意外と知らなくてスルーしてしまいがちな「元利均等返済」「元金均等返済」って?
2023.10.23
2021.05.28
住宅ローンの返済額や完済までに支払う利息の合計額は、次の3つの条件によって違ってきます。
①金利
②返済期間
③返済方法
①金利
金利は、基本、低い方が支払う利息の総合計額は少なくてすみます。
②返済期間
返済期間は、基本、短い方が支払う利息の総合計額は少なくてすみます。
ここまでは、ほとんどの方がご存知だと思いますが、③の「返済方法」って何?と思われる方も多いのではないでしょうか?
住宅ローンの返済方法には次の2つがあります。
・元利均等返済
・元金均等返済
元利均等返済とは?
毎月の返済額が一定となる返済方法です。
⭐メリット
返済額が一定のため、家計収支の計画が立てやすくなります。
⭐デメリット
「元金均等返済」と比べて総支払利息合計額が多くなります。
元金均等返済とは?
元金の返済額が一定となる返済方法です。
毎月の返済額は、返済が進むにしたがって少なくなってきます。
⭐メリット
「元利均等返済」と比べて総支払利息合計額が少なくてすみます。
早く借入残高が減っていくため、先々の返済負担を軽減することができます。
⭐デメリット
返済開始当初の返済額が「元利均等返済」と比べて高くなり、負担が大きくなります。
(例)
借入額:3,500万円 借入期間:35年 金利:年1.3%で試算した場合、
総支払利息は、
元利均等返済:8,582,693円
元金均等返済:7,981,281円
その差は? 601,412円となります。
総返済額が抑えられるいう理由で「元金均等返済」を選びたいと思われる方も少なくないと思います。たしかに無理のない借入額で、当初の返済額も無理がないという方には元金均等返済の方がお得と言えます。
でも、まだお若く収入もそれほど多くない、お子様の教育資金もこれから必要という世帯の多くは、月々の返済額が変わらず返済計画が立てやすい点、当初の返済額を抑えることができる点から考えて、無理をしない「元利均等返済」を選択されていらっしゃいます。
それぞれのメリット・デメリットを把握し、将来のライフプランを考えて、自分たちに合った返済方法を選んでいただきたいと思います。
✅「元利均等返済」「元金均等返済」ともに、借入後に返済方法を変更することはできません。
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