2世帯住宅の場合の援助資金の留意点
2023.10.25
2020.10.23
二世帯住宅では親と子の2つの世帯が一緒に暮らすため、それなりの広さが必要になり、建築費用も割高になります。ですから、二世帯住宅の場合、親から子へ資金の援助という話もよく聞きます。
住宅の購入、新築、増改築等をするための資金を親や祖父母からもらう場合「住宅取得等資金贈与の非課税」という制度を利用できます。二世帯住宅の場合、登記方法の違いによって非課税の対象が異なります。
住宅取得等資金の贈与と二世帯住宅の登記について
②区分所有登記している場合 → 子世帯部分の床面積
②の場合は、区分所有登記の部分の面積となり、子世帯部分の床面積が240平方メートル以下であればよいことになります。
2世帯住宅建築後、年月がたち両親が亡くなってしまった場合、同居をしているとその土地にかかる相続税は330㎡までであれば8割減となる「小規模宅地等の特例 」もあります。
非課税制度を受ける場合の床面積の上限は240平方メートルですから、大きな二世帯住宅を建築する場合は、子世帯部分につき区分所有登記とする必要があります。一方、相続の際に「小規模宅地等の特例」の適用を受けるためには、区分所有登記は不利になります。
二世帯住宅だからといって安易に区分登記するのではなくて、将来の相続計画などを含めて、しっかりと家族で話し合うことが大切です。
家づくり学校でできること
- 家づくりで後悔しないための基本知識のレクチャー
- ムリのない予算を一緒に考え、お金の不安を解消
- お客様一人ひとりに合った住宅会社を紹介