キッチンの腰壁、メリットとデメリットは?
2023.10.25
2022.08.14
家の中心部分とも言えるキッチンは、できるだけオシャレで開放的にしたいけど、毎日使う場所だからこそ家事楽で居心地のいいスペースにもしたい……という方が多いのではないでしょうか? キッチンデザインの迷うポイントのひとつとして、腰壁の有無という選択があります。今回は、腰壁キッチンのメリットやデメリットについてお話したいと思います。
キッチンの腰壁とは?
キッチン本体と、リビング・ダイニング側を仕切る造作の壁のことを指します。アイランドキッチンやペニンシュラキッチンといった対面型のキッチンに設けられ、高さは様々です。デザイン的なアクセントで設けられることもあります。
メリットは?
ダイニングへの水・油はねを防止する?
「ダイニングテーブルで子どもが宿題をしている時などに調理をすると、水や油がはねてしまい不便…」ということに住み始めてから気付く人も多いようです。程よい高さで壁があるので、ダイニング側の様子はしっかり見えつつ、水・油はねを防ぐことができます。
調理中の手元、調理器具や調味料などの目隠しになる?
日々掃除をしていても、何かと生活感が出てしまうキッチン…。特に調理中は菜箸やボウル、細々とした調味料が散らかりがち。家族相手なら気にならないかもしれませんが、来客時などは気になる方も多いのではないでしょうか?洗い物が溜まったシンクも腰壁で自然と隠すことができますよ!
コンセントやニッチを設けられる?
電子レンジやトースター、コーヒーメーカーなどは暮らし始めると定位置ができるためあまり困りませんが、電気ケトルやミキサーなど、たまに使う家電のコンセント場所に困ったことはありませんか?腰壁を設け、そこにコンセントをつけるとちょっとしたことに使えて便利かもしれません。
また、腰壁の厚みを利用してニッチを設けることで、塩胡椒など小さな調味料を並べられたりしますね。収納量が増えるので助かります!
幅が広めのカウンターを設けるケースも非常に多く、配膳や片付けの効率をアップさせてくれますよ?
デメリットは?
部屋全体に窮屈感が出てしまうことも?
天板がフラットなタイプのキッチンと比べると、腰までの高さであったとしても壁を作ることになるため、やはり開放感は低下します。こういった圧迫感は、腰壁の幅や高さによっても異なるため、事前にイメージをしっかり固めて設計することが大切です。
ついつい物を置いてしまいがち?
腰壁のカウンターがあると、置き場所として何かと便利なので物が増えていってしまいがちです。キッチン側の手元は隠せるので良いのですが、カウンターがゴチャゴチャとしてしまうと本末転倒…。すっきりとした状態を保つ意識が大切ですね。
掃除の手間?
フラットなキッチンと比べ、キッチン側の散らかった部分を隠しやすいというメリットはあるものの、腰壁の立ち上がり部分があるのでお掃除の手間は少々増えるかもしれません。コーキングが汚れたり、ほこりが溜まったりするので油断は禁物です。
逆に、料理を家族みんなでする家庭や、友人と集まって料理を楽しむ機会が多い方は、目隠しのないフラットタイプの方が合うかもしれません。壁を設けないフラットなタイプは、キッチン側・ダイニング側どちらからも作業がしやすかったりコミュニケーションが取りやすいというメリットがありますよ?
たくさんお家を見学しながらお気に入りを見つけよう!
モデルハウスや完成見学会など、お家を見る機会は探せば意外と沢山あります!特に、住み心地というのは自分の体で体感してみないと分かりませんから、とにかく動いて調査することが大切です。 まずは正しい知識を身に着けることから!家づくりの第一歩として、お気軽に家づくり学校をご活用ください。
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