つなぎ融資とは?
2023.10.23
2019.03.07
注文住宅の場合、代金は複数回に分けて支払うことになります。
ですから、注文住宅で家を建てた場合、つなぎ融資を利用することがあります。つなぎ融資とは、住宅ローンを申込んだとき、実際に融資がおりるまでのあいだ組むことができるローンのことをいいます。
住宅ローンを利用する場合は、購入した家が完成してから融資が始まるのが一般的です。ところが、注文住宅を建てる場合は、建築にかかる費用を分割して支払うため、住宅が完成する前にまとまった金額を用意する必要があります。
上の図の場合、住宅ローンの融資が始まる前に2,400万円の資金が必要になります。この金額を自己資金で負担するのが難しい場合に利用できる融資がつなぎ融資です。つまり、家が完成するまでに必要な資金を一時的に立て替えてくれるローンで、つなぎ的な役割をすることからこのように呼ばれています。
つなぎ融資を借りる際には、諸費用も必要
必要な諸費用
・つなぎ融資手数料(金融機関による)
・つなぎ融資期間中の利息
・抵当権設定登記費用(金融機関による)
つなぎ融資の金利は通常の住宅ローンよりもかなり割高
金融機関によって異なりはしますが、年利2%〜3%といった金融機関が多くなっています。
つなぎ融資の流れ
つなぎ融資は通常、住宅ローンを借りる銀行で借りますが、つなぎ融資の扱いがない銀行もあります。
その場合、
*つなぎ融資ではなく、借りる予定の住宅ローンの一部を実行する方法
上の図の例でみると、土地購入時に1,000万円、着工時に700万円というように実行していきます。
*着工時に全額実行する方法
一般的に住宅ローンは建物の工事が完了して登記ができるようになるまで実行されませんが、一部の銀行では土地だけに抵当権を設定し、建物分の住宅ローンを着工時に全額実行してくれる銀行もあります。
注文住宅は、外観や内観のデザインを自由に考えることができる楽しみがありますが、自己資金が無い場合はつなぎ融資が必要になり、返済額の負担が増えることもありますので、しっかりとした資金計画が重要になってきます。
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