住宅ローンの返済期間は35年が普通なの?
2023.10.23
2020.09.14
住宅ローンの返済期間を考えるとき、まず頭に浮かぶのは「定年退職までに完済したい」ではないでしょか?つまり、収入のあるうちに返済を終えたいということです。仮に65歳を定年とすると、30歳の人なら返済期間は35年、35歳の人なら30年、40歳の人なら25年という考え方です。
では、本当に定年までに完済にこだわる必要があるでしょうか?
返済期間を短くするメリット
・総支払利息を減らせる
・定年退職後の返済という精神的な負担を軽減できる
・変動金利や短期固定期間を選択した場合、金利の変動リスクを抑制できる
返済期間を短くするデメリット
・毎月の返済額が増える
・同じ収入でも借り入れできる金額が少なくなる
・返済期間を後から長くすることはできない
返済期間を短くする注意点
初めに設定した返済期間を後から長くすることは、よほどのことがない限りできません。再審査が必要になってきますし、金融機関に相談しても必ず応じてくれるという保証はありません。
例えば、病気やケガ、会社の業績の悪化などで収入が一時的に減ってしまった、教育費の増加などで支出が増えてしまった、そんな状況の中でも住宅ローンの毎月の返済は続くのです。
住宅ローンは、
短く借りると後から長くはできません!
ですが
長く借りておけば後から短くすることはできます!
つまり、長く借りておいても繰り上げ返済をすることで返済期間を短くすることはできるのです。繰り上げ返済をすることで返済期間を短くすることができれば、先ほどの短期間返済のメリットも生きてきます。
返済期間を上限いっぱいまで引き延ばす必要はありませんが、定年までの完済にこだわる必要もないように思います。返済期間は、毎月の返済が無理のない金額になるように設定することが大切なのではないでしょうか?ちなみに、返済期間は1年単位で決めることができます。
それでも「定年退職後も返済が続くのは不安」という方
65歳の定年退職時点で、
①あと1,000万円住宅ローンは残っているが、預金が1,000万円ある
②住宅ローンは完済したが、預金はない
どちらが安心ですか?住宅ローンに関して無理は絶対に禁物です!!
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