外壁材サイディングの中でも特にこの2つをよく聞きます
2023.10.25
2022.05.26
普段モデルハウスや完成邸にお伺いした際、外壁や屋根、内装の仕様をお伺いするのですが、外壁材で採用されている部材は圧倒的にサイディングが多いです。(塗り壁、モルタルや焼杉などいろいろ種類はありますし、何にでもメリットデメリットはありますが、あくまで採用率の話です!)
サイディングは長年放置するとチョーキング現象が起こったりするので、10年くらい毎のタイミングでメンテナンスが推奨されています。しっかり手をかけてメンテを繰り返していくと何十年も持つと思いますが、一般的な耐久年数は30~35年くらいと言われています。
しかし最近は技術の進歩もめざましく、サイディングの弱点を克服するような商品も次々とでています。
?見学する際によく聞くサイディングの商品その① ニチハのFu-ge
ニチハのFu-geはサイディングのデメリットであるシーリングを最小限に抑えることができます。「四方合いじゃくり」というそうですが、タテにもヨコにも噛み合わせられるように加工してあるので、シーリングという目地を打たなくても接合することができるのです。
シーリング材は材料同士の隙間を埋めるという用途になりますので、劣化してひび割れたりすると雨漏りに繋がりやすいです。シーリング材の材料費はそこまで高くないとしても足場を組む費用などを見積もると結構な総額になることも。
事前の対策として、そもそもシーリングが不要な建材を使うというのは賢い選択といえるかと思います!
?見学する際によく聞くサイディングの商品その① ケイミューの光セラ
ケイミューの光セラは光触媒というコーティングをすることで汚れに強い外壁材を実現しています。太陽の力で汚れを分解して雨で洗い流す…へえ~~??という感じですが、実際にある程度の築年数が経ったモデルハウスの光セラの外壁をみるとキレイなので確かに効果があると感じます。
サイディングの天敵のひとつに紫外線があるのですが(紫外線の影響でチョーキング現象が起こります)、逆に紫外線の力を味方につける発想をしているのが面白いですよね。光触媒だけでなくセラミックでもコーティングしているので、強度があがり、メンテナンスの頻度もさがるのではないかと思います。
最近よく聞くのはこの二つですが、外壁の選択肢は素材から商品から本当にたくさんあります。幅や長さや部材も流行り廃りがあって、将来的に張り替えようと思っても既に廃盤になっていて一部補修が出来ず、全面張り替えになるというケースもよく聞きます。
最終的には自分の目でサンプルをみて確かめて採用していただけたらと思います!
それに瓦もそうですが、窯業で造ったものは寒い地域と暑い地域では最適な焼き上げの温度帯が変わってきたりします。その地域で快適に暮らしていくためには気候風土を理解した地元の工務店さんのアドバイスも大変参考になるのではないでしょうか。
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