【土地の見極め方】大規模盛土造成地をチェック
2024.01.16
2021.05.08
土地探しをする際にハザードマップを確認するのはもはや定番、、常識となっているように思いますが、ハザードマップもいろいろあります。「○○(自治体)ハザードマップ」と検索して出てくる行政が公表しているマップで確認するのが第一ですが、今回は特に「大規模盛土造成地」についてお話します。
大規模盛土造成地とは
盛土造成地の中でも「盛土の面積が3,000㎡以上」のものと「元々の地面の傾斜が20度以上で、そこに盛った盛土の高さが5m以上」のものを大規模盛土造成地と言います。
盛土はまったく珍しいものではなく、盛土造成地自体は身の回りにあふれています。
▲例えばこの写真の土地に家づくりする場合、フラットにするために斜線の高さまで土を盛って、盛った土が横に流れないようにグルッとブロック塀で囲む造成工事をする必要があります。
阪神淡路大震災や東日本大震災などの実例を通して、大規模な盛土造成地で地滑り的変動(滑動崩落)が生じたというデータが取れています。特に1970年代以前に造成されたものと、造られた年代も大きく関係していることが分かっています。
「大規模盛土造成地 調べたい自治体」で検索
例えば「大規模盛土造成地 明石」「大規模盛土造成地 神戸」と検索したら、その自治体のマップがでてきます。
このマップで分かるのはそこが山や谷を埋めた造成地だということです。どの程度の地震で滑落する恐れがあるかなどの危険度を表したものではありません。あくまで参考までにという感じです。
家づくりにしろ、土地探しにしろ大切なのはバランスですので、洪水や地震、津波や台風など多角的に調べていただけたらと思います。マップ上だけで安全を確認するのではなく、例えば災害の中でも比較的起こりやすい大雨による浸水の起こりやすさは現地の人に聞くのが一番です。直接聞きにくい場合は、住宅会社の方や検討地の近くの不動産会社さんに訪問して情報を集めるのもいいと思います!
私は家を建てる側の立場ではなく情報発信する人なので、○○すべき!こういう理由で○○を採用した方がいい!と具体的な良し悪しは言えませんが、(むしろ住宅会社さんでは○○すべき!という想いが会社の個性になりますので積極的に聞いて、自分との相性をはかってください)一応私ならこうするかな、といういち消費者としての意見は持っています。
体感だけは数多く行かせていただいておりますので、家づくり学校にお越しいただけたら、直接個人の感想もお伝えさせていただきます(∩´∀`)∩
自分達の答えは自分達でしか見つけられませんが、家づくり学校ではその手助けを精一杯させていただきますので、どうぞご活用ください。
家づくり学校でできること
- 家づくりで後悔しないための基本知識のレクチャー
- ムリのない予算を一緒に考え、お金の不安を解消
- お客様一人ひとりに合った住宅会社を紹介