畳コーナー特集|メリット・デメリットを施工実例とともにご紹介!
2024.01.17
2022.10.17
最近、リビングに畳コーナーを設ける家も増えてきました。畳にも色々な形や色、素材が使われるようになっているので、和風テイストの家だけでなくモダンなテイストの家にもしっかりマッチするようになっています。「本格的な和室は必要ないけれど、畳コーナーは色々な使い方が出来て便利」という声も聞きます。
そこで今回は、畳コーナーのメリット・デメリットや色々な畳コーナーと注意点、畳コーナーのある家の施工実例をご紹介します。
畳コーナーのメリット・デメリット
リビングに畳コーナーをつくるメリット
●お昼寝などのリラックススペースとして、ちょっと一息つきたいときにゴロゴロできる
●小さなお子様の遊び場や赤ちゃんのお世話スペースとして使える
●洗濯物を畳んだりアイロンがけなどの家事スペースとして活用できる
●客間として、来客が泊まるときのスペースとして使える
他にも、キッズスペースとして使用する場合はフローリングに比べ、おもちゃで遊ぶ際のキズが付きにくいというメリットがあります。
リビングに畳コーナーをつくるデメリット
●子どもが成長すると使わなくなる可能性がある
●フローリングに比べて掃除がしにくい
将来的な活用方法や使用頻度にも目を向けていないと、畳コーナーがただの物置と化してしまうこともありそうです。
色々な畳コーナーと注意点
①フラットなタイプの畳コーナー
フラットな造りなので段差でつまずく心配がありません。安全性が高いので小さなお子様や高齢者がいるご家庭では安心して取り入れられます。また、フラットにすることによりリビングと一体感が出て仕切られた和室より限られた空間を広く見せることもできます。間仕切り用の建具などを付けやすいのも嬉しいポイントです。
⚠注意点
フラットが故にホコリやハウスダストなどが空気にのって畳コーナーにも移動します。畳に付着したアレルゲンを放置するとアレルギーが発生しやすくなる可能性もありますので、こまめな掃除が必要です。
②小上がりタイプの畳コーナー
畳コーナーに高さを付けることでメリハリのある空間を演出できます。段差を利用して腰掛けたり、段差部分を収納スペースにすれがリビング収納として活用することもできるので、様々な用途で活躍します。
⚠注意点
段差のある小上がりの畳コーナーは、お子様が小さなうちは転落に注意する必要があります。また、LDKの広さがそこまでない家で小上がりの畳コーナーをつくると、圧迫感を感じ部屋全体が狭く見えてしまう可能性もあるので要注意です。フラットなタイプと比べて材料費や手間賃がかかるので割高になることも。
③置き畳を使った畳コーナー(フラット)
必要な時期や季節にだけ、即席で作れるのが置き畳を使った畳コーナーです。1番安価で要らなくなれば取り外すだけでいいので、もちろん畳コーナーをフローリングに変えるようなリフォームは必要ありません。畳数なども必要に応じて変えられる可変性の高さが魅力です。
⚠注意点
上記2つの畳コーナーと比べると見た目に取って付けた感が出るのは否めません。また、床材との相性が悪いと滑ってズレたり、キズがついてしまうこともあるので、あらかじめ使われる床材との相性を確認しておく必要があります。
畳コーナーの施工実例
ここからは色々な畳コーナーの実例をご紹介。参考にしてみてくださいね!
●和モダンな家の畳コーナー
●洋風な家の畳コーナー
●畳コーナーならぬ畳リビング
●スタディースペースを備えた畳コーナー
まとめ
畳は日本人に馴染み深いものなので、あるだけでホッとした気持ちになる方も多いですよね。
畳には人間に悪い影響を与える二酸化窒素やVOC(揮発性有機化合物)などを吸着して、部屋の空気をきれいにする力があります。また、あのイ草独特の香りにリラックス効果があるようなので、フローリングとは違う良さを感じられるかもしれません。
ただ、家の広さや活用方法などを考えずに設けてしまうと後々後悔する可能性もあるので、家族構成やライフスタイルをしっかり加味した上で、最適な選択をするようにしましょう!
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