持ち家と賃貸、どっちがお得?
2023.10.23
2020.03.02
「家賃がもったいないから、家を建てたい」とよく言われます。「持ち家」と「賃貸」どちらがお得なのか?正直、単純に比較することは出来ないのですが・・
例えば、35歳で家を購入して50年間(85歳まで)住んだケースと35歳から50年間家賃を支払い続けたケースでざっくり考えてみます。
◆家を購入
購入時の現金支出 →300万円
住宅ローン 借入額:3,000万円(金利 1.3%固定金利、返済期間35年間、元利均等払い)
総支払額 →約3,735万円
メンテナンス積立金:1万円/月 →600万円
固定資産税等税金:15万円/年 →750万円
火災保険:30万円/10年間 →150万円
30年後、リフォーム費用 →300万円
50年間合計 :約5,835万円
◆賃貸
子どもが小さい当初2年間の家賃:7万円 →168万円
家族が増えた3年目~30年目の家賃:10万円 →3,360万円(この間、1回引っ越し)
子どもが独立後20年間の家賃:7万円 →1,680万円
敷金・礼金・仲介手数料・引っ越し費用:30万円 →90万円
更新料:2年に1回家賃1か月分 →約193万円
火災保険料:1万円/年 →50万円
50年間合計 :約5,541万円
かなりざっくりでゴメンなさいですが、思っているほどの差はないのかな?
もちろん、持ち家にしたら固定資産税や修繕費にどのくらいかかるかはわかりませんし、賃貸にしても将来の賃料がどのくらいなのかはわかりませんので、どちらがお得かの予想は難しいと言わざるをえません。
費用面で大きな差がないのであれば、どちらが自分たちの生活スタイルに合うのか?それぞれのメリット・デメリットを考えて選んでいただくのがいいのではないでしょうか。
持ち家
メリット
- 資産として残せる
- 間取りや内装・インテリアを自由にアレンジできる
- 老後の住まいの心配がない
- 住宅ローンを完済すれば負担が軽くなる
デメリット
- 気軽に住み替えができない
- 建物や設備を自分で修理しなければならない
- 固定資産税等、維持コストがかかる
- 購入時の費用負担が大きい
賃貸
メリット
- 家族の状況に合わせて住み替えができる
- 賃料以外の維持コストがかからない
- 建物や設備を自分で修理する必要がない
デメリット
- 内装を勝手に変えられない
- 資産として残らない
- 家賃を一生払い続けなければならない
- 年齢・収入状況によっては、借りるのが難しい場合もある
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