外壁にはどんなものがある?サイディング、ガルバリウム・・・そのメリット・デメリットとは?
2023.10.25
2022.09.13
住宅街にはいろいろなお家が建っていますが、「この家の雰囲気素敵だな」と感じる一番の要因は外観にあると思います。そんな我が家の「顔」になる外観ですが、外壁の種類はひとつやふたつではなく、非常に選択肢が多いです!今回は挙げるのはその一部ですが、それぞれの見た目やデザインだけでなく、メリット、デメリットも参考にしてみてください。
■外壁材の種類
①サイディング(窯業系)
日本の住宅で一番多く使われているであろう外壁が「サイディング」です。白や黒、レンガっぽい色などカラーバリエーションに優れており、また、模様もレンガを積み立てたような見た目のものや細い石を積み上げたような積層柄など、選択の幅が広いのも魅力的です。最近は継ぎ目をシーリングで埋める必要のない、耐久性に優れた商品もでてきました。
②ガルバリウム鋼板
こちらも日本の住宅によく用いられる外壁材です。「鋼板」というだけあって素材は金属。写真のように縦のラインが印象的な柄が多い印象ではありますが、幅広のものやラインが横向きだったりと、色も柄もバリエーション豊か!金属なので、光に反射するとキラッと輝いてメタリックな感じがカッコいいですね?
③木材
外壁全面に木を使うことも可能です。ふつうの木板を貼ることもありますが、やはり劣化が気になるところですので、写真のように焼杉として採用するケースも多いです。焼杉って昔の民家や倉庫に使われている印象が強いですが、デザイン次第でモダンに仕上げることも可能です!和風にも洋風にも見えて素敵ですね!
④タイル
こちらも採用率は低めですが、とっても優秀な素材のタイルです。メンテナンス不要な素材という観点でいうとイチ二を争うのではないでしょうか。採用率が低い理由はコストが第一かと思われます。でも雰囲気もあって素敵な素材ですから、玄関回りの一部などアクセントとして使われている方は多いかと思います。
他にもALCボードなどの建材もあります!
塗り仕上げタイプ
⑥モルタル
モルタルは砂とセメントに水を加えて練った建材です。ちなみに、砂とセメントにさらに砂利を加えるとコンクリートになります。塗り仕上げは左官職人さんによっていろいろな柄のパターンを生み出すことが可能です。あえて模様をつけずに基礎みたいに無機質さを前面に出すのもかっこいいですし、吹き付け仕上げでざらざらとした感じにするのも、風合いがでていいですよね!
⑦そとん壁
そとん壁はシラス台地のシラスが原材料の建材です。マグマから生み出された素材で、とっても細かい粒子にも関わらずその中にさらに無数の穴があいているので、いわゆる木炭のように調質性能や消臭効果に優れています。粗の細かいものと少し荒いものの二層仕上げにすることで防水性もクリアしています。自然のものなので、劣化や退色しにくいのも魅力的✨
⑧漆喰
漆喰とは、石灰にのりや粘土を混ぜ合わせた建材です。継ぎ目なく全体を仕上げることができるので、非常にすっきりとした印象をもたせてくれます。粒子も非常に細かくざらざらしていないので、例えば扇の模様などつけたら、輪郭がくっきりするので、陽があたったときの影まで美しくみえます。漆喰も調湿・消臭性に優れており、外壁はもちろんのこと、内装に使う方も多くいらっしゃいます。
組み合わせも楽しんで
土壁×木
サイディング×塗り×木
形はもちろんですが、使う素材によってもまた印象は変わってきます。雑誌やインスタなどでいろいろと外観写真をみてみて自分達の好みな雰囲気を見つけていただけたらと思います。
家づくり学校でできること
- 家づくりで後悔しないための基本知識のレクチャー
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