【家づくり】技術の進歩と法改正
2023.10.25
2020.09.29
昨今、家づくりを検討していく中で耳にするようになってきた「高気密・高断熱・高耐震」…。まだまだ浸透はしていませんが、いわゆる「高性能な家づくり」はいつ頃から意識されだしたのでしょうか?
■断熱材の普及は約40年前から
今や当たり前になった(むしろないとダメな)断熱材。普及しだしたのは約40年前なのです。個人的には最初にそうと知ったときは「割と最近じゃないか」と思いました。断熱材と一言でいっても繊維系、樹脂系といろいろありますし、商品一つひとつも年々進化しております。だからこそどんな断熱材を選ぶかの検討は難しいのですが、確実に言えるのは施工が全てということ。どんなに優秀な断熱材を採用しても施工がメチャクチャだったら効果が半減してしまいます。
昭和55年から定められた「省エネ基準」、どんどんと更新されていて現在は平成11年に更新された「次世代省エネ基準」が推奨されています。少なくともその基準に満たした家づくりを目指していただけたらと思います。
■1981年6月1日~新耐震基準に
阪神淡路大震災の影響を受け地震への対策の意識が高まりました。今までの定義よりもより厳密に細かくルールが決められ、消費者としても分かりやすく「耐震等級1、2、3」と家のスペックを推しはかれるようになっています。
■窓はペアガラスがベーシックに
ひと昔前はアルミサッシの単板ガラスが主流でしたが、今はガラスが二重になっているペアガラスが標準のところが増えてきているように思います。サッシ部分もオールアルミだったものが、アルミと樹脂の複合…オール樹脂など、熱貫流率の低いものが採用されるようになってきました。
■電気は自給自足の生活に
太陽光パネルが登場して家庭でも電気が発電できるようになると、余剰電力を買い取る「売電」が一気に加速しました。ただ、現在は企業の売電は中止したりと減速しているように思います。太陽光パネルやエネファームなどを使って電気を「つくる」のが今の主流ですが、これからの未来を見据えると蓄電池を使って「ためる」のが主流になっていくのではないかと思います。
…といったように日々家づくりは進化しているわけであります。デジタル面でもAIの技術が家庭に導入されていたりと、本当に上記に挙げた観点以外の要素もどんどんと変わってきています。
一方で国産材など関係なく化学物質を取り入れていったことによるシックハウス症候群など弊害が生じたのも事実です。手刻みで家を造っていく大工さんも少なくなってきています。
自分達にとって後悔のない家づくりをしていくためには「知ること」から始まります。家づくり学校でまずは基礎からお勉強していきましょう!
家づくり学校でできること
- 家づくりで後悔しないための基本知識のレクチャー
- ムリのない予算を一緒に考え、お金の不安を解消
- お客様一人ひとりに合った住宅会社を紹介