「マイホームブルー」になる前に!家づくりで後悔しないための6つの対策
2025.04.22

夢だったはずのマイホーム。なのに、間取りや予算、住宅会社との打ち合わせを重ねるうちに、「本当にこれで良いのかな…?」と不安やストレスを感じることはありませんか?
そんな心のモヤモヤは、「マイホームブルー」と呼ばれる状態かもしれません。
多くの方が家づくりの過程で一度は経験するこの感情。放っておくと、楽しみだった家づくりが「後悔の連続」になってしまう可能性もあるのです。
この記事では、マイホームブルーが起きる原因と、その予防・対策法をわかりやすく解説します。
実際の体験談も交えながら、後悔しない家づくりのためのヒントをお届けしますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
この記事を監修した人

家づくり学校
地域密着の住宅情報誌を発行している「㈱KG情報」が運営する家づくりの無料相談&優良住宅会社提案サービス。
これまで累計28,000組以上の家づくりをサポート。
個別相談やセミナーでの学びと、住宅会社への見学訪問を通して、「家づくりの基準」をつくるお手伝いをさせていただいています。
\家づくりカタログ情報誌 無料配布中!/
【家づくり学校】が監修する『家づくり本』には、厳選された工務店・ハウスメーカーの最新施工事例や会社ごとの活きた情報が満載!
当サイトでは、カタログ情報誌『家づくりの本』、書くだけで要望がまとめられる『家づくりノート』、毎月発刊している家づくりお役立ちフリーペーパー『ぴったんこ』のセットを無料でプレゼントしています。
\\ まずは家づくり本で勉強しよう! //
1.マイホームブルーとは?
「マイホームブルー」とは、家づくりの計画中や新居の購入後に、不安やイライラが強くなったり、気分が落ち込んだりする精神的な不調のことを指します。
家探しが思うように進まない、契約前に急に不安になる、住み始めてから後悔の気持ちが湧くなど、タイミングや理由は人それぞれです。環境の変化にストレスを感じやすいのは人として自然なことですが、それが続くと体調を崩したり、家族に当たってしまったりと、家庭にまで影響を及ぼすこともあります。
マイホームという大きな決断を前にしたときこそ、こうした心の揺れを「よくあること」と理解し、早めに気づいて対処することが肝心です。
2.マイホームブルーになってしまう4つの原因
マイホームブルーは、突然気持ちが落ち込むだけでなく、いくつかの要因が重なってじわじわと心に影響を与えることもあります。
「なぜこんなにモヤモヤするのか分からない…」という方も、実はよくある原因が背景にあるかもしれません。
- 多額の住宅ローンを抱えることによる不安
- 住宅会社選び・土地探しなど…やるべきことが多すぎる
- 新しい生活に対する不安やストレス
- 出来上がった家に対する後悔
マイホームブルーはこんな原因で引き起こることがあります。主な4つの原因について詳しくご紹介します。
原因1:多額の住宅ローンを抱えることによる不安
マイホームブルーの主な原因のひとつが、住宅ローンに対する不安です。
家は人生で最も高い買い物のひとつですが、多くの人が1,000万円以上のローンを20〜35年かけて返済していくことになります。
これだけ大きな金額を長期間返していくという経験は、ほとんどの人にとって初めてのことでしょう。
「本当に払い続けられるのか」「もし収入が減ったらどうしよう」など、先の見えない不安に押しつぶされそうになることもあるはずです。
また、子どもの教育費や住まいのメンテナンス費用など、今後の出費を想像することでさらに不安が膨らむことも。夫婦でローンに対する考え方が違えば、意見のすれ違いからケンカに発展することもあるかもしれません。
こうした経済的なプレッシャーが積み重なることで、気づかないうちに心が疲れてしまい、マイホームブルーに陥ってしまう方も多いようです。
原因2:住宅会社選び・土地探しなど…やるべきことが多すぎる
家づくりは本来、理想の暮らしを叶えるためのワクワクするプロセスのはずです。
しかし、いざ始めてみると「決めることが多すぎて疲れる」「何が正解か分からない」といったストレスを感じてしまう人も少なくありません。
家づくりは、住宅会社や土地の選定、間取りやデザイン、ローンの手続き、引っ越しの準備など、やるべきことが想像以上に多く、短期間でたくさんの決断を求められます。最初は楽しかったはずなのに、情報が多すぎて混乱したり、家族の意見が合わずストレスになったり、担当者との相性が合わず不信感が募ったりしがちです。
そのうちに「家づくりが楽しめない」「もう何も決めたくない」と感じるようになってしまう方も多いようです。
また、仕事や子育てと並行して家づくりを進めている人にとっては、負担が大きくなるのも当然です。やることの多さがプレッシャーになり、心が疲れてしまうことでマイホームブルーを引き起こすきっかけになってしまうのです。
原因3:新しい生活に対する不安やストレス
マイホームを手に入れると、新しい場所での暮らしが始まります。しかし、引っ越しによってそれまで慣れ親しんだ環境や人間関係から離れることは、思っている以上に大きなストレスを感じてしまうものです。
「ご近所さんと上手くやっていけるだろうか」「新しい地域に馴染めるだろうか」「住んでみて合わなかったらどうしよう」といった不安は誰にでもあるものです。特に人付き合いが苦手な方や、以前の住環境が気に入っていたという方にとっては、新生活のハードルが高く感じられることもあるでしょう。
マイホームは賃貸とは違って簡単に引っ越せないため、「この場所でやっていくしかない」というプレッシャーも強くなります。
慣れない環境に戸惑ったり、孤独や居心地の悪さを感じたりすることで、気づかないうちに心が疲れてしまい、マイホームブルーを引き起こす原因になります。
原因4:出来上がった家に対する後悔
「ついに夢のマイホームが完成!」と喜んだのも束の間、実際に暮らし始めてみると、「思っていたのと違う…」と感じる瞬間が出てくる可能性もあります。
たとえば「リビングが思ったより暗い」「キッチンの動線が使いづらい」「周辺環境が騒がしい」など、住んでみて初めて気づく不満が出てくることは珍しくありません。
また、予算の関係で妥協した部分があると、「やっぱりもう少し広い間取りにしておけばよかった」「駅から遠いのが不便」など、後悔の気持ちがふくらんでしまうこともあるでしょう。理想を追い求めたつもりでも、実際の暮らしとのギャップに直面すると、期待が大きかったぶん落胆も大きくなりがちです。
こうした「こんなはずじゃなかった」という気持ちが積もると次第にストレスとなり、マイホームブルーへとつながってしまうかもしれません。
【家づくり学校】では、家づくりの基本的な知識や無理のない予算設定のコツ、信頼できる住宅会社の見極め方などを公平かつ中立の立場でお伝え。あなたの「後悔しない家づくり」をサポートします。
ご利用はいずれも無料です。これからマイホームをお考えの方は、お気軽にご相談ください。
\ 後悔のない家づくりがしたい! /
3.マイホームブルーを事前に防ぐための6つの方法
ちょっとした工夫や意識の持ち方で、マイホームブルーを未然に防ぐことは十分可能です。
- 家族でしっかりと話し合う
- 資金計画を細かく立てる
- 要望を整理し、優先順位を付ける
- 建築予定地には何度も足を運んでみる
- 住宅の体感を通して間取り・室温・空気感などを確かめる
- 相談できる人を見つける
ここでは、マイホームブルーを事前に防ぐための6つのポイントをご紹介します。
理想の住まいを実現するために、まずは心の準備から始めましょう。
家族でしっかりと話し合う
家づくりは、家族全員にとっての大きなイベント。だからこそ、家族みんなで話し合いながら進めることがとても大切です。
「こんな家にしたい」「こういう設備が欲しい」など、家族それぞれの希望や不安を共有しておくことで、後悔やすれ違いを防ぐことができます。誰か一人の意見に偏ってしまったり、遠慮して希望を言えなかったりすると、住み始めてから不満が募ってしまう原因にもなりかねません。
家づくりは、家族全員が主役です。みんなが納得できる家づくりを目指し、丁寧にコミュニケーションをとることがマイホームブルーを防ぐ第一歩になります。
資金計画を細かく立てる
マイホームブルーの原因として多く挙げられるのが、やはり「お金」に関する不安です。住宅ローンは何千万円という大きな金額を長期間かけて返済していくものなので、計画を甘く見てしまうと後悔につながりかねません。
資金計画を立てる際は、「借りられる金額」ではなく「無理なく返していける金額」を基準にすることが大切です。収入が同じでも、家族構成や教育方針、趣味やライフスタイルによって、毎月の支出は大きく異なります。
また、今後の出費として、子どもの教育費や親の介護、老後資金なども見据えておく必要があります。たとえば、住宅ローンの返済が始まってから、「旅行に行けなくなった」「趣味をあきらめることになった」となると、せっかくのマイホームにも喜びを感じにくくなってしまいます。
そのためにも、将来の支出をできるだけ具体的に想定し、収入と支出のバランスを見ながら綿密な資金計画を立てましょう。家計に余裕を持たせるには、ボーナスに頼らない返済計画を組んだり、あらかじめ頭金をしっかり準備するのも有効です。
「どこまでお金をかけるのか」「どこで抑えるのか」を家族で話し合い、必要であればファイナンシャルプランナーに相談するのもおすすめです。
要望を整理し、優先順位を付ける
マイホームには、「こんな暮らしがしたい!」という理想がたくさん詰まっています。
でも、家族それぞれに希望があるからこそ、すべてを叶えようとすると意見が食い違ったり、予算をオーバーしてしまうこともあるでしょう。
そこで大切なのが、要望に優先順位をつけることです。「これは絶対に外せない」「ここは多少妥協できる」といったラインを家族で共有すれば、土地選びや間取りの打ち合わせもスムーズに進みやすくなります。たとえば「リビングの日当たりは最優先」「通勤距離は少し遠くても大丈夫」といったように、具体的に整理しておくと判断しやすくなります。
また、意外と見落としがちなポイントであるコンセントの位置や、収納スペースの確保、家具とのサイズ感などにも目を向けておくと、住み始めてからの後悔を防ぐことができます。
家族の意見がなかなかまとまらないときは、「家づくりノート」を作るのもおすすめです。
それぞれの希望やアイデアを書き出して共有すれば、お互いの考えが見えやすくなり、納得感のある選択がしやすくなります。
理想を全部詰め込むのではなく、現実とのバランスを取りながら優先順位を決めることが、マイホームブルーを防ぐための大切なステップです。
家づくりノートを含む「家づくりお役立ち資料」はこちらから受け取ることができます>>
建築予定地には何度も足を運んでみる
マイホームを建てる場所を決める前に、実際にその土地や周辺を何度も訪れてみることはとても大切です。可能ならば朝・昼・夜、さらに平日と休日など、時間帯や曜日を変えて足を運んでみましょう。時間帯によって交通量や騒音、雰囲気が大きく変わることがあります。
たとえば「昼間は静かでも、夜になると周囲が騒がしくなる」「朝夕は通学・通勤の車で混雑し、子どもを歩かせるのが不安」など、1回の見学では気づけないことも多くあります。
また、地図で見ただけではわからない生活のしやすさも実際に歩いて確認することが大切です。「近くにスーパーがある」と思っても、実際は信号が少なくて危なかったり、坂道がきつかったりと、生活に影響が出る可能性もあります。
周辺環境をよく知っておくことで、「この土地で本当に安心して暮らせるか」について事前に判断することができ、マイホームブルーの予防にもつながります。どうしても気になる点があれば、他の土地を検討する、あるいは間取りや設備に工夫を加えて不安を減らすといった対策も可能です。
住宅の体感を通して間取り・室温・空気感などを確かめる
間取りや家の使いやすさは、図面やカタログだけではなかなか実感しづらいものです。だからこそ、住宅展示場やモデルハウス、完成見学会などに実際に足を運んで、空間を体で感じてみることが大切です。
たとえば「この動線で家事がしやすいか」「リビングは十分な広さか」「光の入り方や風通しはどうか」など、実際に体感することで、図面では気づけなかったポイントが見えてきます。自分たちの生活スタイルに合うかどうかを具体的にイメージできるようになり、間取りへの不安も和らぎます。
また、可能であれば施工中の現場にも足を運びましょう。家ができあがっていく過程を見ることで、完成イメージとのズレを防げるほか、気になる点があれば早めに修正することもできます。
マイホームブルーのきっかけになりやすい「住んでみたらイメージと違った」という後悔は、事前の体感と確認で防げることがほとんどです。完成見学会やモデルハウスなどを積極的に活用して、実際の暮らしをしっかりシミュレーションしておきましょう。
相談できる人を見つける
マイホームブルーは、気づかないうちに心にストレスをため込んでしまうことから始まるケースも多くあります。そんなときこそ大切なのが、不安や悩みを打ち明けられる、信頼のおける相談相手を見つけることです。
家族や友人、マイホームを建てた経験のある知人に話を聞いてもらうだけでも、不安がぐっと和らぐことがあります。自分たちと似た家族構成やライフスタイルの人の体験談は、意外と参考になるヒントが詰まっているものです。成功談だけでなく「こうしておけばよかった」というリアルな声を聞くことで、より現実的な視点が得られるでしょう。
また、住宅ローンや間取りの不安があるなら、住宅会社の担当者やファイナンシャルプランナーといったプロ・専門家に相談するのも効果的です。担当者は家づくりのパートナーとも言える存在。相性の良い担当者と出会えると、ちょっとした疑問や不安も気軽に相談でき、スムーズに進められるようになります。
「どこに相談すればいいかわからない」という方は、「家づくり学校」へお越しください。
家づくり学校では、家づくりの基本知識から、資金計画、優良住宅会社の紹介まで幅広く行っています。また、住宅会社の営業ではないため、中立的な立場で家づくりに関する悩みや不安にお答えさせていただきます。
ひとりで悩みを抱え込まず、信頼できる誰かに相談することが、マイホームブルーを防ぐための第一歩です。
ご利用はいずれも無料なので、今、家づくりでお悩みならぜひお気軽にご相談ください。
4.【体験談】マイホームブルーになりかけたけど回避できた方の声
家づくりでは、誰しもが途中で不安や疑問を感じるものです。
ここでは、家づくりの過程で不安や迷いを感じながらも、工夫や行動によってマイホームブルーを乗り越えた方々の体験談をご紹介します。
リアルな声を通して、「こんな考え方や工夫もあるんだ」と参考にしてみてください。これから家づくりを進めるうえで、きっとヒントが見つかるはずです。
【実例①】
一つひとつの決断をプロに相談して着実に進めました!
Nさんファミリー 【愛媛県松山市】 2022年完成
家づくりのエピソード
2人目が生まれ、住んでいたマンションが手狭に。以前からマイホームに憧れもあり、家づくりを考え始めました。思い立ったものの、何から始めていいか分からず、「まずは知識をつけよう!」と思い、「家づくり学校」を利用しました。
家づくり学校のアドバイザーには何から何まで親身になって相談にのっていただき、自分達の予算に合った会社を提案してくれました。
生まれたばかりの子どもを連れたまま、土地を探すのはとても大変でした。また、夫婦で意見の食い違いがあり、喧嘩もありましたが、今となってはいい思い出です。
家づくりを考えている皆さんへ先輩としてアドバイスを
家づくりは選んだり、決断したりすることが多くて大変でした。ただ、それらを一つずつプロに相談し、背中を押してもらうことで着実に進めることができたように思います。家づくりは楽しむもの!皆さんも、楽しく前向きに取り組んでくださいね。
【実例②】
家族ととことん話し合って進めました!
Fさんファミリー 【岡山県倉敷市】 2016年完成
家づくりのエピソード
ハウスメーカーよりも、自分の意見を反映できる工務店で建てたい!と思っていたのですが、どこの工務店が良いのかといった情報がなく「家づくり学校」に行けば得られると思い、訪ねました。
夫婦の意見が合わないことが多くて、よく喧嘩しましたが、その甲斐あってちゃんとお互いの要望を話し合って意見をすり合わせることがてきたので、お互いが満足のいく家になったと思います。
家づくりを考えている皆さんへ先輩としてアドバイスを
時間がかかっても、色々な角度で考えて、下調べをきちんとして、色々な人から意見を聞いて、家族ととことん話し合ってから進めていった方がいいと思います。最初に『これしかない!』って信じていたことが、話を聞いてみるとデメリットが多かったりすることも意外とあるので。
【実例③】
信頼できる会社にお任せしました!
Iさんファミリー 【香川県東かがわ市】 2020年完成
家づくりのエピソード
二人目の子どもが生まれたことや、両親が私たちのマイホーム建設のために土地を購入してくれたことから、家づくりをスタートしました。どうやって進めていけばいいのか、どんな会社を選ぶべきなのかが分からなかったので、「家づくり学校」を利用しました。アドバイザーさんは、疑問をズバリ解消してくれ、家づくりの計画に弾みがつきました。
住宅会社を決めた理由は、会社のアットホームな雰囲気、何より「この会社なら自分たちの希望を全部叶えてくれる」と思えたからです。夫婦で意見が食い違い喧嘩になるのが嫌だったので、プランはすべてお任せしたのですが、ふたりとも納得できる提案をしてくれ、さすがプロは違うなと感動しました。
家づくりを考えている皆さんへ先輩としてアドバイスを
私たちが後悔のない家づくりができたのも、心から信頼できる会社に巡り会えたからです。「楽しいな」「頼もしいな」と思える会社をぜひ見つけてください。
5.マイホームブルーを防ぎ、後悔のない家づくりをするために
マイホームの計画は、人生において大きな決断の一つです。
理想の住まいを思い描く時間はワクワクする反面、不安や迷いがつきものです。住宅ローンのプレッシャー、家族との意見の食い違い、情報の多さによる混乱…。そうしたストレスが積み重なることで、気づかないうちにマイホームブルーに陥ってしまう可能性は誰にでもあるのです。
しかし、家づくりを始める前に心構えと準備がしっかりできていれば、その不安はぐっと軽減できます。家族としっかり話し合い、資金計画を丁寧に立て、希望に優先順位をつけて、実際の家を体感してみる。そんな積み重ねが、後悔のない家づくりにつながっていくはずです。
そして、ひとりで抱え込まず、信頼できる相手に相談することも、マイホームブルーを防ぐ大きな鍵になります。「自分たちだけで考えるのは不安」「何から始めたらいいかわからない」という方は、第三者の立場で家づくりをサポートする「家づくり学校」をご利用ください。
営業ではない中立的な視点で、理想の住まいやライフプランを一緒に整理しながら、あなたに合った家づくりを親身にサポートいたします。家づくりの第一歩として、まずは気軽にお越しください。
\ 後悔のない家づくりを始める! /