さっそく2022年度住宅ローン減税についての相談がありました。
2023.10.25
2022.01.08
明けましておめでとうございます?
昨年はコロナで始まってコロナで終わりましたが、残念ながら今年もコロナで始まっちゃいましたね?
昨年12月に2022年度の与党税制改正大綱が決定したことが発表されてから、改正後の住宅ローン減税に関する相談が立て続けにありました。
いずれも、相談内容は「自己資金の使い方」「住宅ローンの借り方」に関してです。
控除率0.7%より借入金利の方が低かった場合、逆ざやが発生することがあります。それであれば、自己資金を使うより住宅ローンを利用した方がいいの?気になりますよね。。。
そこで、シミュレーションしてみますね?
(例)
借入額:4,000万円
借入期間:35年間
返済方法:元利均等
建物は長期優良住宅
⭐金利 :0.375%(M銀行)
13年間の支払利息合計:160万円
13年間住宅ローン減税額:294万円
294万円(減税額)-160万円(利息額)=134万円
減税額の方が134万円多くなります。
ですが、住宅ローンを利用した場合、いろいろな諸経費が必要となってきます。
※諸経費は金融機関によって違いがあります。
①融資取扱手数料:借入額×2.2%→88万円
②保証料は利息に含まれるため不要
③保証会社の事務手数料:3.3万円
④抵当権設定関係費用:約15万円
諸経費合計:106.3万円
134万円-106.3万円(諸経費合計)=27.7万円
⭐金利:0.527%(R銀行)
13年間の支払利息合計:226万円
13年間住宅ローン減税額:296万円
296万円(減税額)-226万円(利息額)=70万円
①融資取扱手数料:一定→33万円
②保証料は不要
③抵当権設定関係費用:約15万円
諸経費合計:48万円
70万円-48万円(諸経費合計)=22万円
✅住宅ローンを利用した際の諸経費はチェックしておいた方がよさそうです。
上記の諸経費以外に
つなぎ融資は必要か?つなぎ融資にかかる費用はいくらか?
紙の契約書を利用した場合、印紙代が必要。電子契約なら印紙代は不要
✅今後の金利動向は要チェック
控除率0.7%以下の借入金利となりますと「変動金利」を利用することになります。金利の動向次第では、繰上返済の時期を早めることになるかも・・・
✅今回の改正内容で控除額が一番大きくなるのは「認定住宅」
高性能・省エネな住宅は単価は高くなりますが、
⭐減税効果が大きい
⭐光熱費などのランニングコストを抑えることができる
⭐家の快適性を上げることができる
先ずは「家づくり」について学びましょう!
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