毎月の住宅ローン以外で、支払わないといけないもの。
2023.09.17
2018.06.21
目先の支払いだけに惑わされないで!
「家賃並みの支払いでお家が建てられる!!」
・・・こんな広告やチラシ、見たことありますよね?
でも、その「家賃並みの支払い」があなたにとって適正かどうかはキチンと見極める必要があります。
例えば、3人家族(ご夫婦と3歳のお子様1人)で月収25万円だとしましょう。
その家族が毎月支払っている家賃が
①10万円
②5万円
上記のいずれかだった場合。あなたはどう思われますか?
①だと「ちょっと無理をしているなぁ…」と感じますよね?逆に②なら「少しは余裕がありそう」と思いませんか?
その通りなんです。
どちらを「家賃並みの支払い」の基準にするかで、新築後の家計収支が大きく変わってきます。
それぞれのご家庭の家計収支から見て、適正な支払い計画(≒借入計画)を組むという事が、家づくりにおいて欠かせない要素なんですね。
言葉に踊らされて、安易な判断をしては駄目!!ということです。
お家を建てた後、継続的に支払う必要があるもの
仮に『「家賃並みの支払い」でお家づくりができそう!』となったとしても、既に住宅を購入した先輩として、私は皆さんに釘を刺さなくてはなりません・・・。
それは、毎月の支払い(住宅ローン)の他にも、お家を建てた後は定期的に支払わなければいけないものがあるからなのです・・・。
[1]固定資産税
賃貸から新築に住み替えた時、「あぁ~結構掛かるなぁ~・・・」となるのがコレ。市区町村の税金で、土地や建物などに掛かってきます。
「評価額=再建築価格×経年減点補正率」という計算式で算出されます。
※再建築価格:評価の対象となった家屋と同一のものを評価の時点においてその場所に新築するものとした場合に必要とされる建築費です。
※経年減点補正率:家屋の建築後の年数の経過によって生ずる損耗の状況による減価をあらわしたものです。
お家の広さ・場所などに拠って変動するものなので一概には申し上げられませんが・・・・
目安としてお伝えすると、40坪位の土地に30坪位のお家を建てた場合、年間で10万円位は掛かってきます。
地味に、痛い出費です・・・(実感がこもってます
[2]下水道使用料(浄化槽点検費用)
もう一つがコチラ。戸建て住宅だと下水道を利用すれば「下水道使用料」、浄化槽を利用すれば「浄化槽点検費用」がそれぞれ掛かってきます。
●下水道使用料金
松山市の場合は、水道料金と同じく2ヵ月分をまとめてで請求が来ます。料金は使用する量に拠って変わります。
例)水道水利用で2ヵ月で40立方メートル使用した場合⇒2ヵ月で6630円。
1ヵ月あたり20立方メートルで通年だと料金は39780円になります。
●浄化槽点検費用
下水道が通ってないエリアだと、汚水処理には浄化槽を利用しないといけません。そして浄化槽は、定期的に点検・メンテナンスをする義務があります。
松山市の場合だと「松山衛星事業協同組合」がその業務を行っています。
料金は契約形態によって異なりますが、一般的な家庭(5人槽)だと
年額43941円~となっています。
下水道も浄化槽も、賃貸だと利用にあたっては「共益費」に含まれるケースが多く、戸建てを新築してその存在に気付く…という方が多いように感じます。(私も、そのクチでした…)
案外、住宅ローン以外にも、定期的に掛かる費用って多いんです(この他にも火災保険や地震保険など、色々あります)。「えいやっ!」でお家づくりをしてしまうと、知らずに後悔することが少なくありませんよ?
なので!!
後悔しない家づくりのために、まずはしっかり勉強しよう!!
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