実は魅力的な北側道路!後悔しない土地探しの秘訣
2023.07.19
2023.01.27
土地探しをしている時、何を基準に取捨選択をしていますか?「広さや立地は要望を叶えているけど、北道路だから候補から外そう」…そう思ったことはないでしょうか?
北道路と聞くと、良いイメージを持っている人は少ないかもしれません。しかし、実は北道路にも魅力はたっぷり!イメージだけで候補から外すのではなく、メリットも知った上で前向きに考えてみてくださいね?
1.北道路とは?
北道路(北側道路)とは、文字通り北側に道路が面している土地のことを意味しています。反対に、南道路(南側道路)は土地に対して南側に道路が面しています。
こういった道路の方角が土地探しにおいて重要になる理由は、「日当たり」の良し悪しにあります。北道路の土地は、一般的に日当たりが悪いと言われており人気は高くありません。売値も、南道路の土地と比較して低く設定されているケースが多くあります。
では、北道路の土地の魅力とはどこにあるのでしょうか?メリットについてお話したいと思います。
2.北道路を選ぶメリット
①日当たりのいい、広々としたLDKを作りやすい
実は北道路の方が、日当たりの良いLDKを作りやすいです。
北道路の土地に家を建てると、玄関を北側に配置することが多いため、日当たりの良い南面に居室を配置できます。北道路の場合でも、敷地の南側に庭などのスペースを設けることで、問題なく採光が確保できるのです。
②プライバシーの確保
窓やベランダといった開口部は基本南向きに設けられるため、北道路の土地の場合、不特定多数の通行人の視線が気になりません。
③LDKからプライベートな庭につながる
道路と庭が隣接しないため、庭で遊ぶ子供やペットが道路に飛び出してしまうリスクが減ります。お庭もプライベート空間なので、バーベキューなどを楽しむのも人目を気にしなくて良いというメリットがあります。
④窓の少ないシンプルモダンの外観が作りやすい
最近はシンプルで無駄のない、モダンなデザインが人気なようです。デザインはもちろん各々の好み次第でもありますが…北道路の間取りでは、窓の少ないシンプルな外観の建物にすることが可能です。
建物の北側には、水回りなどの空間が配置されることが多いため、大きな窓が必要ありません。一方、南道路の間取りは南面にLDKなどが配置されるため大きな窓が必要です。
プライバシーを確保しながら、シンプルでシャープな外観を目指すなら、北道路の土地の方が実は合っているかもしれません。
④価格
住宅用土地の売値を決める際には、どの方角が道路に面しているのか、というのも大切な要素になります。一般的に人気のある=日当たりが良いとされている南道路や東道路の土地は価格が高く設定されています。一方、北道路や西道路の土地は低めに設定されています。
しかし、一見「日当たりが悪そう」と思われる北道路も、上述の通り設計次第でしっかり日当たりは確保できます。多くの人が避けがちな土地を安めに購入し、上手なプロの設計でカバーできるというわけです。
設計の工夫次第で北道路の土地も魅力的に
なんとなく「南道路の方が良いのでは?」と思っている方が非常に多いですが、北道路ならではの魅力もたくさんあります。
仮に南向きであったとしてもあまり日当たりが確保できないケースもありますし、忘れてはいけないのがプライバシーへの配慮です。「日当たりがいいから」と南道路に囚われすぎることなく、視野を広げて土地探しを行うことが大切です。
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