知らないと損!「すまい給付金」って、なんなん?②
2023.10.25
2018.11.06
消費税率の引き上げによる負担増の軽減策として、住宅購入費の一部を補助する目的で作られたのが「すまい給付金制度」
では「すまい給付金」って、いったいいくらもらえるものなの?
その給付額は
①収入額(都道府県民税の所得割額)によって、給付基礎額が決まり、
②給付基礎額に登記上の持分割合を乗じた額が給付されます。
都道府県民税の所得割額て、なに??
「都道府県民税所得割額」とは・・
私たちは、住んでいる地方自治体に住民税を納付しています。
住民税とは、
①都道府県に収めている都道府県民税
②市町村に収めている市町村民税
の総称で、前年の収入を元に計算されます。
住民税は
A.「所得割額」=各人の所得に応じて、税額が決まる
B.「均等割額」=各人の所得に関係なく、一律の金額
A・Bの合計額を翌年から納めます。
はい、このA.「所得割額」が、すまい給付金の年収の判断基準になります。
では、この「所得割額」って、どうやって調べるの?
①課税証明書で確認→市役所に行って発行してもらいます。手数料がかかります。
②住民税決定通知書で確認→毎年5月頃に手元に届きます。
ちょっと、面倒くさいな~
という方は、まずは収入額の目安で見てみましょう。
この収入額の目安の「収入額」とは、源泉徴収票の「支払金額」の所に書かれている金額です。
じゃあ、私の年収(支払金額)は550万円だったから、消費税8%のときはもらえないの⁉
実は、年収が550万円だったけど、すまい給付金がもらえた!!
というケースもありました。
なぜ?
理由は、ふるさと納税をしていたからです。
年収は550万円でしたが、ふるさと納税をしていたため都道府県民税の所得割額が7万円となり、なんと!すまい給付金を20万円もらえたんですね。
都道府県民税の所得割額は、年収から控除による調整が入ったあとに決まる金額です。つまり、ふるさと納税をしていた場合、本来の所得割額(税額控除前所得割額)からふるさと納税による控除分を差し引いた額により、すまい給付金の給付金額が決定されるのです。
その他にも
配偶者控除がある
生命保険料控除がある
医療費控除を受けた
個人型の確定拠出年金(iDeCo)をかけている
など差し引くものがある人は、収入の目安の範囲外でもすまい給付金を受け取れる可能性がありますので、都道府県民税の所得割額の確認をして、すまい給付金を受け取ることが出来るのなら申請しましょう!
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