南向き道路が全てではない!視野の広い土地の探し方
2023.10.25
2020.04.18
よく家のポストに入っている土地情報のチラシ…7区画くらい売り出している中のいくつかは予約済みとか売却済みになっていませんか?
こんな感じの……(※手書きですみません。イメージです)
だいだい南道路、東道路に面している土地から売れていきます。北道路に面している土地の方が若干安くても南道路の方が人気が高い。何故かというと、道路があるところには家が建つわけがないので邪魔されることなく、日当たりの良さが確保できるからです。一方北側の土地は南側の家の配置や大きさによって常に日陰になりかねません。
では、南道路は万全か!というとそうとも言い切れないのが苦いところ…。デメリットも吟味したうえで選択する必要があります。
こちら南道路に面した土地に建てた家のイメージ図です。分かりづらくてすみません…!確かに日当たりは良いかもしれませんが、日光をたっぷりいれるために大きい窓をつけると日光だけでなく人の視線も集めちゃうかも?!一日中カーテンを開けれないという声も実際に耳にしたことがあります。
さらに玄関が南側にくる間取りになる可能性が高いため、そうなるとせっかくの南側の坪数を玄関に割くことになり、広々としたリビングの実現が難しくなる可能性もあります。
それでいったら北側は縦列駐車にはなってしまうのですが、ギリギリまで家を道路側に寄せ、南側にたっぷりと幅を持たせてあげることができたら、日当たりも良く、プライバシーも確保できる間取りが可能になります。
こんな感じで南側のデメリットと、北側の意外なメリットを挙げてみましたが、土地の大きさや形状、近くに川があるのか、マンションは建っているのか…によって言い分は変わってきます。本当に一概には言えないのです。建築士さんの腕次第でデメリットがメリットに変わったりもすることも多くあります。
つまり、土地と設計は深~く絡み合っているのです。だからこそ土地を買ってから「この土地に家建ててください!」というよりは、「この土地が気になってるんですけど設計してみたらどんな感じになりますかね?」と買う前に一度相談することをおススメします。ただ、土地の方が住宅会社を吟味する時間を待ってくれるかというと、その可能性は低いと考えておいた方がよいです。買うかどうか悩んでいる人を待つより「買います!すぐにでも買います!」と言っている人に売った方が商売になりますからね?
ゆえに土地を探す前にまずは住宅会社を吟味しておく方が流れとしては適切かと思います。
おうちで土地情報を見るのは相場観が養われるので勿論素晴らしいことですが、同時に住宅会社もいろいろとチェックしてみましょう。どこがどう良いのか悪いのか迷われたら是非家づくり学校に尋ねてくださいね。
家づくり学校でできること
- 家づくりで後悔しないための基本知識のレクチャー
- ムリのない予算を一緒に考え、お金の不安を解消
- お客様一人ひとりに合った住宅会社を紹介