中庭いる派?いらない派?
2023.10.25
2022.08.29
▲画像/あんじゅホームさん
皆さんは、中庭のある家、中庭のない家、どちらが理想ですか?
お客さんから要望を聞いていると、中庭は絶対欲しい!と言われるご家庭もれば、むしろ全くいらないと言われるご家庭もあります。価値観やライフスタイルは皆さんそれぞれなので、自分たちに合う方はどちらなのかを見極める必要がありますね( ˘˘ ).。oO
中庭のデメリット
「手入れ・虫の駆除が大変そう」
「家の広さの方が優先なので、庭は車が1台置ければ十分」
いらない派のお客さんから聞く言葉はこんな感じ。
確かに、雑草の手入れや掃除は広くなればなるほど大変…。土地面積は広ければ広いほど良いと思われている方も多いかもしれませんが、メンテナンスは本当に大変なので、掃除や草抜きが苦にならない人の方が向いていますね。
また、設ける庭の形はコの字型・ロの字型・L字型など色々とありますが、家の形が複雑になるほど外壁(家の表面積)が増えるため建設費用が増す可能性もあります。それだけでなく、中庭の照明や設備の工事費用もかかりますし、窓ガラスの面積も増えるのでメンテナンスも比較的大変になります。
中庭のメリット
「子どもやペットの遊び場、BBQを楽しめる場所になる」
「家庭菜園に興味がある」
「緑を見て安らぎたい、旅館っぽい雰囲気が好き」
欲しい派の意見はこんな感じではないでしょうか?
子ども用の小さなプールを置いたり、流行りのDIYスペースとして活用したりと用途は無限!植物を沢山植えて四季を楽しむのも素敵な暮らし方( *´艸`)
それだけではありません。
もちろん設計によりますが、例えば、家の向きに関わらず、光や風を通しやすくなります。「北道路に面した土地は陽当たりが…」と心配される方も多いのですが、中庭に面して窓を設ければ、プライバシーを確保しながらも採光できるというメリットが!
人目を気にせず自由に、そして安全に子どもを遊ばせることができ、洗濯物も自由に干せる。家族の思い出も増えるかもしれませんね!
▲画像/七福建設さん
?何に注意すればいい?
・給排水の計画は大丈夫?
特にロの字型の中庭は、排水場所をしっかり計画しておかなければ、豪雨の際に水が溜まってしまうかもしれません。排水管がつまらないよう、定期的な掃除とメンテナンスも大切ですね。
・動線
中庭をどこに設けるかによって、普段の生活がとても不便になってしまうかもしれません。各部屋からリビングに行く動線は大丈夫か?寝室からトイレまでが遠すぎないか?具体的な暮らしをイメージしながら決めましょう!
・断熱性能
窓から逃げていく熱量・入ってくる熱量はとても大きいものなので、オシャレだからと言って何も考えず窓を取り付けると夏も冬も不快な家になってしまいます。中庭を設けると窓も増えることになりますが、サイズや配置、素材を適切に選び、夏の日射遮蔽の計画も行うよう注意してください。
初めにお話した通り、ご家族によって価値観やライフスタイルは違って当たり前ですので、家づくりに完全な正解はありません。設計士や職人の腕次第で今後の暮らしが大きく変わってきます。豊富な知識と経験のあるプロに相談しながら素敵なお家づくりを叶えましょう(=゚ω゚)ノ✨
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