夫婦共有名義の場合のすまい給付金は?
2023.10.25
2019.02.09
夫婦共有名義で住宅を購入した際のすまい給付金は実際に受け取れるのでしょうか。この記事では、すまい給付金の対象から具体的なケース別のすまい給付金の計算方法についても解説していきます。
先日こんな質問を受けました。
「夫婦の持ち分割合が、50%・50%の場合、すまい給付金はどうなりますか?」
すまい給付金は、
・住宅を取得し登記上の持分を保有するとともにその住宅に自分で居住する
・収入が一定以下
の方が対象です。また、住宅ローンを利用しないで住宅を取得する現金取得者については、年齢が50才以上の方が対象となります。
すまい給付金は、世帯単位での申請はできません。ですから、申請は持分保有者個人単位で行う必要があります。
そのため、要件への適合確認は申請者単位となります。
例えば、
夫婦共働きで住宅を購入
持分割合は、夫50%、妻50%の場合、
①夫が住宅ローンを利用し、妻は現金にて取得したケース
・夫は住宅ローン利用者に係る要件が適用される
・妻は現金取得者に係る要件(年齢が50歳以上でないと対象にならない)が適用される
②妻が連帯債務者の場合
住宅ローン借入者となるため、住宅ローン利用者として申請できます。
③妻が連帯保証人の場合
住宅ローン借入者とはならないため、現金取得者としての要件が適用されます。
もらえるすまい給付金の額は?
(例)夫の年収が400万円、妻の年収が300万円の場合
消費税率8%のときには、
持分割合が夫100%の場合、夫の受け取れる給付額は「20万円」
持分割合が妻100%に場合、妻の受け取れる給付額は「30万円」
持分割合が夫50%の場合、夫の受け取れる給付額は20万円の50%の「10万円」
持分割合が妻50%の場合、妻の受け取れる給付額は30万円の50%の「15万円」
結果、夫婦の持分割合が50%・50%の場合
夫 10万円+妻 15万円
世帯で受け取れるすまい給付金は合計で25万円となります。
これは、消費税率が10%になったとしても基本的に同じです。
気になる方は「すまい給付金かんたんシミュレーション」で計算してみてください。
この「かんたんシミュレーション」は、あくまで目安です
・生命保険料控除がある
・個人年金控除がある
・医療費控除を受けた
・ふるさと納税をしている
・個人型確定拠出年金(iDeCo)をしている
などのケースに複数あてはまるという方は、このシミュレーションで給付額が「0円」となったとしても、すまい給付金をもらえる可能性があります。
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しっかりと確認してください!!
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