昔の常識は今の非常識!?
2023.09.16
2021.10.24
時代が変われば常識も変わります。昔当たり前のように信じていたことが、現代では非常識と判断されていることは世の中に沢山ありますよね。家づくりについても同じことが言えます。
私は小学生の頃からサッカーを始めました。昔スポーツをやっていた方ならきっと共感してくれると思いますが、練習中や試合中に水分補給をすることは許されていない時代がありましたよね。水分を摂れるのは練習の休憩時。試合中であればハーフタイムのみ。真夏の炎天下でも条件が変わることはありませんでした。今思うとゾッとします。
現在では、熱中症による死亡事故の影響などもあり、定期的に水分補給することが推奨されるようになりました。プロサッカーの試合でも、ハーフタイム以外に、前半の半分、後半の半分のタイミングで給水タイムが取られるようになり、試合中でもコート外に置かれたペットボトルによる給水ができるようになっています。
別の例を挙げると、小さい頃「風邪をひいたら風呂に入るな」と言われた世代の方もいるはずです。濡れた髪や体が冷え、更に症状が悪化するという理論だったようですが・・・今では、長風呂はダメですが「風邪をひいたら風呂に入った方がよい」という方が常識という説もあります。全ての症状に合う常識ではないようですが、体温を上げることや多少の発汗を促すメリットの方が大きいとされています。
また、家そのものの環境も今と昔では異なります。昔の家は隙間風が入り、特に冬の寒い時期であれば風呂上がりの体には堪えました。しかし現代では、エアコンなど暖房器具の普及や、家が昔ほど外気の影響を受けることがなくなり、風呂上がりでも安定した温度の部屋で過ごせます。こういう環境なら、風呂に入って安静にしていれば、風邪の治りも早くなりますね。
但し、「外気の影響を受けることがなくなり」と書きましたが、そのレベルには雲泥の差があります。寒くて当たり前、風通しの良さを常識としていた昔の木造住宅と比較して、どこまでのレベルが必要かは、これから家を建てる皆さんが判断することですが、そのためには家の性能に差があることを知り、その差を体感することが必要です。
現在の”非常識”な家を学んでから、家づくりの計画を進めましょう!
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