中古住宅を購入してリフォームする場合、ローンはどうなるの?
2023.10.25
2020.10.10
中古住宅を購入するときの住宅ローンは、基本、新築と同じです。中古住宅だからといって、特に不利になるような条件はありません。
ただし、
中古住宅の場合、住宅ローンを組むにあたって注意が必要な点がいくつかあります。
①借入期間に注意が必要
中古住宅とは言っても、
築3年の家も中古住宅ですし、築30年の家も中古住宅です。
住宅ローンは最長35年で組むことが出来ますが、古い中古住宅の場合、金融機関によっては住宅ローンの借入期間が短くなってしまうことがあります。借入期間が短くなってしまうと、毎月の返済額が増えて家計のやりくりが大変になってしまいますので、中古住宅を購入しようとする場合には、候補物件が出てきたら早目に金融機関に相談された方がいいと思います。
②リフォームを考えている場合は、その時期に注意が必要
住宅のリフォームのために利用できるローンは「リフォームローン」と「住宅ローン」の2種類です。それぞれの特徴をまとめてみました。
リフォームローン | 住宅ローン | |
借入金額 | 上限が1,000万円程度 | 上限が1億円程度 |
借入期間 | 10年~15年以内 | 最長35年 |
金利 | 住宅ローンより高め | 低い |
担保 | 不要 | 抵当権設定が必要 |
※借入金額や借入期間等は金融機関によって異なることがありますのでご確認ください。
上記のように、リフォームローンと住宅ローンでは借入額等の条件が違ってきます。できれば「住宅ローンを利用したい」と考えても、中古住宅を購入してリフォームを行う場合、タイミングによっては、住宅ローンが使えない場合がありますので注意が必要です。
⭐中古住宅購入と同時にリフォーム
中古住宅の購入と同時にリフォームを行うのであれば、リフォーム資金まで住宅ローンで対応できる金融機関は多いので、リフォーム分を住宅ローンで対応できる金融機関を探されてローンを組まれると家計への負担は軽減されます。
⭐住宅購入後にリフォーム
中古住宅を購入してすぐにはリフォームをしないで、一定期間経ってからリフォームを予定している場合には、住宅ローンを使うのは難しくなります。
金融機関でリフォーム代を借入れする時に、住宅ローンの返済が終わっていないと、リフォームローンで借入れすることになります。リフォームローンは金利が高く借入期間が短いので、毎月の住宅ローンの返済にリフォームローンの返済が乗っかると、家計の負担が大きくなってしまいますので注意が必要です。
そこで注目なのが「リフォーム一体型住宅ローン」です。
リフォーム一体型住宅ローンの特徴は、住宅の購入費用とリフォーム費用の支払い時期が異なる場合でも、分割してローンを実行してくれるという点です。
住宅金融支援機構のフラット35(リフォーム一体型)では、中古住宅の代金支払い時にはつなぎ融資が実行され、リフォームが完了した時点でフラット35が実行されるという仕組みになっています。リフォーム一体型住宅ローンで借入れを希望する場合は、中古住宅の購入資金のほか、リフォームの工事費用も確定する必要がありますので、中古住宅の購入と並行してリフォームについても計画を進めおく必要があります。
リフォームのための借入れは、その時期によって大きく変わってきます。
リフォームはいつ頃行う予定なのか?
資金はどう準備するのか?
あらかじめ計画しておくことが大切です。
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