2階リビングのメリットとは?
2024.01.18
2022.07.13
昔の住宅では、1階にリビングを設け、2階に子ども部屋や寝室などの居室をつくるのが一般的でした。しかし、最近は2階リビングのお家も増えてきたように思います。2階リビングにはどんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?間取りを検討される際のヒントにしてみてくださいね。
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2階リビングのメリットとは?
【実例紹介】周りの視線を気にすることなくゆったりと過ごせる明るい2階リビングの家
①プライバシーが確保できる
特に道路に面している場合、1階リビングだとどうしても外からの視線(通行者・車)が気になりますよね。(私の実家もそうです!(^^;))2階リビングにすることで、往来からの視線を避けることができるので、室内のプライバシーが確保されやすくなります。
②構造的に安定しやすい
1階リビングの場合、耐力壁(※地震や風の揺れを受けても建物が耐えられるように設ける壁)が取りにくくなるため、構造上不安定になりやすいと言われています。その一方、2階リビングの場合、1階に耐力壁を設けられるため、構造的に安定しやすくなります。
③日当たりや眺望の良さ
2階リビングにすることによって日が当たる時間も長くなります。そして昼間使うことの少ない寝室を1階にもってくることで、部屋の使い方にも無駄がなくなります。また、景色が良く開放感があり、住み始めてから隣家が建てられても、2階リビングなら採光が遮られることが防げます(´▽`*)
2階リビングのデメリットとは?
①階段の上り下りが大変
必然的に階段の上り下りが増えるので、スーパーなどで買った重たい物を持って階段を上がるのが大変なのでは?という心配の声は多く聞かれるところです。特に、歳をとったり、介護を必要とする家族が出てきたりすると、階段の上り下りが大きな問題になるケースもあるため、老後のことも含めた長期的な目で考える必要がありそうです。
②子どもがいつ帰ってきたかが分からない
2階にリビング、1階に子ども部屋があると、子どもがいつ帰ってきたのか気づきにくいというデメリットも。特に反抗期には親子のコミュニケーションが減ってしまう可能性があるので、2階リビングと子ども部屋の位置関係は慎重に考えた方がよさそうです。
③大型家電の搬入時に注意が必要
冷蔵庫やテレビなどの大型家電を2階に運ぶ際、2階リビングになると搬入しにくい場合があるため注意が必要です。また、階段で運べない場合には、2階バルコニーからクレーンで搬入するなど、他の搬入経路があるかも確認する必要があります。
どんな選択にもメリット・デメリットがありますので、それぞれをしっかり比べた上で自分たちの納得のいく間取りをつくりあげてくださいね。
2階リビングの気になる間取りは?
2階リビングを設けて、理想の住まいを手に入れた方の実例と間取りをご紹介します。
景色を楽しめる2階リビングの家
↑景色を存分に楽しめるよう2階にリビングを設置。自然にめぐまれた立地を生かした住まい。2階にウッドデッキを設けることで内と外がつながり、四季の移ろいを楽しむことができます。
延床面積29坪!コンパクトでくつろげる2階リビング
↑住宅密集地でも2階リビングでプライバシーと開放感を実現。狭小地でも中庭を設けることで、採光・通風も確保され、暮らしやすさを叶える動線設計となっています。
後悔しない家を建てるためには?
2階リビング以外にも、間取りを検討する上ではさまざまな選択肢があります。まずは「家づくり学校」で家づくりを学ぶことから始めませんか?「家づくり学校」では家づくりの進め方から予算の考え方、住宅会社ごとの違いや目安価格、見極め方、土地探しのコツなど、家づくりに必要な知識がセミナーや個別相談を通して学んでいただけます。ご利用は何度でも無料ですので、お気軽にご利用くださいね。