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注文住宅の基本知識

注文住宅の情報収集は何から始める?初心者向けの進め方と注意点を解説

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注文住宅の情報収集は何から始める?初心者向けの進め方と注意点を解説

「調べることが多すぎて、何から始めたらいいの…?」

注文住宅を考え始めた多くの人が、最初につまずくのが“情報の多さ”です。

土地・予算・間取り・住宅会社選び…気になることが次々に出てきて、どれから手をつければいいのか分からなくなるのは当然のこと。ネットで検索すれば山のような情報が出てきますが、「それって自分たちに必要な情報なのか?」と迷う場面も多いはずです。

そこでこの記事では、注文住宅の情報収集を「何から」「どうやって」始めるべきかを、初心者にも分かりやすいSTEP形式で解説します。

家づくりに必要な情報の整理術や判断のコツまで、順を追ってご紹介しますので、これから動き出す方もご安心を。

自分に合った家づくりの第一歩、ここから一緒に始めていきましょう。

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家づくり学校編集部

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家づくりの成功は「情報収集」がカギ!

家づくりは、人生でもっとも大きな買い物のひとつ。誰だって「絶対に失敗したくない」と思います。しかし、いざ注文住宅の計画を始めようとすると、

「土地ってどうやって探すの?」
「住宅会社って何が違うの?」
「ローンや予算の相談って誰にすればいいの?」

…といった疑問が次々にわいてきて、結局「何から手をつければいいのか分からない」と、“情報迷子”になってしまう方も多くいます。

でも、安心してください。実際に家づくりを成功させている人たちは、特別な知識などがあるわけではありません。共通しているのは、情報を正しく集め、うまく整理し、必要なタイミングで的確な判断をしていること。

つまり、家づくりの第一歩は「情報収集の力」がモノを言うのです。

このあとからは、注文住宅の情報収集を「何から始め、どう進めていくか」をSTEP形式でわかりやすく解説していきます。

 

STEP1:家づくりの目的や希望を整理しよう

注文住宅を考え始めたとき、多くの人が真っ先にネット検索を始めます。でも実は、検索の前にやるべき大事なステップがあるのをご存じでしょうか?

それは、「自分たちはどんな家で、どんな暮らしを送りたいのか」をしっかり見つめ直すこと。

何となく「いい家を建てたい」と思っていても、目的や希望があいまいなまま情報収集を始めると、膨大な情報に振り回されてしまいがちです。

家づくりで後悔しないためには、まず“自分たちの理想の暮らし像”を明確にすることが土台になります。

ここからは、家づくりの出発点として押さえておきたい「3つの整理ポイント」をご紹介します。

  • どんな暮らしがしたいか書き出す
  • エリア・予算・広さなどの「ざっくり条件」を家族で話す
  • 大まかな条件をメモする

以下で詳しく解説します。

どんな暮らしがしたいか書き出す

「リビングは広くて明るくしたい」「趣味のスペースが欲しい」「子どもと庭で遊べる家が理想」そんな風に、まずはかなえたい暮らしを自由に書き出してみましょう。

この段階では、性能や予算などの“現実的な制約”は一旦忘れてOK。SNSで見た素敵なインテリア、友人の家で感じた快適さ、ふとした瞬間に湧いた「こうだったらいいな」という想い…。断片的でも構いません。

思い描いた暮らしを書いてみることで、自分たちの“価値観”や“優先したいこと”が見えてきます。

家はモノではなく、毎日の暮らしを包む器です。まずは感覚的な理想像からスタートすることが、家づくりの土台になります。

エリア・予算・広さなどの「ざっくり条件」を家族で話す

どんな暮らしを望んでいるかが見えてきたら、次に話し合いたいのが、家づくりにおける大まかな条件です。

たとえば「どのあたりに住みたいか」「どれくらいの広さが必要か」「予算はどれくらいを想定しているか」など。まだ漠然としていてもかまいません。少しずつ具体化していく過程が重要です。

このとき、家族の間で優先順位が異なることもよくあります。奥さまはスーパーや学校までの距離を重視し、ご主人は通勤時間を短くしたいと考えているかもしれません。どちらが正しいということではなく、違いを受け入れながら「どこを優先し、どこなら妥協できるか」を一緒に話し合うことが大切です。

感覚だけでなく、条件の優先順位を共有しておくことで、家づくりの方向性がぶれにくくなります。

大まかな条件をメモする

ここまで出てきた内容は、簡単でもいいのでひとつのメモにまとめておくと後々とても役立ちます。

【例】
・希望エリア:〇〇市内、できれば駅徒歩圏
・広さ:4LDK+書斎/30坪以上
・予算:土地+建物で4,000万円以内
・入居希望時期:来年春ごろ
・間取りの希望:リビング階段/対面キッチン/収納多め

こうした「なんとなくの希望」でも、住宅会社との相談や情報整理の基準としてしっかり機能します。あいまいでも良いので、“言語化して手元に残す”ことで、次のステップがぐっと進めやすくなります。

 

STEP2:まず調べるべき5つの基本情報

理想の暮らし像がある程度見えてきたらいよいよ情報収集を始めるタイミングです。でも、やみくもにネット検索を始めてしまうと「何時間もスマホを見ていたのに、結局よくわからなかった…」なんてことにもなりかねません。

そこでこのSTEPでは、注文住宅を具体的に進めていく前に最低限押さえておきたい「5つの基本情報」をピックアップしました。

それぞれを完璧に理解する必要はありませんが、ざっくりでも全体像をつかんでおくことで、このあと住宅会社を比較したり、土地を選んだりするときの判断がぐっとラクになります。

情報収集の軸をブレさせないためにも、まずはこの5つをチェックしていきましょう。

  • 家づくりのスケジュール感
  • 費用の全体像
  • 住宅会社のタイプと特徴
  • 間取りとデザインのイメージ
  • 土地の情報

以下で詳しく解説します。

家づくりのスケジュール感

注文住宅は建売住宅と違って完成までに時間がかかります。

「家を建てたい」と思ってもすぐに完成するわけではなく、プランの打ち合わせ→土地の確定→契約→各種申請→着工→完成と、いくつもの工程を経る必要があります。

全体のスケジュールとしては、早くても半年〜1年程度が一般的な目安です。特に人気の住宅会社や希望の土地を押さえたい場合はそれ以上かかるケースも珍しくありません。

そのため、まずは「完成希望時期」から逆算して、いつごろ何をするべきかを大まかに把握しておくことがとても大切です。

たとえば「子どもの入学までに完成させたい」「現在の賃貸の契約更新までに引っ越したい」といったライフイベントを軸にスケジュールを立てると、行動計画が立てやすくなります。

費用の全体像

家づくりにかかるお金は「建物本体の価格」だけではありません。実際には、土地の購入費、設計料、登記・税金、外構工事、水道引き込み、火災保険など、さまざまな「諸費用」がかかってきます。

この“本体以外の費用”が意外と大きく、全体予算の2〜3割を占めることもあるため、見落とすと予算オーバーにつながることも少なくありません。

まずは「土地+建物+諸費用を含めた総予算」を大まかにでも想定しておくことが大切です。総額が見えてくると、その予算内で実現できるプランや選べる住宅会社の幅が明確になってきます。

予算は“足かせ”ではなく、“判断基準”。
後悔のない家づくりのために、早い段階での費用全体のイメージづくりがカギになります。

住宅会社のタイプと特徴

注文住宅といっても、依頼先となる住宅会社にはいくつかのタイプがあります。代表的なのは以下のような分類です。

  • 全国展開のハウスメーカー
  • 地域密着の工務店
  • 価格を抑えた提案が得意なローコストビルダー
  • 設計力に特化した建築家・設計事務所

たとえば、ハウスメーカーは一定の品質と保証制度が整っており、住宅展示場で実物を見られるのも安心材料のひとつです。一方、工務店は地元密着の柔軟な対応やコスト面の融通が利きやすく、設計事務所はオリジナリティや空間の工夫に長けていることが多いでしょう。

大切なのは「どの会社が優れているか」ではなく、「自分たちにとってどこが合っているか」という視点です。

住宅会社選びは、家づくりの成否を左右するパートナー選び。それぞれのタイプの特徴を知ることで、自分たちの希望や価値観にフィットする会社像が見えてきます。

まずは、気になる会社が「どのタイプに分類されるか」を意識して比較することから始めてみましょう。

間取りとデザインのイメージ

「どんな家に住みたいか」は、はじめは漠然とした憧れからで構いません。

InstagramやPinterest、住宅会社の施工事例などを眺めながら、「これ好きかも」「こんな家に住んでみたい」と感じた間取りやインテリアをどんどん保存しておきましょう。

完璧な設計図を描く必要はありません。イメージの断片がいくつかあるだけで、見学時や住宅会社との打ち合わせで「なんとなくの好み」が伝えやすくなります。

「吹き抜けが気になる」
「平屋に憧れがある」
「収納はたっぷり欲しい」

といったピンポイントな希望も大切なヒントになります。

理想の家を考えるときは、暮らしの中で大切にしたい時間やシーンを思い浮かべてみるものよいです。

「休日にゆっくりコーヒーを飲む場所が欲しい」
「子どもと一緒にのびのび遊べる空間がいい」

そんなふうに、自分たちらしい暮らしから“家のカタチ”を逆算していく感覚が注文住宅ならではの楽しさです。

土地の情報

土地探しは注文住宅を検討する人にとって最初の大きなハードルともいわれています。

「希望エリアにどれくらいの価格で土地があるのか」「条件に合う土地が見つかるのか」など、不安になりやすいステップです。

特に注意したいのが、土地の価格や条件をよく知らないまま探し始めてしまうケース。

気に入った土地が予算オーバーだったり、建築条件の制限で希望の家が建てられなかったり、土地にお金をかけすぎて建物にしわ寄せが来たり……と、あとでバランスを崩す原因にもなりかねません。

さらに、土地を先に契約してしまうと、「一定の期間内に建築を始めなければならない」などの制約がある場合も多く、住宅会社をじっくり比較検討する時間がなくなってしまうリスクもあります。

こうした理由から、「土地探しより先に住宅会社の目星をつけておく」ことをおすすめしています。

先に信頼できる住宅会社を選んでおけば、「どんな土地なら希望の家が建てられるか」をプロの目線でチェックしてもらえますし、土地探しもスムーズに進みます。

まずは、「どのエリアに住みたいか」をざっくり決めて、相場感を掴むところから始めましょう。地価はエリアによって大きく異なるため、通勤・通学・生活利便性とのバランスを見ながら検討していくことがポイントです。

 

STEP3:どこで調べる?情報収集の方法とツール

いざ家づくりの情報を集めようとすると、想像以上に多くの情報があふれていることに気づきます。
ネット検索をすれば、体験談や施工事例、企業の広告までさまざまな情報が表示され、「何が本当で、何を信じればいいのか分からない」と戸惑ってしまう方も多いはずです。

ここでは、注文住宅を検討する際に初心者が押さえておきたい主な情報収集手段を紹介し、それぞれの使いどころや注意点についても解説します。

大切なのは、情報をただ集めるのではなく、「自分たちに合うかどうか」の視点で情報源を使い分けていくこと。情報の取り方ひとつで、家づくりの方向性や満足度は大きく変わります。

  • 住宅情報サイト
  • SNS・YouTube
  • 住宅会社の公式サイト
  • 住宅展示場・モデルハウス
  • 住宅情報誌
  • 家を建てた人に聞く
  • 住宅相談窓口

以下で詳しく解説します。

住宅情報サイト

家づくりを検討し始めた人が、最初に情報収集の入り口としてよく利用するのが住宅情報ポータルサイトです。
施工事例や間取り、建築費用の目安、土地の相場、住宅会社の紹介など、幅広い情報が一か所にまとまっているのが大きな魅力です。

便利な反面、注意したいのが情報の正確性や鮮度です。

掲載されている価格や仕様が最新ではなかったり、実際の条件と異なるケースもあるため、あくまで「ざっくり比較の参考」として活用するのがベターです。

また、たくさんの会社やプランが並んでいることで、かえって選択肢が多すぎて迷ってしまうという声も少なくありません。どの情報に注目するか、「目的を持って見ること」が重要です。

便利なツールだからこそ、“見極める力”を持って使いこなすことが良い情報収集につながります。

SNS・YouTube

InstagramやYouTubeなどのSNSは家づくりのイメージを膨らませるのにぴったりなツールです。

ルームツアーやビフォーアフター動画、リアルな体験談や「後悔ポイント」なども数多く投稿されており、実際の暮らしの雰囲気や、家を建てた人の“生の声”を知る貴重なヒントになります。

ただし、SNSの情報は発信者の主観が強く反映されるため内容に偏りがあることも珍しくありません。特定の住宅会社やライフスタイルを強く推している投稿も多く、すべてを鵜呑みにしてしまうと自分たちの価値観や条件とはズレてしまう可能性もあります。

SNSはあくまで「インスピレーションを得る場」として活用し、“いいな”と思ったものを自分たちの暮らしにどう活かすかを考える視点が大切です。

住宅会社の公式サイト

気になる住宅会社が出てきたら、その会社の公式サイトを確認してみましょう。施工事例やプランの特徴、スタッフ紹介、会社としての家づくりの考え方など、ポータルサイトやSNSではわからない会社の特徴などを知ることができます。

資料請求もできますが、複数社に一括で請求すると、後日営業電話やメールが一斉に届くこともあるので注意が必要です。気になる会社を2〜3社に絞って問い合わせる、もしくは条件を統一して比較するなど、計画的に動くことが、情報に振り回されないコツです。

住宅展示場・モデルハウス

「実際の家を見てみたい」「広さや質感を確かめたい」という方には、住宅展示場やモデルハウスの見学がおすすめです。図面や写真では伝わりづらい天井の高さ、生活動線、素材の手触りなどを五感で体感できる貴重な機会になります。

ただし、展示場に並んでいるのは各社の“ハイグレード仕様”であることも多く、そのまま建てられるわけではない点に注意が必要です。

また、1日に何社も回ると情報が混ざってしまい、「どこが良かったか分からなくなった…」という声も少なくありません。

最初の段階では「比較すること」にとらわれすぎず、自分たちの暮らしに合うイメージを探す場所として見学してみると良いでしょう。

住宅情報誌

住宅情報誌は、家づくり初心者にとって“全体像をつかむ”のに適したツールのひとつです。写真や間取り付きの紹介が豊富で、費用感や住宅会社ごとの特色などもパッと見で比較しやすく、情報の整理や感覚の掴みに役立ちます。

また、地域に特化した誌面が多いため、「このエリアではどんな家が建っているのか」「どんな住宅会社があるのか」といった、エリアごとの傾向を知る手がかりにもなります。

ただし、掲載されている内容が最新とは限らない場合もあり、誌面に登場する会社の傾向に偏りがあることも。
あくまで「イメージを膨らませる」目的で使い、必要があればネットで最新情報を確認するなど、他の情報源と組み合わせて活用するのが効果的です。

家を建てた人に聞く

実際に家を建てた人の体験談は、もっともリアルで信頼できる情報源のひとつです。

ネットや資料には出てこない、「こんなところに意外とお金がかかった」「もっとこうしておけばよかった」といった本音の失敗談やリアルな気づきは、これから家づくりを始める人にとって貴重なヒントになります。

特に、家族構成や予算感、重視したポイントが自分たちと近い人の話は、より現実的で参考になることが多いもの。もし親戚や友人などで最近家を建てた人がいれば、ぜひ直接話を聞いてみましょう。

周囲に該当者がいない場合は、完成見学会や相談イベント、家づくりセミナーなどで施主の声を聞ける機会を活用するのもおすすめです。実際に建てた人の“生の声”から学ぶことは、何よりの情報収集になります。

相談窓口

「情報が多すぎて整理できない」「何を優先して考えればいいかわからない」

そんなときに頼れるのが、住宅会社とは異なる中立的な立場で、家づくり全体をサポートしてくれる“相談窓口”の存在です。

希望条件の整理から、スケジュール設計、住宅会社の比較まで、第三者の中立な立場で“今やるべきこと”を整理してもらえるため、家づくりの初心者にはとても心強い味方になります。特に、共働きなどで調べる時間が限られているご家庭にはぴったりです。

家づくり学校」では、住宅会社に属さない立場から、家づくりの進め方や住宅会社の選び方などを個別でアドバイス。相談は無料で何度でも利用できるのも安心です。

「まずは話を聞いてみたい」という方は、気軽に相談してみてはいかがでしょうか?

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STEP4:調べた情報、どう判断する?自分に合う選び方を見つけよう

ここまでで、家づくりに必要な基本情報の集め方は一通りイメージできたはずです。

ただ、情報を集めただけでは家は建ちません。本当に大切なのは、それらの情報をどう整理し、どう判断するかという“選ぶ力”です。

家づくりには、「これが正解」という唯一の答えは存在しません。

SNSで人気の間取りが、必ずしも自分たちの暮らしに合うとは限らず、評判のいい住宅会社が、自分たちにフィットするとは限らない。だからこそ、「何を大事にしたいのか」「自分たちはどんな暮らしを求めているのか」という自分たちの基準を持つことが重要です。

この章では、情報を判断するための考え方や整理のコツを紹介していきます。

たくさんの選択肢に迷わず、自分たちらしい家づくりを進めていくためのヒントを見つけていきましょう。

違いが見える比較表をつくってみよう

集めた情報をなんとなく頭の中で整理しようとすると、意外と難しく、気づけば「どこが良かったんだっけ…?」と混乱してしまうものです。

そんなときにおすすめなのが、住宅会社やプランの特徴を“見える化”する「比較表」です。

  • 価格:建物の本体価格、坪単価、諸費用込みの総額
  • 性能:断熱・気密・耐震性・省エネ性能の水準
  • デザイン:間取りの自由度、好みに合ったテイストか
  • 担当者:提案力、対応の丁寧さ、相性の良さ
  • 保証・アフター:保証期間や内容の充実度、明確さ

重要なのは、「比較項目に正解はない」ということ。

人によって重視するポイントは違います。「金額重視」の人もいれば、「担当者との信頼関係」を一番に考える人もいます。自分たちにとって何が大事かを軸に表をつくってみることで、感覚だけに頼らない冷静な判断がしやすくなります。

住宅は「体感」しないと判断できない

カタログやホームページを見て「いいかも」と思っていた住宅が、実際に足を運んでみると「あれ、なんか違うかも…」という経験はよくある話です。

住まいの本質は体感してこそ見えてくるのです。

特に、断熱性・気密性といった性能面は数値や図面では伝わりにくい部分。だからこそ、完成見学会や構造見学会、モデルハウスなどで実際にその空間に身を置いてみることが、判断のカギになります。

玄関を開けた瞬間の空気感、室温のムラ、家の中での音の響き方、窓辺のぬくもりなど、五感で感じる暮らしのリアル”は、パンフレットには載っていません。

迷っているときこそ、現地での体験が「本当に大切にしたいもの」を教えてくれるのです。

「どこがいい」より「どこが合う」で考える

住宅会社を選ぶとき、つい「性能が高いから」「価格が安いから」「デザインがかっこいいから」といった“分かりやすい優劣”で判断したくなります。ただし、家づくりにおいて本当に大事なのはその住宅会社が“自分たちの暮らし”に合うかどうかです。

たとえば、価格が安くてもコミュニケーションが取りにくければ不安が募りますし、断熱性能が抜群でも、内装や間取りが好みに合わなければモヤモヤが残るかもしれません。

重要なのは「この会社、良さそう」ではなく、「この会社となら私たちらしい家がつくれそう」と思えるかどうか。あとから「やっぱりここに頼んでよかった」と心から思える家づくりの決め手になります。

あなたに「合う」家づくり、一緒に整理してみませんか?

「情報は集まったけど、どう判断したらいいか迷う…」
そんなときこそ、中立的な立場から一緒に考えてくれる相談相手の存在が心強いものです。

家づくり学校」では、住宅会社に属さない中立な立場のアドバイザーが、あなたの希望や条件に合った家づくりの考え方を整理し、住宅会社選びまで丁寧にサポート。

性能・デザイン・予算、それぞれのバランスを一緒に見直しながら、後悔のない第一歩を踏み出せます。

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情報収集で失敗しないために知っておきたい落とし穴

家づくりにおいて情報収集は欠かせないステップです。

しかし、どれだけ便利なツールや豊富な情報があっても、その扱い方を間違えてしまうと、かえって不安を増やしたり、判断を鈍らせてしまうこともあります。

実際、「調べすぎて分からなくなった」「焦って動いたら失敗した」という声は、家づくり経験者からよく聞かれるもの。ここでは、家づくり初心者が陥りやすい「情報収集の落とし穴」について解説します。

あらかじめ知っておくだけで、焦らず迷わず、自分たちらしい家づくりを進めるための土台が整うはずです。

情報を集めすぎて迷う

「とにかくたくさん調べなきゃ…」と、ネット検索、SNS、動画、資料請求など、手当たり次第に情報を集めているうちに、「結局どれが正解なのか分からなくなった」という状態に陥る人は少なくありません。

この状態の最大の問題は、情報を集めること自体が目的になってしまうこと。本来の「自分たちはどうしたいのか?」という軸がぼやけてしまうと、判断も行動も鈍ってしまいます。

たとえば、「断熱性能が気になる」から調べていたはずが、気づけば「どの会社のキッチンがかっこいいか」に脱線していた…なんてのは、よくある話です。

情報は、あくまで「判断の材料」であって、「答え」ではありません。迷ったら一度手を止めて、「そもそも何を決めたいのか」「そのために今、何を調べるべきなのか」を見直すことが、情報迷子から抜け出す一歩になります。

“いきなり”住宅展示場へ訪問する

週末、ふと思い立って住宅展示場へ行ってみる。これは家づくりでよくある「もったいない行動」のひとつです。

住宅展示場は、各社が総力を挙げて建てた「見せるための家」。広さや仕様もハイグレードなことが多く、知識がないまま訪れると、空間の演出や営業トークに気圧されて「なんとなく良さそう」で話が進んでしまうことも珍しくありません。

また、複数のモデルハウスを一度に回ると、各社の情報が混ざって混乱したり、ただただ疲れて終わる…ということも起こりがちです。本来比較すべき性能や価格、設計の自由度といった判断軸が、印象やテンションにかき消されてしまうのです。

展示場は、タイミングと目的を持って訪れることで、最大限の効果を発揮します。「この会社の間取りを実際に見たい」「吹き抜けの空間を体感したい」といった明確なチェックポイントを持って臨むことで、冷静な目で判断できるようになります。

インターネットの不安情報に振り回される

家づくりについて調べていると、「○○はやめた方がいい」「△△で後悔した」など、不安をあおるようなタイトルの記事や体験談を目にすることが多くなります。

たしかに、こうした情報にはリアルな失敗例として参考になる点もあります。しかし、それらはあくまで一部の人の体験談であり、すべての人に当てはまるとは限りません。むしろ、「これもダメ」「あれも不安」といったネガティブ情報ばかりを見ていると、家づくりを進めること自体が怖くなってしまうことさえあります。

重要なのは、「この意見は自分たちに本当に関係あるのか?」という視点で情報を見ること。発信者の立場や状況、自分たちとの違いを冷静に整理しながら、自分たちに合う・合わないを見極めていく姿勢が大切です。

情報の真偽だけでなく、「自分たちの価値観」に照らして判断する力こそが、正しい選択へとつながります。

情報収集の落とし穴は、誰もが一度は通る道かもしれません。けれど、正しい順序と視点を持って進めることで、家づくりはもっと前向きで楽しいものになるはずです。

もし、「今どんな情報が必要なのか分からない」「一度、整理してから進めたい」と感じている方は、ぜひ「家づくり学校」の無料個別相談をご活用ください。

中立的な立場から、情報の取捨選択や判断軸の整理をお手伝いします。家づくりのスタートで迷っている方にこそおすすめです。

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【体験談】家づくりの先輩たちはどうやって情報収集した?

どれだけ情報を集めても、「本当にこれで合ってるのかな?」と不安になるのが家づくり。そんなときに頼りになるのが、実際に注文住宅を建てた“先輩たち”のリアルな体験談です。

ここでは「どこで情報を集めたのか」「どんな悩みを抱えていたのか」「どうやって判断したのか」など、家づくり学校を利用して理想の住まいをかなえた方々の声を紹介します。

同じように悩んだ経験があるからこそ、あなたの家づくりにも役立つヒントがきっと見つかるはずです。

友人・同僚・家族やSNSで情報収集した

リビング

Tさんファミリー (埼玉県坂戸市)

どのように情報収集しましたか?

結婚当初から家づくりを考えて建売や土地を見て情報収集していました。いつかは建てたいと思っていたのと、家賃ももったいなかったので、そろそろかなと動き始めました。

そんな中、「家づくり学校」が無料相談をしていると知り、伺いました。初心者が勉強できる場所だと思いました。

自分たちで調べるのはもちろん、友人や同僚、家族、「家づくり学校」などでしっかり情報収集することが大切。私たちは間取りのこともSNSなどを活用して研究し、最終的には主人の考えたプランを実現してもらいました。

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展示場で迷ったけれど“基本の整理”で理想の会社に出会えた

リビング

Fさんファミリー (岡山県岡山市)

どのように情報収集しましたか?

知識がない状態で展示場に行って話を聞いたのですが、何を基準に選べばいいか全く分かりませんでした。自分たちだけではこれ以上進められないと感じていたとき、「家づくり学校」のことを知り、セミナーに参加しました。

悩んだり考えたりすればするほど納得できる家になると思いました。住んでいるお家を見学したり、成功や後悔談などを聞く中で譲れない点を明確にしてください。私たちも時にはくじけることもありましたが、自分たちと向き合ういい機会なので頑張ってください。

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ホームページの情報だけでは不安。中立的な視点で比較できた

リビング

Iさんファミリー (広島県福山市)

どのように情報収集しましたか?

工務店のホームページを見てもいいことしか書いてなくて。いろいろなことを知っている家づくり学校に行けば、自分たちの要望に合った会社を紹介してくれるのではないかと思い、伺いました。

やりたいこと(デザイン・色合いなど)を伝えた時に、プロから見て合う・合わないやメリット・デメリットを遠慮なく伝えてくれる担当者さんに出会えたので、失敗なく自分たち好みの家ができました。皆さんも納得いくまで話を聞いて提案してくれる、ダメな時はノーと言ってくれる担当者さんを見つけてくださいね。

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情報が整理できれば、家づくりはもっと楽しくなる

家づくりは決めごとの連続です。理想の住まいを実現するために、間取りや土地、予算、住宅会社の選定など、あらゆる選択をしていく必要があります。だからこそ、途中で不安になったり、「何が正しいのか分からない」と感じてしまうのは、ごく自然なことです。

しかし、自分たちの理想を少しずつ言葉にしていき、情報を整理することで、家づくりは徐々に“わからない不安”から“形にする楽しさ”へと変わっていきます。

「これは自分たちに合っていそう」「こんな暮らしがしたかったんだ」と気づけたとき、家づくりは一気に前へ進み始めるのです。

それでも「情報が多すぎて整理できない」「住宅会社をどう選べばいいのか分からない」という方は、一度『家づくり学校』をご利用ください。

住宅会社に属さない中立的な立場のアドバイザーが、家づくりの基本から、予算・性能・デザインのバランスまで丁寧にサポートしてくれます。迷いが晴れるだけでなく、「納得できる選択」ができたという安心感にもつながるはずです。

家づくりは、一生に一度の大きなプロジェクト。だからこそ、焦らず、楽しみながら、自分たちのペースで理想の住まいをかたちにしていきましょう。

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この記事を書いた人

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