「家づくり学校」利用者のデータから紐解く!住宅トレンドとリアルな家づくり事情
2025.02.19
2025.02.04
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「何から始めればいいか分からない…」「予算はどれくらいかかるのか不安…」「どんな住宅会社を選べばいいのか迷う…」
家づくりには、数多くの悩みや疑問がつきものです。「家づくり学校」はそんなお悩みを解決し、“後悔のない家づくり”をサポートしています。
今回は年間3,000組以上、累計28,000組以上の家づくりをサポートさせていただいた「家づくり学校」が、ご利用者からヒアリングした内容を元に、家づくりの動機や計画内容、世帯年収、会社決定までの検討社数、人気デザインなど、全22のデータから近年の住宅トレンドや家づくり事情を紐解きます。ぜひ皆さんの家づくりの参考にしてください!
「家づくり学校のことをよく知らない!」という方は、まずこちらをチェック!
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家づくり学校の個別相談について
1.どんな方が「家づくり学校」を利用している?
まずは、家づくり学校を利用した目的、ご利用者の年齢、実際にどんなサービスを利用されたのかなどをご紹介します。
「家づくり学校」を利用した目的は?
「まずは家づくりのことを勉強したい」「知識がないまま家づくりをして後悔したくない」といったご利用理由が多く、「何から始めればいいか聞きたい」という方が62.1%、「優良住宅会社・工務店を紹介してほしい」という方が15.1%となっています。
- 「どのように計画を進めればいいか教えてほしい」
- 「どんな住宅会社があるのか知りたい」
- 「どのように会社を選べばいいのか教えてほしい」
多くの方がこのような理由で来校されます。「家づくり学校」は家づくりを始めたい!という方のための「学び舎」です。そのため、「家づくりの知識が全くないので、まずは勉強したい!」という理由が最も多くなっています。
「家づくり学校」の個別相談やセミナーに参加され、住宅性能の重要性など、今までになかった家づくりの視点に気付くことで、「来校する時と帰宅前では考え方ががらりと変わりました」「家づくり学校に来なければ、後悔が残る家づくりをしていたと思う」といった声もよくお聞きします。
何を見て来校した?
ご利用者からのクチコミ・紹介が37.8%と最も多いです。次に「家づくり学校」が発行するフリーペーパーやチラシ、住宅情報誌が多くなっています。
「家を建てるなら、まずは家づくり学校で勉強した方がいいよ!」と同僚やお友達に勧めてくださっているお客さまのクチコミ・紹介が最も多くなっています。
次に多いフリーペーパー・チラシは「家づくり学校」で毎月2回発行し、専任スタッフがご家庭にお配りしているものです。家づくりに役立つ最新情報やマイホーム実例、セミナー開催情報などを掲載しています。
家づくり計画時の年齢は?
中四国・関東圏ともにご利用が多いのは30代。中四国は20代の方が次いで多いのに対し、関東圏は40代の方が多い傾向です。
50代、60代のご利用も関東圏の方がやや多い傾向。土地価格の高さやワークライフバランスの考え方の違いが家づくりのタイミングに表れています。
最近は60代以上のシニア層のご利用も増加傾向にあります。
家族構成は?
中四国は3人家族、関東圏は2人家族が最も多くなっています。関東圏では単世帯(1人)や5人以上、3世代での家づくり計画も多いです。
中四国では、お子さまが生まれたのを機に家づくりをする方が多く、38.9%が3人(ご夫婦とお子さま1人)家族。
関東圏も同様の傾向はあるものの、単世帯・5人以上の割合が多いのが特徴的。関東圏ではお一人での家づくりや、ご両親との同居など3世代での家づくりのご相談が近年増えています。
来校時の検討社数は?
全く知識のない状態、検討社数0社で来校される方が7割以上です。
住宅展示場を何となく見学した程度の方、勉強してから会社を見学したいと考える方、見学に行った住宅会社で自分たちの知識のなさを痛感して「後悔したくない!」という思いで「家づくり学校」に来校される方が多いです。
一方で、具体的に住宅会社の検討まではしていないけれど、「資料や展示場を見すぎて会社の違いが分からなくなった」「どう会社を選べばいいのか…」と相談に来られる方も多くいらっしゃいます。
「家づくり学校」のレクチャーで基本知識を身につけ、家や住宅会社の見極め方を知ることで、このような家づくり迷子の状態から抜け出すことができます。
利用したサービスは?
「個別相談」が大多数。「まずは家づくりの勉強がしたい」とセミナーに参加した方も、その後、ほとんどの方が個別相談を利用されています。
「家づくり学校」ではセミナーも毎週末開催していますが、アドバイザーがマンツーマンでご対応する「個別相談」を利用される方が圧倒的に多いです。また、コロナ禍以降、ご自宅からご相談いただける「オンライン個別相談」を利用される方も増えています。
「個別相談」ではアドバイザーがマンツーマンで家づくりに必要な基本知識をお伝えし、ご家族ごとの無理のない予算を一緒に考えてアドバイス。ご要望やご予算を踏まえてご家族にとって最適な住宅会社を提案し、見学訪問の手配もしています。
お子さま連れでも自分たちのペースで学べて、次の具体的な行動(住宅会社の検討など)に移れると喜ばれています。
たくさんの住宅会社がある中から、自分たちの要望や予算に合った住宅会社を絞り込むのは大変なこと。「家づくり学校」のアドバイザーは日々、住宅会社の手掛けた家や建築現場を見に行き、社長や建築士などプロと話をし、得た生の情報をお客様にお伝えしています。
自ら担当者と会って現場をその目で確かめた、腕のいい家づくり企業の中からご要望に合う数社をご提案。実際に家を見て、プロの話を聞いていただくことで、お客さまご自身に会社を見極める目と基準を作っていただき、ピッタリの1社を見つけていただけるようお手伝いしています。
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家づくり学校の利用満足度は99.2%!!
家づくり学校の個別相談やセミナーをご利用頂いた77.5%の方に「とても満足」の評価を、21.7%の方に「満足」の評価を頂き、「ふつう」以下の評価は0.8%となりました。
結果、満足以上の評価は99.2%という結果になりました!!
以下の記事では家づくり学校のサービスを利用された方の声、家づくりの成功エピソードを紹介しています。
あわせて読みたい>>住宅相談窓口「家づくり学校」ご利用者の満足度調査結果!【口コミ・評判】
2.家づくりのきっかけ&計画内容は?
次に「家づくり学校」ご利用者の、家を建てようと思ったきっかけや計画内容をご紹介します。
家づくりの動機は?
家賃がもったいないと考える方や子どもの誕生・成長で賃貸が手狭になったという方が半数以上です。
関東圏は「住まいが古い」が13.3%と多く、建て替え、リフォームが多い傾向を反映しています。
「子どもの進学・転校」は中四国では普遍的な理由のひとつですが、関東圏は建築を検討される年齢が平均41.5歳と高く、「子どもの入学前に家を!」という動機は少ない傾向にあります。
また、「親との同居」を理由に挙げる方の割合が、関東圏は7.2%と、中四国の2.5%に比べて高めなのも特徴的。土地費用が高いエリアのため、土地を購入して新築するよりもリフォームや建て替えなど、今ある家を生かすという選択肢を検討される傾向が強いようです。
家づくり計画の内容は?
「土地を購入して新築」が中四国は68.6%、関東圏は55.7%と半数以上。
中四国では次いで「所有地に新築」が多く、関東圏では「リフォーム」が多い傾向です。
家づくり計画と言っても、「土地から探して家を建てる」「建売住宅・マンションを購入する」「中古住宅を購入してリフォームする」「実家を二世帯住宅に建て替える」などさまざまな選択肢があります。
中四国では89.4%、関東圏では77.3%の方が「注文住宅を新築する」ためのご相談で「家づくり学校」を利用されています。
最終実施計画の割合はこちら!
来校された当初の計画を、実際に検討を進める中で変更される方も多くいらっしゃいます。
例えば、自宅のリフォームをしたいと相談に来られた方が、自宅の建物診断やかかるリフォーム費用と建て替えた場合の費用、建て替えによる性能面アップによる経済的・健康的メリットを知ったことで、リフォームから建て替えに計画変更された、などがよくあるケース。さまざまな選択肢を知ることで、後悔のない家づくりをしています。
所有地がある?土地を購入して建てる?
中四国では、これから土地を探して購入し、家を建てようと計画している方が71.5%。関東圏でも52.9%と半数以上。
所有地をお持ちの方が関東圏のほうが多く、47.1%となっています。
希望する土地の広さは?
中四国は50~54坪が42.9%と最も多く、次いで60~64坪が15.9%。関東圏は30~34坪が27.7%と35~39坪が36.2%と、30坪台が半数以上でコンパクト傾向です。
50~55坪程度の土地に30坪前後の家を建てる、というのが今の主流となりつつあるため、多くの方もそう考えている傾向が見て取れます。
一方で、土地単価の高い関東圏では30坪台が60%超。神奈川県の湘南などでは坪単価100万円以上の土地も多く、30~35坪程の土地を購入するというのが現実的と考えている方が多いようです。
家の大きさはどのくらいほしい?
30~34坪が最も多く、中四国は62.1%、関東圏は50.5%。
29坪までのコンパクトサイズは中四国では10.4%、関東圏では20.7%と多め。関東圏は土地価格が高く、土地の購入面積が小さいことが影響しているものと思われます。
いつまでに家を建てたい?
「2年以内」という回答が最も多く約4割。しっかり考えて進めたい!と早めに動き出される方が多いです。
「まだ先の計画だけど勉強しておきたい」「事前準備をしてしっかり考えて進めたい」というご家族が多くいらっしゃいます。
また、来校時は数年先の計画で検討していても、知識を身につけ、よい会社やよい土地との出会いがあることで、実現時期が早まることも多いです。
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3.お金や住宅ローンはどのように計画している?
続いて、お金や住宅ローンはどのように計画しているかを見ていきましょう。
ご夫婦の収入を合わせた世帯年収は?
ご夫婦の収入を合わせた世帯年収の平均値は中四国が817万円、関東圏が929万円。
中四国では600~900万円台が60.6%と半数以上を占め、関東圏では800万円以上が70%超、うち1,000万円以上が41.3%となっています。住宅取得予算が総じて高い関東圏ですが、その分、世帯年収も高いご家庭が多いことが家づくりを後押ししています。
世帯の貯蓄額は?
住宅取得のための頭金は、物件価格の10~20%が目安と言われています。平均額で考えると、約400~800万円程度必要ということになります。つまり、住宅所得のためには計画的な貯蓄がポイントとなります。
25~34歳の結婚したばかり、あるいはこれから子どもを持つ予定の世代の場合、400万円以上の貯蓄をしている世帯が32.6%と一番多く、800万円以上の世帯も20.9%と一定数いることから堅実さがうかがえます。
一方で、子育て世代である35~44歳は、400万円未満の世帯が30.8%と一番多くなっています。それに対して1,200万円以上の貯蓄をしている世帯も合計で43.6%いることから、貯蓄をしている世帯とそうでない世帯で二極化していると言えそうです。
自己資金はいくら用意している?
ご来校時の自己資金の想定額は中四国の平均は735万円、関東圏は1,336万円。
ご来校時のヒアリングでは、新築一戸建て(建て替えを含む)を検討している方のうち、中四国では70.1%が自己資金(預貯金+援助資金)を準備されていて、平均額は735万円。関東圏では62.7%で、平均額は1,336万円。
ご相談時に援助資金が見込めると言われた方は、中四国が10.6%で平均額は679万円、関東圏は8.2%で平均額は1,591万円。住宅予算が大きくなりがちな関東圏は、自己資金額も多めに考える傾向があるようです。
ただ、最近の傾向として、住宅資金は金利の低い住宅ローンを利用し、今ある預貯金は資産運用にと考える方も増えてきています。
住宅ローン融資率は?
諸費用分まで借入をする融資率100%超が40%。
ただ、「家づくり学校」ご利用者の60%は、堅実に諸費用は自己資金で支払い、借入は物件価格以下に抑えておられます。
融資率100%超が40%、つまり40%の人は物件価格以外にかかる諸費用分まで借入をしていることになります。
一般的に住宅ローンは物件価格までしか借入できませんが、住宅ローンを借りる方の若年化に伴い、自己資金の準備が十分にできていない、これから子どもが生まれることを考えると手元の貯蓄はできるだけ残しておきたいなどの理由から、諸費用分まで借入をする傾向が強くなっています。
また、変動型の借入金利が低いことも一因と考えられます。そうはいっても「家づくり学校」のご利用者の60%が堅実に諸費用は自己資金で支払い、借入は物件価格以下に抑えている傾向です。
住宅ローンの組み方は?
ご夫婦のどちらかが単独で借入をする単独ローンの割合が57.9%、ご夫婦の収入を合わせて借入をする夫婦合算が39.0%。現金でのご計画も3.1%いらっしゃいます。
共働き夫婦が多くなったことにより、夫婦が協力して家を取得するという考え方が今、一般的になりつつあります。また、コロナ禍以降、社会情勢の影響を受けて物件価格が高騰したことも影響しています。
請負契約金額は?
新築(建物のみ)の平均契約金額は、中四国は3,093万円、関東圏は4,107万円。
こちらは建物のみの最終的な請負契約金額(税込)のデータです。
新築では、中四国は2,500~2,999万円が最も多く38.0%。次いで3,000~3,499万円が多く24.0%。関東圏は3,000~3,499万円が最も多く24.0%。関東圏は5,000万円以上の世帯が8.0%と高めの傾向にあり、それが平均額を引き上げています。
リフォームにおいては、中四国は断熱・耐震改修を含めた大規模リフォームの実施割合が高く、平均額も関東圏より高い1,369万円となっています。
家づくりを始める方の多くが気になるのが「お金」のことではないでしょうか?
「家づくり学校」では、金融機関から「借りられる金額」ではなく「ムリなく返済していける金額」での予算立てをアドバイスしています。また、ファイナンシャルプランナーによるライフプランニングに基づく資金計画、実際にファイナンシャルプランナーが講師をつとめるマネーセミナーも開催中です!
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4.住宅会社選びに関するあれこれ
みんなはどんな基準で住宅会社を選んでいるの?「家づくり学校」を利用したご家族に、家づくりにおいて重視したポイントや会社選びの決め手となったことを聞いてみました。
家づくりで重視したいことは?
多くの方が重視するのは「断熱・気密性能」や「耐震・耐久性能」といった家の基本性能で、96.3%。(複数回答あり)
「家づくり学校」のレクチャーを受けられることで、多くの方が断熱・気密性能や耐震・耐久性能といった住み心地、安全性にかかわる基本性能を重視したいと回答しています。
次いで、自然素材を使いたいというのはいつの時代も多い要望のひとつです。予算内で実現したい、コストパフォーマンスのよさといったポイントも多くの方が重視されています。
デザインと性能の両立は今や当たり前で、ロングライフな住まいにする、一歩進んだ住宅性能面の取り組みや性能数値、素材へのこだわりを求める傾向があります。
お好みのスタイル・テイストは?
飽きのこないシンプルモダンが圧倒的に人気で65.9%。次いで多いのが、現代和風(和モダン)です。
最近人気が高まっているのが、ホテルライクや北欧と和の融合「ジャパンディ」。ロングライフな家づくりが主流となる中、一過性のデザインではなく、家族構成やライフスタイルの変化にもフレキシブルに対応できるデザインが求められています。
住宅会社は何社検討した?
最終的に依頼先を決めるまでに訪問した平均社数は3.38社。多くの方が、家を見学・体感し、建築のプロの話を聞くことで比較検討し、求める1社を見極めておられます。(複数回答あり)
多くの方がさまざまな特徴、性能レベルの家を実際に見学・体感し、建築のプロに話を聞く中で「自分たちが求める家づくり」を見極め、依頼する住宅会社を決定しておられます。
「家づくり学校」ではアドバイザーが要望や予算などを踏まえて数社提案し、実際にその住宅会社が手掛けた家を見学・体感していただけるよう、見学訪問手配を代行しています。
住宅会社を選んだ決め手は?
最終的な決め手は「人柄」。“信頼できる”かどうかが決め手に
社長やスタッフの家づくりへの熱い姿勢や人柄、プロの知識量や説明の説得力、親身かつスピーディーな対応に「この人たちならいい家を建ててくれると信じられた」という意見が多く聞かれました。
また、「現場見学で大工や現場監督の高い技術力や丁寧な仕事ぶりを確かめられて安心できた」といった声も多く聞かれます。
建ててからも長い付き合いが続く会社選びにおいては信頼関係が重要な鍵となっているようです。
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家づくり学校で相談してみる
「家づくり学校」で学び、家を建てた先輩たち900組以上のマイホーム実例をインタビューとともに紹介!ぜひ参考にしてみて!
5.まとめ
今回は「家づくり学校」ご利用者のデータから、最近の家づくりの傾向や住宅トレンドについてご紹介させていただきました。
家づくりは人生で最大の買い物です。失敗や後悔を避けるには正しい知識が欠かせません。家づくり学校では、正しい基礎知識を身につけてもらい、「家づくりの基準」を作るお手伝いをさせていただきます!
家づくり学校は、埼玉県、群馬県、神奈川県、山梨県、兵庫県、岡山県、広島県、山口県、鳥取県、島根県、香川県、愛媛県、徳島県で来店やオンラインで新築やリフォームのご相談を承っています。
※群馬県、鳥取県、島根県、徳島県はオンライン相談専門窓口
ご利用はいずれも無料ですので、ぜひ家づくり学校の個別相談やセミナーをご活用くださいね!
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