【天然と植林の違いは?】木材の見極め術!
2023.10.25
2021.08.23
先日「太田工務店」さんに訪問した際に、製材の様子を見させていただきました。
太田工務店さんは、地元・兵庫県多可町のヒノキを自社で製材からこだわって家づくりをされています。伝統工法と素材の活かし方を知るプロの大工さんだからこそできる家づくりを強みとし、絶対に施工に手を抜いたりはしないとのこと。
太田工務店さんでは超低温乾燥にこだわっているため、木材内部の破損を抑え、色つやも非常に綺麗!実際に山積みになっているヒノキを間近で見るとすごい迫力でした?!
実際に丸太をカットする様子も拝見しました✨
そして、木材のプロである社長から、木の見極めポイントを教えていただきました!
さて、写真にある右と左、どちらが天然の木で、どちらが植林の木でしょうか?
年輪=その木の年齢、というのは有名な話ですが、年輪をよく見ると狭さに違いがありますよね。この年輪の幅は、気候変動や育つ環境によって変化するらしく、過酷な環境を生き抜いてきた天然の木ほど細かく詰まっているとのこと。
つまり、上の写真では左が天然、右が植林ということになります!
「丸太でも分かりやすいよ~」ということで、加工前の木もじっくり見させていただきました。
左が天然、右が植林の木です。
厳しい自然の中で上手く太陽の日に当たれなかったりすると、ゆっくり育つので年輪の幅は狭くハッキリ詰まって見えますが、逆に植林は肥料をやって手をかけているため、ぬくぬくと育ち幅が空いてくるそう。
断面を見るだけでその木の育った環境やストーリーが分かって面白い?
ちなみに加工後の見た目にも変化が出るようで、赤で囲った方が植林、黄色い方が天然の木です。植林の方が節が多いことが分かりますよね。
このように、何気なく目にする木材でも 新しい発見が少しでもあるとさらに家づくりが楽しくなりますよ(^-^)!
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