変動金利を検討中。あなたはどのタイプ?
2023.10.25
2021.11.12
今、住宅ローンを組む際に「変動金利」を選ばれている方が多くなりました。
住宅金融支援機構の調査結果でも約70%近くの方が「変動金利」を利用したと答えていらっしゃいます。
ここで簡単におさらい「変動金利」とは?
【特徴】
・金利は半年に1回見直される
・返済額は5年に1回見直されるが、その変動幅は従前の返済額の1.25倍までとなる
・金利が上昇すると借入残高が減らない事態が起こりうるのみならず「未払利息」が発生する場合がある
✅変動金利のメリットは「低金利」
✅変動金利のデメリットは「金利が上がれば返済額が増えるリスクがある」
今までFP相談を受けてきた中で、変動金利を積極的に選ばれる方は、だいたい、次の3つのタイプに分かれるなぁ~と感じていました?
⭐タイプ①:危険度(ゼロ)
自己資金がしっかりあって住宅ローンの借入を必要としていない人
このタイプの方は、そもそも住宅ローンを借りる必要はないのですが「住宅ローン控除(減税)」の恩恵を受けたいために、あえて低金利の住宅ローンを利用しています。ですから、いつでも完済できるので不安はありません。
⭐タイプ②:危険度(低)
自己資金があり、リスクに対する意識が高い人
このタイプには慎重な方が多いため、ライフプランをしっかり考え、年間貯蓄額から繰上返済可能額を想定して金利の上昇に対応できるかを検討されてから決められます。セミナーや資金計画相談にも積極的に参加され、変動金利のメリット・デメリットを熟知したうえで「変動金利」を選択されます。
⭐タイプ③:危険度(高)
家賃並みで家を購入できるのであれば購入してしまおうと考える人
毎月の返済額の低さだけに目を向け、今後のライフプランも深く考えず、なんとかなると思って勢いだけで住宅購入を決めてしまいます。資金計画相談を受けられることもなく、勧められるままに「変動金利」を選択されています。
タイプ③の方は、返済が大変になってから相談に来られることが多いです。でも、残念ながら、そうなってからでは効果的な対応策を講じるのはとても難しくなってきます。
「変動金利」を選択するかどうかにかかわらず、住宅ローンを組むときにするべきことは、
①現在の家計状況を整理する
②今後のライフプランを考える
③住宅ローンの基本的な知識を持つ
ぜひ、家づくり学校の『FPセミナー』『FP個別相談』をご活用ください!
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