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注文住宅の予算と費用

藤沢市の注文住宅の相場は高い?費用を抑えるためのコツや失敗しないポイントを解説

2024.11.18

家づくり学校

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藤沢市の注文住宅の相場は高い?費用を抑えるためのコツや失敗しないポイントを解説

藤沢市で注文住宅を建てる際、土地の価格や建物の費用など、気になることはたくさんありますよね。

この記事では、藤沢市のエリアごとの相場、費用を抑えるための具体的な方法や、失敗しないための注意点などを徹底解説します。この記事を読めば理想の住まいを予算内で実現するためのヒントがきっと見つかります。

この記事でわかること

  • 藤沢市で注文住宅を建てるメリットとデメリット
  • 藤沢市の土地付き注文住宅の平均費用相場
  • 藤沢市のハウスメーカー・工務店・ローコストビルダーの相場価格
  • 藤沢市エリア別の土地価格・坪単価の相場

本記事は、累計25,000組以上の家づくりをサポートさせていただいた「家づくり学校」が執筆しています。

家づくり学校」では、家づくりの基本知識や予算設定のコツ、信頼できる住宅会社の見極め方などを出版社ならではの公平かつ中立の立場で個別相談やセミナーを通してレクチャーしています。

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1.藤沢市で注文住宅を建てるメリットとデメリット

「湘南」の中心地である藤沢市。まずは「藤沢市で注文住宅を建てるメリット・デメリット」について見ていきましょう。

藤沢市で注文住宅を建てるメリット

神奈川県の東南部に位置し、面積69.56㎢、人口44万人超という県下でもトップクラスで人口の多い藤沢市。藤沢市で注文住宅を建てるメリットとしては、主に次のようなものが挙げられます。

湘南ライフを満喫できる

藤沢市の風景

湘南の中心地である藤沢市は神奈川県内でも、近年人口増加が著しい人気のエリアです。横浜市や鎌倉市、茅ヶ崎市などに囲まれ、南部は相模湾に面し、江ノ島海岸は県内有数の観光スポットとしても知られています。

内陸部でも湘南の海を感じさせる明るい光と爽やかな風が漂っており、豊かな自然と調和したスローな湘南ライフを求める人にとって、理想的な場所であるといえます。

交通の便が良く、都心へのアクセスも良好

藤沢市は海沿いの穏やかな気候のほか、東京都心まで電車で約1時間というアクセスの良さもあって、近年ではベッドタウンとしての評価も高まっています。マリンスポーツを楽しみたいという人や、子育て環境が充実しているためファミリー世帯まで、幅広い層の移住者が増加傾向にあります。

子育て環境が充実している

藤沢市は湘南の中心地として観光スポットとして有名ですが、実は子育て世代にとって住みやすい街としても知られています。小中学校の数が多く、教育環境が充実しているだけでなく、「湘南台文化センターこども館」「辻堂海浜公園(辻堂ジャンボプール)」など、子どもたちが安心して遊べる施設も豊富です。

また、海や川など、自然の中で遊ぶ機会も多いため、子どもたちの健やかな成長を育みます。

藤沢市で注文住宅を建てるデメリット

温暖な気候で過ごしやすい藤沢市ですが、海辺の街ならではのデメリットもあります。

塩害や湿気

その一つが「塩害(えんがい)」です。

潮風によって屋根や外壁、玄関ドア、サッシ、自動車やバイクなどに塩分が付着しやすく、通常よりも早く劣化や腐食が進行することがあります。塩分によって窓ガラスが白く曇ってしまうこともあります。

窓の塩害イメージ

海の近くに注文住宅を建てる際には塩害対策が必須です。

例えば外壁であれば「塩害に強い漆喰」や「腐食に強いガルバリウム鋼板」、「非金属系のサイディング」を使用するといった配慮が重要になってきます。

また、藤沢市は海洋性気候のエリアで年間を通して温暖であるものの、「湿度」が高めの傾向にあります。特に海に近い立地では、湿度の高さによって窓の結露や壁、天井のカビといった問題も発生しやすくなります。

湿気は洗濯物の乾燥を妨げるとともに、風向きによっては衣類に潮の香りが付着することにもなりかねません。カビはシックハウス症候群や喘息の原因にもなります。

なお、湿気対策に最適なのは「高気密高断熱の家づくり」であり、そのような家づくりを実現すれば「計画換気」が実現できるようになります。洗濯物が部屋干しでしっかり乾くようになるので、衣類への潮の付着を防ぐこともできます。

人気エリアは土地の取得が難しい

移住先として人気を集めている藤沢市で注文住宅を建てる際、特に人気エリアでは競争率が高くなっており、土地の取得が難しい傾向にあります。

特に「アクセスの良い市街地周辺部」や「自然環境が整った地域」、「教育機関が充実しているエリア」などは多くの人々が住みたいと考えるため需要が集中しています。

結果、限られた土地に対して多くの購入希望者が現れることとなり、価格も高騰しています。

不動産価格高騰イメージ

さらに人気エリアは新規で開発される土地も少なく、既存の住宅地で古い物件を取り壊して利用するケースが多いため、空き地自体が不足しがちになっています。そういった理由で近年は競争が一層激化しており、予算内で理想の土地を見つけることに苦労している方が数多く見受けられます。

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自然災害のリスクがある

藤沢市は自然豊かな環境に恵まれた地域ですが、その一方で「自然災害に対するリスク」も存在するエリアです。

海に面しているため、まず考えられる自然災害としては「津波や高潮」があります。特に強い地震が発生した場合、海岸に近い地域では津波による大きな被害が懸念されます。

相模湾は台風の進路になりやすいこともあって、豪雨や強風による被害も想定されるところです。加えて丘陵地帯にも接しているため、「土砂災害」も考慮する必要があります。

特に大雨が降った後などは、土砂崩れや地滑りが発生する可能性があります。さらに、河川が流れる地域では洪水の危険性もあります。

こうした自然災害のリスクを軽減するためには、あらかじめ藤沢市が作成しているハザードマップを確認し、なるべく安全性の高いエリアを選んで家づくりを進めましょう。加えて避難場所を確認しておくなど、適切な防災対策を講じておくことも重要です。

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2.藤沢市の注文住宅の費用相場を徹底解説

藤沢市で理想の家を建てるには、まず費用相場を把握することが大切です。

本章では注文住宅の平均費用や、会社別の相場など、具体的な数字を元に、家づくりの参考となる情報を提供します。

藤沢市の土地込み注文住宅の平均費用相場

ここでは、「フラット35利用者調査」や藤沢市で家づくりのサポートをする「家づくり学校湘南校」の現地情報を元に、全国、首都圏、神奈川県、藤沢市の土地込み注文住宅について紹介します。

地域・都道府県 建設費(注文住宅) 土地取得費 土地+注文住宅
全国 3,406万円 1,497万円 4,903万円
首都圏 3,402万円 2,277万円 5,679万円
東京都 3,295万円 3,825万円 7,120万円
神奈川県 3,310万円 2,491万円 5,801万円
藤沢市 3,500万円 3,000万円 6,500万円

藤沢市の土地付注文住宅の費用相場は、6,500万円です。東京都の平均である約7,120万円は下回るものの、首都圏エリア平均の約5,679万円を1,000万円程度上回り、安く建てられるエリアとは言えません。

いずれにせよ費用相場は、エリアごとで建設費にはそこまで大きな違いは見受けられませんが、土地取得費用が大きく異なります。

土地公示価格を見ると、神奈川県でも地域によってその価格に大きな差が見られます。

特に横浜市や川崎市などの都心に近いエリアでは、土地の価格が高騰しており、2024年は両エリアの平均で約132万円/坪と神奈川県内でも特に高い水準となっています。

藤沢市をはじめ、平塚市や茅ヶ崎市などのエリアでは坪単価40万円台~60万円台と、都心部に比べると比較的安く購入することもできます。同じ湘南エリアでも非常に人気が高い鎌倉市(約80万円/坪)などと比べても土地価格が安価であることからも、ファミリー層や定年後の移住者などに人気があります。

藤沢市の住宅会社の業態別の相場価格

藤沢市の住宅会社は主に「ハウスメーカー」「工務店」「ローコストビルダー」の3つの業態に分けることができます。ここでは、それぞれの業態の特徴と、藤沢市における価格相場について見ていきます。

ハウスメーカーの相場

ハウスメーカー

ハウスメーカーは広範な地域に拠点を持ち、戸建て住宅の設計や施工を専門とする企業です。各社は独自の製品ラインを展開し、共通の部材を多く使用することで、短期間かつコストを抑えた住宅の提供が可能です。

住宅プランは主にセミオーダー方式を採用しています。ハウスメーカーの中には住宅の販売に加え、点検やリフォームといったサービスにも対応しているところがあります。これにより、家に関するさまざまな相談を一括で行えるというメリットがあります。

一方、宣伝費・人件費がかかる分、コストは割高になる可能性が高いです。そういった背景もあり、ハウスメーカーの目安坪単価の相場は100万円~と比較的高い金額になります。

工務店の相場

工務店

工務店は特定の地域に店舗を構え、その土地の風土や気候に適した家づくりを得意としています。

多くの場合、社長と職人だけで構成された少数精鋭の家族経営が一般的です。

工務店は資材や建材を自社で調達し、営業、設計、施工管理を一貫して行うため、地域のニーズに応じた柔軟な対応が可能であることが大きなメリットです。また、注文住宅の契約は仲介を介さず施主と工務店が直接交わすため信頼関係を築きやすく、アフターサービスを通じて一生のお付き合いとなる良好な関係を保ちやすいです。

藤沢市にも地域に密着した工務店は数多くありますが、社数が多いため自分たちにあった会社を見つけるのが困難というデメリットもあります。

工務店は会社によって得意分野や特徴は大きく異なるため、目安坪単価は60〜90万円と大きく異なっています。

以下の記事で藤沢市、湘南エリアの評判の良い工務店を紹介しています。あわせてご覧ください

関連記事

【藤沢市の注文住宅】信頼できるおすすめ工務店10社>>

【湘南エリアの注文住宅】信頼できる工務店10社>>

ローコストビルダーの相場

ローコストビルダー
ビルダーに明確な定義はありませんが、ハウスメーカーを除く元請けとして年間20棟以上の住宅を供給しているような会社を指すことが多いです。

その規模は幅広く、年間1,000棟以上を供給する大型ビルダーから、年間20棟の比較的小規模な企業まで様々です。

その中でも「ローコストビルダー」は新築住宅を低価格で提供しています。藤沢市を営業エリアとするローコストビルダーも多く存在しており、目安坪単価は55万円〜となっています。ただし、価格が低い分、細かな箇所にこだわれなかったり、断熱性能などが低い可能性があるためよく吟味して会社を選ぶようにしましょう。

ハウスメーカー・工務店・ローコストビルダーの目安価格まとめ

会社種別 目安坪単価 特徴
ハウスメーカー 100万円 大手ならではの信用
人件費・広告費などで割高になる可能性も
工務店 60~90万円 さまざまなタイプの会社が存在
社数が多いため見極めが必要
ローコストビルダー 55万円 コストを抑えることができる
自由度や性能が低い可能性も

藤沢市には上記のようにさまざまな種類の会社があり、その特徴や得意分野も千差万別です。

自分たちにあった住宅会社を見つけるには、まず家づくりの正しい知識を付けて住宅会社を見極める目を持つことが大切です。「家づくり学校 湘南校」では、毎週家づくりに関するセミナーを開催しています。

まずはこのセミナーから家づくりの第一歩を踏み出しましょう!

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藤沢市エリア別の土地価格・坪単価の相場

次に藤沢市の土地価格・坪単価の相場をエリア別にご紹介します。ここでの土地相場は国土交通省が公表している神奈川県の公示地価や、藤沢市の土地代データ、さらには家づくり学校湘南校の現地情報を元に掲載しています。

※住宅地の平均価格として神奈川県における平均的な敷地面積(約161㎡)で換算したものを記載しています。

藤沢地区

  • 坪単価目安:75万円
  • 平均土地価格:3,600万円
  • 都市計画の主な用途:駅前に商業系、その他の多くが低層、中高層住居系用途

善行地区

  • 坪単価目安:63万円
  • 平均土地価格:3,024万円
  • 都市計画の主な用途:駅前に商業系、その他の多くが低層、中高層住居系用途

辻堂地区

  • 坪単価目安:123万円
  • 平均土地価格:5,904万円
  • 都市計画の主な用途:駅前に商業系、その他の多くが低層住居系用途

明治地区

  • 坪単価目安:83万円
  • 平均土地価格:3,984万円
  • 都市計画の主な用途:駅前や藤沢バイパス付近に商業系、その他の多くが住居系用途

湘南大庭地区

  • 坪単価目安:50万円
  • 平均土地価格:2,400万円
  • 都市計画の主な用途:中央に通る道路沿線に商業系、中心部に中高層、外側に低層住居系用途

遠藤地区

  • 坪単価目安:46万円
  • 平均土地価格:2,208万円
  • 都市計画の主な用途:工業系、住居系用途のほか、地区の多くが市街化調整区域

湘南台地区

  • 坪単価目安:80万円
  • 平均土地価格:3,840万円
  • 都市計画の主な用途:駅周辺に商業系、西部に工業系、東部に住居系用途

六会地区

  • 坪単価目安:53万円
  • 平均土地価格:2,544万円
  • 都市計画の主な用途:地区北部に低層住居系用途、南部が市街化調整区域

長後地区

  • 坪単価目安:44万円
  • 平均土地価格:2,112万円
  • 都市計画の主な用途:駅前に商業系、その他の多くが低層住居系用途

御所見地区

  • 坪単価目安:43万円
  • 平均土地価格:2,064万円
  • 都市計画の主な用途:地区の多くが市街化調整区域

村岡地区

  • 坪単価目安:69万円
  • 平均土地価格:3,312万円
  • 都市計画の主な用途:地区北部に住居系、JR東海道線沿線に工業系用途

片瀬地区

  • 坪単価目安:75万円
  • 平均土地価格:3,600万円
  • 都市計画の主な用途:地区北部に住居系、JR東海道線沿線に工業系用途

鵠沼地区

  • 坪単価目安:103万円
  • 平均土地価格:4,944万円
  • 都市計画の主な用途:駅前に商業系、その他の多くが低層住居系用途

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3.注文住宅の費用を抑えるための具体的な方法

藤沢市で注文住宅を検討する際、その費用を抑えるための方法・ポイントについて解説していきます。

①土地代を抑える

藤沢市は平均的な土地価格が高いエリアです。無理のない予算で家を建てるにはある程度条件を絞り込む必要があります。費用を抑えるためにも、次の2つの視点を持つようにしましょう。

駅から少し離れた場所を選ぶ

注文住宅のコストを抑える方法として「建てるエリアの選択肢を広げること」は非常に効果的です。

例えば、駅から近く交通の便が良い土地は地価が高くなりがちですが、駅から少し離れると下がります。同様に学校や病院、ショッピングセンターに近い場所も地価が高い傾向にあります。

このような利便性の高いエリアは人気が高く、土地価格も高めです。土地の価格が高くなれば、総予算も増加してしまいます。コストダウンを目指すならそういった地域から少し離れた場所を検討することが有効です。

ただし、騒音や悪臭が酷かったり、日当たりが悪かったりと「環境が悪すぎる場所」だと建築後の生活に影響が出る場合もあるため、注意が必要です。

土地の広さを見直す

「土地の価格」は建てる地域や周辺状況といったさまざまな条件で決まります。また、基本的には面積が広くなればなるほど、価格も上がります。

よって購入費用を抑えるためには広い土地よりも、やや狭めの土地を選ぶことはセオリーの一つです。ただし、狭い土地を選ぶ際には「建ぺい率」と「容積率」も考慮する必要があります。

平屋など広い敷地面積を要する家を希望する場合は、土地の面積にも注意を払っておきましょう。

②建物の形状を見直す

建築費用を抑える手段として「建物の形状をシンプルにする」ことも非常に有効な手段です。

総二階にして構造材・屋根材を減らす

土地の面積が限られている場合、家屋のコストを抑えるには「二階建て」にするという選択肢があります。建物の形状も「二階と一階の床面積がほぼ同じ」である「総二階」の方が比較的コストを抑えることができます。

特に近年人気を集めている平屋を建てるためには、基本的に二階建てを建てる場合よりも広い土地が必要となります。

また平屋と二階建てで同床面積の家を建てる場合、平屋の方が二階建てより大きな基礎が必要となるため、コストアップになります。屋根も同様で資材コストの増加に繋がります。

また、都市部でよく見られる「三階建て」では耐震性チェックを兼ねた「構造計算」が必須となり、そのための費用も発生します。構造上の強度を保つため高強度の部材を多く使用することにもなれば、コストが上がる要因にもなります。

「平屋」や「三階建て」はコスト増のリスクもあるため、バランスの取れた選択肢として「二階建て」を検討するのもいいでしょう。

床面積を減らす

一般的に注文住宅の建築費用は「坪単価×床面積」で算出されるため、床面積を減らすことがコストを抑えることに直結します。

また、間取りをシンプルに設計すれば必要な「間仕切り壁」が少なくなるため、それもコスト削減に繋がります。

③設備・性能を見直す

住宅のコストダウンのためには設備の費用を抑えることが不可欠です。そのためには設備のグレードを落とすなど、予算に見合ったグレードを選ぶべきです。

水回りの費用にお金をかけすぎない

家を建てる際に「最新のキッチンやバスルーム設備を取り付けたい!」と考える方も多いかもしれませんが、コスト削減を優先するなら「最新設備にこだわらず、様々なグレードで検討する」ことが非常に効果的です。

住宅設備には一般的に「高級」「中級」「普及」の3つのグレードがあります。

高級グレードは高機能かつ良い素材を使用する一方、「普及」グレードでは機能や素材を絞って、コストダウンに重点を置いています。

例えば高級グレードのキッチンだと天板は“人造大理石”などがありますが、「普及」グレードでは“ステンレス製”が多くなります。

水回りは金額をかけても数十年後にメンテナンスが必要になるケースが多いです。水回りを含めて住宅設備を選ぶ際には「こだわるべきポイント」と「妥協できる部分」を照らし合わせ、予算内に収まるように検討することが大切です。

太陽光発電システムの導入を検討する

近年、「太陽光発電システム」を導入する住宅が増えています。昔は太陽光発電システムを搭載することで生まれる売電が主な目的でしたが、現在は自家で発生する電気代を補うのが主な目的です。

太陽光発電システムの導入には、約100~150万円の初期費用が掛かりますが、中長期的な視点で考えると元を取ることができます。

例えば、太陽光発電システムの初期費用で150万円かかったとしても、電気代を月3万円から月1万円にすることができれば、「150万円/2万円=75カ月(6年3か月)」ということになり、元が取れます。

東京都は2025年度から大手ハウスメーカーで建てる場合、太陽光発電の搭載が義務化になっています。これからはゼロエネルギー住宅(ZEH)を目指すべきであり、その手段として、太陽光発電は必須と言えます。

太陽光発電パネル自体の寿命はおよそ30~40年程度、電力変換を行うパワーコンディショナーは10~15年程度の耐用年数といわれています。導入を検討する際は「将来的なメンテナンスコスト」も考慮しておきましょう。

神奈川県のZEHに関する内容は以下の記事でご覧いただけます。

関連記事>>神奈川県のZEH対応ハウスメーカー・工務店を紹介!坪単価や選び方のポイントも解説

「省エネ住宅」を検討する

建てた後のコスト、つまりランニングコストが掛からない「省エネ住宅」を建てることも有効な手段です。

住宅性能(断熱性・気密性)を高めた上で、エネルギー効率の高い設備や省エネ機器を導入し、入居後の「光熱費を長期的に節約する」という考え方です。

加えて「耐久性の高い建材」を選ぶことで「将来のメンテナンス費用を抑える」ことも効果的です。初期費用だけでなく、長期的なコストを見据えた部材選びが、費用削減の重要なポイントとなります。

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4.藤沢市の新築で予算を落としすぎて失敗した事例

前章でも述べたように無理のない適正な予算で家を建てることはとても大切です。ただし「とにかく安く建てたい!」という気持ちばかりが先行して、あとになって後悔した…という方は少なくありません。

ここでは、予算を重視しすぎたがために、住み始めてからさまざまな問題に直面してしまった、リアルな失敗事例をご紹介します。「安かろう悪かろう」ではなく、本当に満足できる家づくりを実現するためには、何を大切にするべきなのか? ぜひ、この章を読んで、自身の家づくりに役立ててください。

【失敗例①】土地代が高いので安易にローコスト住宅を選択した

例えば、予算内に収めるためにローコスト住宅を選択したケース。

予算内で建てられたものは良かったものの、生活動線が考えられていない間取りやグレードの低い設備機器、住宅性能も低く「夏暑く冬寒い家」となってしまい、後悔の残る家づくりとなってしまいました。

ローコスト住宅は「あらかじめ決められたプラン」に基づいて建築されるのが一般的です。

それゆえに注文住宅よりも安価ですが「あれも、これも好きなものを選べない」といった、デメリットとなるポイントが少なくないのも事実です。

もし、「自分のライフスタイルに合わせたスムーズな動線の間取りにしたい「独自のデザインにこだわった外観にしたい」といった希望が強い場合には、ローコスト住宅は選ぶべきではなく、注文住宅を選択した方が賢明です。

そもそも家づくりの目的は「家を建てること」ではなく「家に住むこと」です。家づくりにおいては「土地」ではなく「建物」を優先した方が失敗が少なくなります。

【失敗例②】断熱・気密性能が低く、光熱費が掛かる家になった

コストを抑えるために建てる家の住宅性能(断熱・気密性能)を低いレベルにしてしまったケース。

実際に住んでみると「夏は暑く冬は寒い」室内環境になり、毎日の生活にストレスを抱えるだけでなく、エアコン代などの光熱費がかさむようになってしまうという家になってしまいました。

注文住宅の予算立てにおいては初期費用だけでなく、長期的なランニングコストも考慮することが大切です。

例え初期費用が高くなったとしても、断熱・気密性能が高く、躯体もしっかりとした住宅を建てることができれば、住み始めてからの光熱費や後々のメンテナンス費用を抑えることができます。

予算内で家を建てられたとしても、住み心地が悪く、光熱費が掛かるのであれば本末転倒です。ランニングコストも含めて考えた予算計画を心がけましょう。

家づくりで後悔しないために、基本知識を身に付け自分たちがどんな家にしたいのか、どんな暮らしをしたいのかを明確にする必要があります。「家づくり学校 湘南校」では藤沢市の家づくりのサポートを行っております。まずはお気軽にご相談ください。

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5.注文住宅で失敗しないための予算と住宅ローンの考え方

ここからは注文住宅を検討する際に注意したい「予算と住宅ローンの考え方」について解説していきます。

家づくりの総予算は「①自己資金」と「②援助資金」、そして「③無理のない住宅ローン借入額」を合算して考えるのがセオリーです。

自己資金を決める

基本的に家づくりに掛かる登記費用や手数料などの諸費用は、現金で用意するのが鉄則です。

この諸費用の金額にローンの頭金を足した金額を「自己資金」として用意しておきましょう。頭金は多いほどローンの返済は楽になりますが、一方で、預貯金を全て使い切ってしまうと住宅以外の出費で困ることにもなりかねません。

預貯金額から残しておくべき金額を考慮して「自己資金」を決めるようにしましょう。

援助資金を確認する

親などから家を建てるために援助してもらうお金が「援助資金」です。

家づくりを進める段階で援助がないか?確認するといいでしょう。原則として、親から年間110万円を超える財産を貰うと贈与税が課税されます。

ただし、住宅取得のための資金の贈与に関しては、最大1000万円まで非課税となる優遇制度もあります。要件などを確認して上手に活用してください。

※参考:国土交通省ウェブサイト「住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置」

住宅ローンの借入額を決める

住宅ローンの借入額はできるだけ抑えて、無理のない返済計画にしていくことが住宅取得後の生活のためにはとても大切です。

借入額の目安は以下の計算式で算出できます。

①「世帯年収(万円)× 返済負担率(%)」で「年間返済可能額(万円)」を算出する
例:世帯年収700万円のご夫婦が返済負担率25%で計算⇒年間返済可能額は175万円。
※返済負担率は20%以内で計算するのが理想的です。

②「年間返済可能額(万円)÷ 12か月」で「月々の返済額(万円)」を算出する
例:世帯年収700万円のご夫婦が返済負担率25%で算出した年間返済可能額175万円÷12か月⇒月々の返済額は14万5833円。

③算出した「月々の返済額(万円)」を元に下表から借入額の目安を導き出す
例:世帯年収700万円のご夫婦が返済負担率25%で算出した年間返済可能額175万円÷12か月で算出した月々の返済額は14万5833円⇒金利1.5%で返済30年だと借入額の目安は4050万円。

月々の返済額 金利 返済期間
25年 30年 35年
8万円 1.0% 2,120 2,480 2,830
1.5% 2,000 2,310 2,610
10万円 1.0% 2,650 3,100 3,540
1.5% 2,500 2,890 3,260
12万円 1.0% 3,180 3,730 4,250
1.5% 3,000 3,470 3,910
14万円 1.0% 3,710 4,350 4,950
1.5% 3,500 4,050 4,570

※元利均等返済を前提に算出 (単位:万円)

マネーセミナーで予算と住宅ローンについて学ぶ

以上が家づくりの予算と住宅ローンについての考え方となります。

ただ、解説してきたのはあくまで一般的な考え方であり、一生で一番高い買い物といわれる家づくりにおいては「自分たちに合った予算」であることが何よりも大切です。

家づくり学校では「マネーセミナー」を定期的に開催しています。

セミナーでは人生設計を踏まえた適正予算の考え方など、完成した後も豊かに暮らすためのポイントをお伝えします。

家づくりに関するお金に不安のある方にオススメのセミナーとなっていますので、ぜひご利用ください。
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6.藤沢市の注文住宅で使える補助金

藤沢市で注文住宅を建てるのならば、補助金も上手に活用したいものです。ここでは藤沢市の注文住宅で使える補助金について説明していきます。

地球温暖化対策設備等に関する補助事業(住宅関連のみ抜粋)

対象 金額 予定件数 備考
住宅用太陽光発電システム設置費 1kWあたり15,000円
(上限50,000円)
150件 同時設置の場合は加算あり。

設置と同時にZEH住宅になる場合も+100,000円

家庭用燃料電池システム
(エネファーム)設置費
1件50,000円 65件 一般社団法人燃料電池普及促進協会に登録された機器であること。
定置用リチウムイオン蓄電池設置費 1件50,000円 100件 国の補助制度に準ずる装置であること。
雨水貯留槽購入費 本体購入金額の1/2
(上限15,000円)
30件 雨水を貯める容量が100リットル以上600リットル
以下のもの。

※補助金はすべて先着順になります。各補助金とも予算の範囲内での受け付けとなります。
※各補助金に関する最新情報は市に直接ご確認ください。
※参考:藤沢市ウェブサイト「令和6年度地球温暖化対策設備等に関する補助事業について」

 

7.まとめ

今回は藤沢市で注文住宅を建てる際の費用相場や人気エリアの土地価格、藤沢市で失敗しない家づくりにするためのポイントなどについて解説しました。

当記事をぜひ参考にしていただき、理想の注文住宅を手に入れてください!

神奈川県内にも数多くの住宅会社が存在しておりますが、家づくりにおいて後悔しないためには「ご自身にとって最適な会社を選ぶ」ことが何より大切です。

そのためにもまずは「家づくりに関する基礎知識」をしっかり身につけ、その上で「住宅会社を見極める力」を身につけてください。

もし、ご自身だけではそういった基礎知識や見極める力の習得が難しいと感じたら、その時はぜひお近くの家づくり学校へご相談ください。

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この記事を書いた人

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