【家づくり豆知識】「境界」と「セットバック(道路後退)」について
2023.09.17
2018.05.24
道路にある「札のようなもの」の正体
外を歩いている時、「札のようなもの」が視界に入る事って、ありませんか?
画像は自宅横で撮影しました。赤い矢印に注目です。もう少し、近付いてみると・・・
松山市の市章が刻まれている・・・ということがわかりますね。
この札の正体、皆さんはご存知ですか?
土地と道路の「境界」を示してます
実はこの札、土地と道路の境、すなわち「境界」を示しております。
※矢印が無い市章だけのタイプのものもあります。
専門的な話をすると「境界」には2種類あります。
・民民境界
民間同士の土地境界、つまり私有地同士の境界を意味します。・官民境界
民間と国や自治体の土地境界、つまり私有地と道路(や国有地など)の境界を意味します。
冒頭の赤い矢印の写真を読み解くと「市が所有する道路と私有地の境に『官民境界』の札が置かれている」ということなんですね。ココまでは私の土地、ココからは市道ということで。
「セットバック(道路後退)」について
建築基準法で定められた「道路」は、原則として幅員が4m以上であることが求められます。また現在、都市計画区域(並びに準都市計画区域)では、この「道路」に2m以上接する敷地でなければ家を建てることが認められません。
画像は松山市道の中心を表す札です。4mの幅員を持たせるために道路中心から2mずつで合計4mを確保するのが基本的な考え方です(例外もあります)。
私がこの家を購入する前には、築60年以上の家が建っていたそうです。つまり、建築基準法が施行されるよりも前に建てられたので、接道の幅員は4mにも満たない状態になっていました。
なので現在の家が建てられる際に、道路中心を基準に「セットバック(道路後退)」をしたことを表している、ということなんですね。
今回も少しマニアックな話になってしまいましたが、もっと深いレベルで勉強したいと思われた方は、ぜひ一度「家づくり学校」へ学びに来てください!!
土地もお家も、まとめて勉強しておきましょう!
「家づくり学校」では「後悔しないお家づくりをするための住宅会社見極め術」や「失敗しない、賢い土地の探し方」について学べるセミナーを、定期的に開催しています。
また、お客様のご都合の良いお時間に合わせた個別相談も随時で受付中。個別相談では毎週末に開催しているセミナー内容を、マンツーマンでお伝えしています。
キッズコーナー、授乳室、おむつ交換台もご用意していますので、お子様連れの方もお気軽にお越しください!
その他、家づくりに関する疑問や質問はどんなことでも「家づくり学校 松山校」へ!皆様のご来校を心よりお待ちしております。