土地探し 即断即決即時契約
2023.09.17
2018.05.20
今週末は、土地探しをされている方のご相談が多かった家づくり学校 川越校。ということで、今回は「土地探しのポイント」をご紹介します。
「前回土地を逃したので、今回は後悔のないようにしたい」
もう土地探しを始めて随分たっている、という今回のお客様。「前回はいいな、と思う土地をいろいろあって購入できなかったので、今回は後悔しないように決断したいんです」とのことで、候補地を購入すべきかどうかの相談にお越しくださいました。
「土地はご縁」とよく言いますが、探し始めてすぐに気に入った土地が見つかる方もいらっしゃれば、何年も探しているのになかなか見つからない!という方もいらっしゃいます。なぜ見つからないのでしょうか?
私たち家づくり学校では、土地探しセミナーを週末に行っていますが、そこでもお伝えすることは・・・「土地は希望の7割満たせば買い!くらいの気持ちが必要なこともある」ということ。100%希望が叶う土地なんて正直なかなか見つかりません。6、7割の希望が叶うようだったらそれは「買い」なのです。「なかなか見つからない」という方は、100%の土地を探しているのかもしれませんね。そして、進め方ももしかしたら間違っているのかもしれません。
「正しい土地探しの進め方」は・・・
①まずは住みたいエリアを決める
②そのエリアの土地情報を収集する
③土地情報は十分に候補を絞り込んで、いいなと思えた土地だけ見学に行く
①ですが、まず、エリアを決めないと相場感が見えてきません。
②エリアを決めるからこそ、そのエリアの情報がどんどん精度を持って集まってきます。あっちもこっちもなんて言っていたら、いつまでたっても絞り込むこともできません。
③どんな感じかな?と土地を見学に行くのは良いのですが、「とりあえず行ってみよう」でたくさんの土地を見すぎると「前に見た土地は公園が横にあってよかった」「駅にもう少し近かったら」・・・と「もっとこうだったら」「ちょっとここは気になる部分があるからやめておこう」という希望や条件ばかりがどんどん膨らむばかりで決められません。そして、何より希望が上がれば当然、必要な予算も上がります。予算を上げられるなら良いのですが、多くの方は「土地」と「建物」それぞれに上限予算をお持ちだと思います。
このような土地探しの迷路に迷い込まないためには、やみくもに土地を見に行くのではなく、エリアを絞って情報を集め、自分達の条件にしっかり優先順位をつけること。そして、土地情報の段階で十分に情報を吟味し、「見てみてよかったら購入しよう!」くらいの気持ちで見に行くことが必要です。
①②③を参考に土地探しをしてみてください。「この土地を買うべきか」が少し判断できるようになりますよ。
良い土地が見つかったら「即断即決即時契約」
今回のお客様の場合は、「実家の近くに住みたい!」ということで、川越市内のとあるエリアを希望されていて、ご自身でそのエリアの坪単価などもばっちり把握されていました。そして、たまたま新聞に入っていたご案内チラシを見つけて家づくり学校へお越しくださいました。
「この土地、私の希望通りなのですが、どう思いますか?」とお見せいただいた土地は、なんとご実家の二軒隣の土地!実はこのお客様、一度ご自身で探された土地を、ご主人の親御様の反対で迷っている間に売れてしまったという苦い経験をされていました。逃した土地ほどよく見える、いまだに忘れられないそう。「だから今回こそは絶対に逃したくない!」と、家づくり学校のチラシを見られたその日にご連絡くださいました。
さて、お客様が持ってこられたこの土地、アパート物件用の少し大きめの土地でした。だからお客様としてはその半分買えれば十分。そこで登場するのが「第三者の不動産屋さん」、「バイヤーズエージェント」の存在です。
土地の仲介をする不動産屋さんは、多くは「売主側」についており、「少しでも土地を高く売りますよ」と土地を仲介します。でも「バイヤーズエンジェント」は「買い手側」についており、「少しでも買い手側に得になるように交渉してくれる人」です。
そこで、家づくり学校から、お客様のために動いてくれる「バイヤーズエージェント」をご紹介・手配させていただました!お客様の「半分より少し少なめで土地がほしい」「出来る限り坪単価を抑えたい」という希望に少しでも近い形になるよう「土地のプロ」を間に入れて交渉していただくのです。ここからが「バイヤーズエンジェント」の腕の見せ所。本日は土地の申し込み書が進んだところなので、結果は後日わかります。
そして、今回のことを通して皆様にお伝えしたいことは、良い土地が見つかったら「即断即決即時契約」これが大切だということ!そして、それをするためには、土地探しのポイントをしっかり事前に身に付けることが不可欠です。
土地購入はスピード感が大切
今回のお客様の動きをまとめますと・・・
①金曜日 「土地見つかった!」と家づくり学校へ連絡
②土曜日 家づくり学校でバイヤーズエージェントと話し合い、土地の疑問と不安をすべて解決
その後、持ち帰り、親御様にも相談
③日曜日 バイヤーズエージェントと土地の申し込みと売主様への交渉内容の確認
このスピード感により、希望の土地をまずは手に入れられる手配が完了しました。「この土地がいいな」と思ったら、他にも3人くらいは「良い」と思っている人がいる、なんて言われますが、今まで散々調べていたり、探していたりしていたならば、このスピード感で行動することが大切になってきます。良い交渉結果が出ますように。
もちろん、土地だけ購入できても、肝心の家が建てられなければ意味はありません。土地探しばかりを先行するのではなく、同時に、建てる住宅会社の検討も進めるのが鉄則です。なぜなら候補地が見つかった時点で建てる住宅会社がある程度決まっていないと、土地の購入費を住宅ローンで組めなかったり、住宅ローンを組むために焦って会社を決めることになったり、はたまた土地購入後に建築上の問題で、イメージしていたような土地が建てられなかったりと、さまざまな問題が発生する可能性があるからです。そして、最終的にその土地を購入するかどうかの見極めは、建築のプロである住宅会社に見てもらい、アドバイスをもらった上でしていただくのがベストです。
住宅会社選びも、土地選びも、家づくり学校でお手伝いしています。
「後悔のないように」しっかり勉強していきましょう!