げやすいか”を示す値。UA値が小さいほど熱が逃げにくく、断熱性能の高い住宅ということになる。
- ηAC値 : 窓から直接入る日射による熱と、窓以外から日射の影響で熱伝導により入るする熱を評価した冷房期の指標。
図:省エネルギー基準 8つの地域区分とUA値とηAC値の基準 ※タップで拡大することができます。
引用:住宅・建築SDGs推進センタ―
上記のUA値とηAC値の数値は、2025年4月から原則全ての新築住宅に対して適合が義務化される基準である「等級4」です。
快適で住み心地のいい住宅にするためには、等級4の断熱性能で満足するのではなく、HEAT20の断熱性能の基準を目指していく必要があります。
断熱性能はHEAT20 G1・G2・G3でどのぐらい異なる?
図:8つの地域の断熱等性能等級とHEAT20 G1・G2・G3の基準 ※タップすると拡大できます。
上の図のように断熱性能の指標には国が定めた住宅性能表示制度による基準とHEAT20 G1・G2・G3があります。(断熱等性能等級6はHEAT20 G2を、等級7はHEAT20 G3を参考にしています。)
先述した通り「等級4」は快適で省エネに暮らすための基準としてはかなり低いレベルにあります。
これまでの日本ではこの基準をクリアする義務もなかったため、低い断熱性能で冬寒く夏暑い光熱費のかかる家が大量供給されてたという背景があります。
このような状況を変えようと2022年4月に省エネ基準(等級4)を上回る「断熱等性能等級5」(ZEH水準)を新設し、同年10月にはさらに断熱性能の高い「等級6」「等級7」を新設しました。
遅くとも2030年までには適合義務化の基準を「等級4」から「等級5」に引き上げることが予定されています。
つまり、これから建てるなら最低でも「等級5」はクリアしている必要があります。
そして、快適で省エネな家にするならHEAT20のG2(等級6)以上をおすすめします。
下記でHEAT20 G1・G2・G3でどのような違いがあるかレベルごとに解説します。
HEAT20 G1・G2・G3の室温の違い
断熱性能にはレベルがあり、どの基準で建てるかによって室温は大きく変わります。
HEAT20では、断熱レベル・地域ごとの暖房期の最低気温なども指標として設定されています。
断熱基準/地域区分 | 1・2地域 | 3・4・5・6地域 | 7地域 |
省エネ基準(断熱等級4) | 概ね10℃を下回らない | 概ね8℃を下回らない | |
HEAT20 G1 | 概ね13℃を下回らない | 概ね10℃を下回らない | |
HEAT20 G2(等級6相当) | 概ね15℃を下回らない | 概ね13℃を下回らない | |
HEAT20 G3(等級7相当) | 概ね16℃を下回らない | 概ね15℃を下回らない | 概ね16℃を下回らない |
表:HEAT20が断熱レベルごとの暖房期の最低室温を目安として示したものに、国の基準である断熱等級6・7を併記したもの
図:断熱基準の8つの地域区分
引用:HEAT20の家 ―⼿に⼊れよう豊かなくらし―
欧米の多くの国々では風の室温を暖かくすることを推奨しており、イギリスでは室温が18℃未満になると健康リスクが高まるとされ、リスクの高い建物には改善命令が出されるなど徹底されています。
また、世界保健機関(WHO)の住宅と健康に関するガイドラインでも、冬季の最低気温を18℃以上としています。
一方、日本ではまだまだ室温に対する認識が低く、起床時の室温が10℃を下回っている家も少なくありません。
しかし、長く健康で暮らすためには適切な室温が不可欠です。
上記表の通り、2025年度に義務化予定の省エネ基準(断熱等級4)では「概ね8℃を下回らない」としており、このレベルでは残念ながら十分な室温を保てないことがわかります。
ここで、断熱性能の違う家の温熱環境をサーモグラフィで撮影したものを紹介します。
◆HEAT20 G2程度で建てられた断熱性能の高い住宅
HEAT20 G2レベルの断熱性能があれば、外気温の影響を受けにくく家全体が一定の室温に保たれます。家のどこにいても暖かく、快適に過ごすことができます。
◆断熱性能の低い住宅
断熱性能が低いと、暖房していない部屋は外気温に影響を受けて冬は室温が下がるため、暖房している部屋との温度差が大きくなってしまい、ヒートショックを起こすリスクが高くなってしまいます。
健康で暮らせる家にするためには、「室温」という基準で断熱レベルを選ぶことが必要になります。
国が推奨するZEH基準を上回る断熱性能を実現する住宅会社をご紹介できます
→家づくり学校 個別相談はこちらから
3.HEAT20の基準をクリアする3つのメリット
HEAT20の基準をクリアすることでさまざまなメリットがあります。
以下がHEAT20の基準を満たす大きなメリットです。
①冬暖かく夏涼しい快適な家になる
HEAT20の基準をクリアするということは、十分な断熱性能を満たした住宅であるということです。
室温を一定に保つことができ、真冬・真夏も快適に過ごすことができます。
HEAT20 G2レベルであれば、冬は最低室温を13~15℃に保つことができるので、急激な温度の変化が原因で引き起こされるヒートショックのリスクを軽減できます。
②光熱費を抑えられる
少ない冷暖房費で部屋中を暖かくできたり涼しくすることができるので省エネにも繋がります。
昨今の電気やガス代の値上がりを受け、これからの家づくりでは断熱性能を高めて「光熱費のかからない家」にすることが求められます。
③結露やカビを抑制できる
結露やカビは住宅の表面温度の低下などが原因で発生します。
断熱性能の高いHEAT20基準の住宅では、表面温度を高く保ち結露やカビの発生を抑制できるため、結露が原因で発生するぜんそくやアトピー性皮膚炎の改善防止などにつながることも期待できます。
しかし、結露は表面だけでなく、壁の内部でも発生し、壁の中で発生した結露(内部結露)は家を腐食させる原因にもなります。
内部結露の防ぎ方を踏まえた、これから建てるべき高性能な住宅については下記のコラムで解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
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4.HEAT20の基準に対応できるハウスメーカー・工務店5選
本章ではHEAT20の基準に対応できるハウスメーカー・工務店をご紹介します。
ご紹介する住宅会社はあくまでも数多くある会社の一例ですが、これからの家づくりにお役立てください。
会社名 | 特徴 |
タマホーム | 「ダブル断熱工法」で夏も冬も快適に |
ミサワホーム | 光熱費を抑えて環境にも貢献 脱炭素社会実現に不可欠なZEH住宅を推進 |
ダイワハウス | 重量鉄骨で繰り返す地震に耐え、プランの自由度を高く |
セキスイハイム | 未来の家「スマートハイム」で 環境に優しく経済的な暮らしを実現 |
一条工務店 | 性能を追求するハウスメーカー 床暖房を標準使用 |
同じハウスメーカーや工務店でも様々なグレード・プランを持っている会社があります。
ご検討の際には自分たちが「どんな仕様で家づくりをしたいのか」といったことを明確にしながら進めていきましょう。
住宅会社選びで迷ったら「家づくり学校」にぜひお越しください。
\ 知りたい住宅会社の生の情報がありました /
5.HEAT20 G2以上対応!断熱性能にこだわりがある工務店10選
「工務店でHEAT20 G2の高断熱住宅を建てたい!」と思っていても、工務店の数は非常に多く、どんな家づくりをしているか表面的な情報では見分けるのが難しいものです。
そこで本章では「家づくり学校」が断熱性・気密性などを詳細にヒアリングし、直接現場を体感して確かめた、技術力の高い工務店をご紹介します。
ぜひ、これからの家づくりの参考にしてみてください。
サンエム建設【埼玉県】
- 住所:埼玉県ふじみ野市大井中央2-11-2
- 電話番号:049-264-3170
- 営業時間:9:00~18:00
会社の特徴
子供と一緒に楽しく暮らせる安心、健康の家への取り組みをされているサンエム建設。
HEAT20 G3レベルで、C値0.2㎠/㎡を実現。パッシブデザインも取り入れ、快適性・省エネ性をとことん追求した家を提案しています。
お部屋の臭いを吸着してくれる漆喰を使用するなど、自然素材もこだわっています。
松尾建設【湘南エリア】
- 住所:神奈川県茅ヶ崎市東海岸南3-1-15
- 電話番号:0467-85-7118
- 営業時間:10:00~19:00
会社の特徴
全棟で気密測定を実施し、高気密・高断熱の省エネで夏涼しく冬暖かい快適な家づくりを実現しています。
また、自然素材や造作家具など、デザインにもこだわった家づくりを得意としています。
家本体や外構の他、土地造成なども全て自社で一貫して行うのも強みです。
望月建業【山梨県】
- 住所:山梨県笛吹市石和町上平井844-3
- 電話番号:055-263-1234
- 営業時間:8:00~19:00
会社の特徴
専属大工10名以上と卓越した職人集団を抱える地域工務店です。
構造材には全て天然木材を採用し、自由設計から規格住宅まで、木の特性を生かして部材を選定します。
自ら木を刻む職人が手掛ける住宅で、木の息吹に包まれた住まい手にとって価値のある木の家を実現してくれます。
日置建設【兵庫県】
- 住所:兵庫県明石市大久保町江井島1748-2
- 電話番号:078-936-4320
- 営業時間:8:00~17:00
会社の特徴
自然素材にこだわりながら、断熱性や気密性、耐震性を高めることで、健康で快適、安心の家づくりを提案してくれます。
全棟で構造計算と気密測定を実施することで性能を担保してくれるところも魅力的です。
ビオラホーム【兵庫県】
- 住所:兵庫県姫路市日出町3丁目18-2
- 電話番号:079-239-2020
- 営業時間:9:00~18:00
会社の特徴
「性能」「デザイン」「コスト」はどれも家づくりに大切な要素であると考え、建築家との家づくりをコストを抑えて実現しています。
気密測定は全棟実施し、C値0.4㎠/㎡、断熱性能もHEAT20 G2レベルの高気密高断熱住宅です。
まきび住建【岡山県】
- 住所:岡山県岡山市南区浦安本町89-9
- 電話番号:086-264-3133
- 営業時間:8:00~17:00(水曜定休)
会社の特徴
コストを抑えて性能面・機能面を重視した家づくりを手がける地域密着型の工務店です。
緻密な計算を行い、適材適所の部材配置を行う設計手法で、コストを抑えながらもパッシブデザイン住宅を実現します。
また、地域密着の強みを活かした不動産部隊もあり、土地の相談にも乗ってもらえます。
プランサーバー【広島県】
- 住所:広島県福山市沖野上町6-2-28
- 電話番号:084-920-8930
- 営業時間:9:00~18:00
会社の特徴
高気密・高断熱に基づく瀬戸内の気候に適したパッシブ設計で、エコ&快適、健康に暮らせる家を提案してくれます。
断熱性能はHEAT20 G2、G3を標準とし、予算や希望に合わせてグレードの選択が可能です。
きよかわ【広島県】
- 住所:広島県広島市安佐北区可部2-13-31
- 電話番号:082-815-6080
- 営業時間:9:00~18:00
会社の特徴
断熱性能はHEAT20 G2レベルを標準とし、気密性能は全棟気密測定を行い、C値0.5㎠/㎡以下を保証します。
パッシブデザインを取り入れ、冬は窓の位置を計算して日射取得、夏はきよかわオリジナルのRの軒を大きくとるなどして日射遮蔽をしています。
田中工務店【香川県】
- 住所:香川県高松市上天神町686-1
- 電話番号:087-869-7703
- 営業時間:10:00~17:00
会社の特徴
性能重視の家づくりにこだわり、HEAT20 G2レベルの高性能な家づくりに取り組んでいます。
気密測定も全棟で実施しており、事務所兼モデルハウスでその住み心地を体感できます。
スタッフは現場を知り尽くした現場監理のプロで、高品質な住まいをかなえてくれます。
ミヤホーム【愛媛県】
- 住所:愛媛県松山市土居町1000-4
- 電話番号:089-905-1579
- 営業時間:9:00~18:00
会社の特徴
高気密高断熱は必須条件と考え、全棟HEAT20 G2以上、C値0.3㎠/㎡を平均に家づくりを行います。
また漆喰や無垢材なども積極的に取り入れ、調湿性の高い家を実現してくれます。
耐震等級3+制震筋交いダンパーで安心・安全な家にしてくれるのも魅力的です。
ここではHEAT20 G2以上の断熱性能にこだわりをがある工務店をご紹介しました。
上記で取り上げた工務店はあくまでも一例です。「家づくり学校」では地域ごとにご家族それぞれにあった住宅会社をご提案・紹介しています。
これから家づくりをお考えの方は、まず個別相談へお越しください!
★個別相談はオンラインでも!
まずは学びたい!という方は無料セミナーにご参加ください。
6.まとめ
今回はHEAT20についての概要や、これからの家づくりで求めるべき断熱性能、HEAT20の高い基準に対応したハウスメーカー・工務店を解説しました。
- HEAT20(ヒート20)とは「一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」のこと。「断熱グレード(住宅外皮水準)G1・G2・G3」というHEAT20が提案する新しい断熱基準の総称としても使われている
- HEAT20の高い基準は脱炭素化住宅の普及といった面でも注目を浴びている
- HEAT20が提案する基準はUA値を満たすだけではなく「室温」や「エネルギー削減率」といった項目もクリアする必要がある
- 快適で省エネな家にするならHEAT20のG2以上がおすすめ
- G2レベルであれば室温は13~15℃に保たれ「快適」「省エネ」「健康」といった面で大きなメリットに繋がる
「家づくり学校」ではHEAT20の高い基準を満たした住宅会社の情報を幅広く取り揃えており、ご予算・ご要望に合わせてご提案・紹介させていただきます。
そして、高性能な家の体感・見学をする機会も設けています。
家づくりでお悩みなら「家づくり学校」へお越しください!