市街化調整区域の土地を買いたい!
2023.07.20
2018.06.14
土地情報サイトで予算に合った土地を探していたら、急に広くて安い物件を見つけた!なんてことはありませんか?エリアの相場と比べると明らかに価格が安いのに広い!となると、どうして安いの?と気になりますよね。その条件のひとつが「市街化調整区域」です。
市街化調整区域とは
市街化調整区域、または12号の土地(34条12号と書かれることも)(以下、調整区域)は、簡単に言うと市街化(家をや建物を建てること)を調整(規制)している区域のこと。誰でも家を建てていい、売買していいというものではありません。一般消費者が家を建てるために土地探しをしていると、冒頭のように調整区域と出会うわけですが、安くて大きな土地をみつけたら、調整区域や12号という明記がないか確認してみましょう!
この12号とは条例の数字からきています。例として、川越市の調整区域の売買についてのページを見てみましょう。→リンク
非常にわかりにくいですね…。この中で重要なのは
第四条 一、ロ 本市又は本市に隣接する市町の市街化調整区域に二十年以上居住する親族を有する者が、既存の集落において自己又は自己の親族が所有する土地において行う開発行為
この部分です。販売されている調整区域の購入条件に関係します。
誰が買えるの?
つまり、川越市の調整区域を買うならば
川越市 日高市 鶴ヶ島市 坂戸市 川島町 上尾市 さいたま市(西区) ふじみ野市 富士見市 三芳町 所沢市 狭山市
いずれかの市の「調整区域」に20年以上住んでいる親族6親等、婚姻3親等以内の親族がいる場合に購入ができます。婚姻3親等とは、土地を購入するのが夫名義であるなら、妻方の3親等という意味です。
市街地調整区域の土地の探し方は?
自分で調べるのであれば調整区域だけを探すのは逆に難しいです。
調整区域だけを集めたデータなどはあまりないので、土地探しのサイトで検索する中で出てきます。
その他「市町村名、調整区域、土地」で検索すると、まとめて出てくる場合もあります。
調整区域が買えればいい土地が安く買える?
調整区域の購入条件をクリアできるならいい土地が安く買える、とも言えません。
農地など大きなものを市街化するのが調整区域なので、市街地から離れた郊外にあることが多いです。また、大きすぎる土地が多いこともよくあります。大きすぎる土地は整地や外構に予算がかかります。必ずしも大は小をかねる、ではありません。それと、農地を宅地に変更する場合には、変更に手続きと諸費用もかかります。
結局は気に入る土地があるかどうかなので、希望にあうかどうかを見てみてくださいね。
土地探しは相場観を身に付けるためにも、エリアを絞って自分で調べるのはとても有意義です。ですが、購入前に必ずプロの目で確認することが何より大切!
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