憧れだけで進めないで!~平屋編~
2023.09.16
2020.01.29
「平屋が建てたい、憧れなんです!!」とご相談に来られる方が増えたように感じます。私も平屋は大好きなので、憧れがれる方の気持ちもわかります(o^―^o)そして、最近は核家族化に伴い、必要な部屋数が減ったこと、そして、子どもが成人して巣立った後の終の棲家としても平屋が注目されていますよね。今回は、平屋を建てる前に知っておきたい、メリット・デメリットを紹介、憧れだけで突き進まないで!しっかり考え選択をしましょう。
平屋のメリット
■家族のコミュニケーションが取りやすい
平屋はひとつのフロア内にすべての生活スペースが収まるので、自然と家族が顔を合わせる機会も多くなり、コミュニケーションが取りやすいというのが大きなメリットです。
リビングダイニングを広くしたり、対面キッチンにしたりと、家族と対話しやすい間取りにするのもさらにコミュニケーションを取りやすくするためには大切です。
■2階建より構造的に安定しやすい
頻発する自然災害。地震も多い日本では災害は対岸の火事ではなく「明日は我が身」。ということで家の耐震対策は必須です。耐震性において重要なのが建造物の重量。重量が重いほど地震が発生した時の揺れも大きくなります。その点、2階建と比べて平屋は重量が軽くなるため、地震に強い家ともいえます。
■メンテナンスしやすく費用面も
家は建てたら終わり、ではなく、定期的なメンテナンスが必要です。長持ちさせるためには、普段からの掃除も大切。コンパクトな平屋なら、掃除も2階建ほど大変ではありませんよね。また、メンテナンスを頼む場合、2階建だと足場を組む必要があるのでその分費用がかさみますが、平屋はその意味ではメンテナンス費を抑えることもできるのです。
■バリアフリーの平屋で安心な老後
若いときは気にならなくても、高齢になると少しの段差で転倒したり家の中でケガをしてしまうこともよくあります。階段のない平屋をバリアフリー設計で建てておけば、終の棲家として老後も安心して暮らせます。
平屋のデメリット
■工事にかかる坪単価が高くなりやすい
坪単価とは、1坪あたりにかかる建築費のことです。同じ床面積の平屋と2階建てで比べると、基礎部分の面積は平屋の方が広くなります。基礎工事に必要な面積が2階建てよりも広くなるため、坪単価が上がってしまうのです。屋根に関しても平屋のほうが大きくなるため、やはりその分だけ費用はかさみます。
昔は2階建ての1.5倍かかると言われていましたが、今はコンパクトなお家にすることで少し費用を抑えることも出来るようになってきています。
■部屋数を増やすには広い敷地が必要
4つの部屋がほしい場合、2階建てなら1階と2階にわけて部屋を作ることができます。平屋の場合は同じフロアに部屋を作るため、その分だけ広い敷地が必要になります。土地が余っていて安い地域であれば、ゆったりとした造りの平屋も可能ですが、土地代の高い都心の場合は土地の購入も難しくなってきます。
■プライベートの確保が難しい
平屋のメリットのひとつに、家族のコミュニケーションが取りやすいことを挙げましたが、これは逆に、お互いのプライベートを確保するのが難しいというデメリットにもなります。限られた面積の中でプライベート空間を確保するためには、ロフトを作ったり、リビングを間仕切りで仕切るなどの工夫が必要です。
■陽当りの確保が難しい
平屋は建築面積が広くなればなるほど家の中心部の陽当りが悪くなってしまいがち。細長い形状の建物でどの部屋にも窓を設けられるなら良いのですが、家の中心部が他の部屋に囲まれてしまうような形の場合、採光と通風に配慮する必要性があります。中庭や天窓を配置するなどの工夫がありますが、割高になるデメリットもあります。
■防犯面では不安もあり
1階フロアに大きな窓を設ける平屋の場合、プライバシーの観点からはもちろん、防犯面でも注意が必要です。二重ガラスにしたり防犯フィルムを貼ったり、センサーライトを設置したりといった対策を取りましょう。
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