【豆知識】リラックスできる空間色とは?
2023.09.16
2019.10.13
「どんな家にしたいですか?」という質問に対して、「落ち着いた空間にしたい」「安らげる雰囲気の家がいい」と答える方は多いと思います。
家はプライベート空間ですし、せっかくなら1番リラックスできる場所にしたいですよね♪そんなとき役立つのが「色彩心理学」なんです。これは、家にも応用して考えることができるので興味のある方はぜひお読みください^^
色のもたらす効果
光線を当てた筋肉が緊張・弛緩と変化することを数値化した、「ライト・トーナス値」というものがあります。これはいわば、色や光に対する筋肉の緊張度を示すものです。人間は視覚的なものだけに左右されているわけではないんですね~。
この「ライト・トーナス値」は数値が小さければ小さいほど筋肉が弛緩、つまりリラックスしている状態を表します。実際に実験をして測定されたものがこちら↓↓↓
筋肉の正常時の値が23のとき、ベージュやパステルトーンの色は23と最も低い値です。(=1番リラックスできる色)続いて青、緑となり、ここまでが筋肉の弛緩(リラックス)がみられる色です。
逆に最も筋肉を緊張・興奮させるのは測定値42の赤で、オレンジや黄も筋肉を緊張・興奮させる色に含まれます。
この表を見ただけではあまりイメージができないかもしれませんが、私たち日本人が和室に入ったときにホッと安らげるのはなぜなのか?を考えると少し合点がいくかもしれません。もちろん、木やい草の香りも加味されているとは思いますが、ベージュ・緑・白などのリラックス効果のある色で構成されていることが要因の1つです。
白はクロスなどで最も重宝されている定番カラーですが、すべての色を反射する性質があるため多様しすぎると逆にリラックスできない空間になる恐れがあります。家もファッションと同じように、色彩バランスをみてカラーコーディネートする必要がありますね!
とある住宅会社の設計士さんによると、色は3色ぐらいまでにまとめた方がごちゃごちゃしないそうです!床や天井、壁など面積の大きいところをベースカラーとして考え、暖色系カラーや寒色系カラーはアクセントとしてインテリアにいれていくのも良さそうです。青などの寒色系カラーは後退色なので、空間をより広く見せる役割も果たしてくれますよ^^
とは言っても、自分好みの空間にしていくと自然に落ち着ける空間になると思いますので、どんなテイストに仕上げていきたいか次第で選ぶカラーも変わってくると思います。例えばナチュラルで落ち着いた雰囲気ならブラウン系、シックでモダンな雰囲気なら白・黒・グレー、活発で暖かみのある雰囲気なら暖色系。
毎日生活をする家ですので、自分なりの落ち着ける空間をつくってくださいね!
以上、アドバイザーの杉岡でした。
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