ウッドショックの終焉?住宅価格はどうなるの?
2023.10.24
2022.12.06
この2年近く、コロナ禍による輸入木材の高騰を受け、住宅価格も上昇してきました。所謂、ウッドショックですが、ここにきて木材の価格、特に国産材の価格急落というニュースが出てきました。
国産材価格急落の背景
コロナ禍に入り、アメリカや中国の巣ごもり需要が高くなった影響を受け、輸入材に頼っていた日本の住宅は、高値で木材を購入せざるを得ない状況に陥っていました。一方で、それまで輸入材にシェアを奪われていた国産材の需要が高まりましたが、ここにきてアメリカや中国の巣ごもり需要にも陰りが出てきました。その結果、これを機に国内の木を伐採して出荷体制を強化した国産材の需要も落ち、今夏あたりから荷動きが鈍化してきたという状況です。
国内林業の現状
そもそも、これだけ山がある日本において、もっと国産材の出荷体制を安定化し、輸入材価格に影響されない市場を構築したらいいのに・・・とも思いますが、そう簡単にはいかないのが現実です。
確かに資源は豊富ですが、木を伐採するための大きな重機が通れる山道が少ないと言われています。なんとなく想像できると思いますが、狭い日本の国土にある山道の規模と、広い国土を持つ、例えばロシアなどの山道では、道路の規模も異なります。日本の林業を発展させたくても、簡単には整備できないところがあるんですね。
住宅価格は下がる?
木材の価格が下がるなら、これから家を建てる方にとってはgoodニュース!・・・というわけではありません。
木材価格・・・やや下落傾向ではあるが、在庫を抱える住宅会社は直ぐに値下げをしない
半導体や住宅設備・・・コロナやウクライナ情勢により、品薄状態は継続
その他建築資材・・・円安の影響により高騰
住宅ローン金利上昇・・・固定金利が上昇
などの理由を見ても、下がるどころか「まだ上がる」という考えの方が正しいように感じます。
だからこそ「失敗しない家づくり」を!
人生最大の買い物と言われている住宅ですが、この先もその最大値は更に膨れ上がる可能性があります。だからこそ、皆さんには家づくりを失敗して欲しくありません。
「家はどこで建てても同じ」という、とんでもない間違いを信じている人はまだまだ多くいます。その間違いに気づく時間を惜しむと、人生最大の失敗をしてしまいます。
家は人生で一番の大きな買い物で、決して失敗や後悔はできません。
家づくりをご検討の際はまず「家づくり学校」で基本的な知識を身に着け、信頼できる住宅会社を見定める方法を学びましょう!
家づくり学校でできること
- 家づくりで後悔しないための基本知識のレクチャー
- ムリのない予算を一緒に考え、お金の不安を解消
- お客様一人ひとりに合った住宅会社を提案