共働き夫婦のお金の管理、あなたはどのタイプ?
2023.10.25
2022.03.18
マイホームを考えるにあたって、まずするべきは「家計の状況の把握をする」こと。今は、ご夫婦で住宅ローンを組まれることも多く、その時になって初めてお互いの貯蓄の状況がわかったというケースも多く見受けられます。それぞれが自由にお金を使っていた独身時代とは違って、結婚後のお金の管理方法に頭を悩ます方も多いです。
そこで、共働き夫婦のお金の管理方法についてご紹介いたします。管理方法のパターンは大きく分けて2つ
⭐全体管理型
収入や支出、貯蓄など、全てのお金の管理をご夫婦のどちらかがまとめて管理するやり方です。妻が管理して、夫は小遣い制にしているケースなどが多いのではないでしょうか?
このケースの場合
〇家計管理が得意な方が担当すれば、ストレスも少なく管理もラク
〇管理者が明確なため貯蓄状況が把握しやすくなり、貯蓄も貯まりやすい傾向にある
ただし、
✕一方に管理を任せっぱなしになると、不満が生じる原因になることも
⭐財布(口座)個別型
ご夫婦それぞれが別々の財布(口座)で管理するやり方です。共働き夫婦のご家庭では特に多く見られます。
パターン①一部共通財布型
・生活費や家賃・光熱費など共通している費目をお互いの収入に合わせて一定割合ずつ負担、それ以外の費目は夫婦別々に管理するパターン
・家賃・光熱費は夫が負担、生活費は妻が負担というふうに費目別に分担して負担、それ以外は夫婦別々に管理するパターン
このどちらのやり方であっても、
○お互いに自由に使えるお金は多くなります。
○お互いに自分の収入を知らせる必要もありません。
ただし、
✕相手の家計、貯蓄に無関心になりやすい
マイホーム購入など、いざ、まとまったお金が必要!となったときに相手に貯蓄が全くなかったことが発覚?予定を大きく変更することに・・・なんてことも考えられるので注意が必要です。
パターン②一方が全額負担型
夫婦それぞれに支出担当と貯蓄担当といった具合に役割分担して財布(口座)を管理するパターン(多いのは夫の収入で生活、妻の収入は基本貯蓄というケース)
〇夫の収入の範囲内でやりくりするので管理がしやすい
〇貯蓄状況が把握しやすいため、貯蓄も貯まりやすい傾向にある
〇妻の産休・育休など収入減にも対応しやすい
ただし、
✕主導権がどちらかに偏りやすいため、不満が生じる原因になることも
❓家庭を円満に!上手に貯蓄したい!場合、どのパターンがいいの?
管理方法はご家庭にあったやり方でいいと思います。
大切なことは
✅夫婦でしっかり話し合うこと
✅支出や貯蓄の状況の透明性を持たせて、家計の状況を共有すること
✅ご家族の状況に合わせて、管理方法も変化させていくこと
ご夫婦のみのご家庭から、子どもが生まれた、マイホームを持った等ご家族の状況は変化していきます。それに合わせて管理方法をご家庭でしっかり話し合って決めることが大切です。
どうしても収入を知られたくない!という場合でも・・・せめて、
・貯蓄目標(いつまでに、いくら貯める)
・現在の貯蓄状況
だけでも、ご夫婦で共有しておいていただきたいと思います。
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