ARTICLE

注文住宅の基本知識

「吹き抜けって安いの?高いの?」知らずに決めたら損するかも!

2023.09.16

「吹き抜けって安いの?高いの?」知らずに決めたら損するかも!

吹き抜けのある住宅は、床面積がないため金額が安いと勘違いされがちです。しかし、住宅会社によって金額が大幅に変わる可能性があります。この記事では、吹き抜けを設けた場合の目安価格や、お金にまつわることについて徹底解説します!

「吹き抜けの目安価格はいくら?」

吹き抜けを設けると、明るさを確保できますし、頭上の開けた広々としたリビングには憧れてしまいますよね。

でも「床をつくらないんだし、坪数には入らないって聞いたから大きな吹き抜けは安くできるのでは!?」なんて思っていませんか?たしかに法律上の建築面積には入りませんが、建築費用が無料というわけではありません。では吹き抜けを設けた場合、建築費用はどのくらいかかるのでしょう?

実際の住宅会社の吹き抜け目安価格をみてみましょう
■工務店4社に吹き抜けの場合の価格差目安(床のある部屋と吹き抜けにした場合と、どちらがいくらほどあがるか)という質問をしてみました。

A社…床がある場合に対し、吹き抜けの面積分が1/3程度安くなる↓
B社…吹き抜け坪当たり+30万円↑
C社…吹き抜け1坪=0.5坪の床がある部屋と同額計算(価格1/2ということですね)↓
D社…吹き抜けも施工床面積として計算=

いかがでしょう。会社により金額は様々であることが分かりますね。

ですから、1社1社確認することが大事!家づくりにおいて、こうだろうと想像で進めてしまうのは後悔の元です。建築面積で建築費用を比較していたら、実はA社は吹き抜けが坪単価の1/2、B社は1.5倍だった。なんてことになったら建築費用が逆転する可能性もゼロではありませんよね。

なぜ建築費用が変わらないの?

吹き抜けを設けると2階の床を建築しなくて済みます。その分建築費が安くすむと思われるかもしれませんが、実は、建築費用はあまり変わらない場合が多いです。

なぜなら、吹き抜け工事には非常に手間がかかるからなんです!足場を組んだり、手すりを付けたり、廊下を設けたり…ですから、建築面積が減ったとしても建築費用が変わらない場合が多いんですね。

中には足場代というのを省いて建築費用を出している会社もあります。「足場代は別にかかりますか?」という質問もしてみるといいですね。

家を買ったら払うのは総費用。坪あたりで多少安くなっても、足場代を入れたら結局同じになるかもしれません。会社によっては、「足場代も込みです」というところもあるかもしれません。

家の予算では、30万・50万という金額が簡単に加算されていきます。恐ろしいですよね。1ヶ月のお給料、それ以上が1項目でポンとあがるわけです。

吹き抜けを設けると冷暖房費が高くなるのでは?

建築費用と同じく、吹き抜けを検討されている方が気にしているのが「冷暖房費が高くつくのでは?」ということ。吹き抜けを設けると冷暖房の効きが悪くなり、光熱費が高くなるというイメージがあるようです。

確かに、何も対策を取らずに吹き抜けを設ければ冷暖房の効きが悪く、一年中夏は暑く冬は寒い、そんな家になってしまいます。

ですが…これは住宅性能が低い家の場合。しっかり断熱・気密住宅を高めた上で吹き抜けを設けると、実はとっても省エネになるんです。

上の写真は、吹き抜け部分のサーモグラフィー画像。ほぼ全体が21℃から22℃の快適温度帯を示すオレンジ色になっていますね。このお家は先ほどご紹介した、「断熱・気密性能を高めた家」。

気密性能、つまり、どれくらい家に隙間があるのかを示す数値、C値(シーチ)で1c㎡/㎡以下を確保したお家なんです。1c㎡/㎡以下が「高気密」の目安と言われています。

断熱・気密性能が低い家(隙間が多い家)では、隙間から外気が出入りするため、いくら冷暖房しても夏暑く冬寒い家になってしまいます。

さらに吹き抜けを設けると、暖かい空気は上昇する性質があり、冷たい空気は下降する性質があるためどうしても冬はより寒く、夏はより暑くなってしまいます。

室温を維持しようとエアコンを常時稼働させなければならないため、当然、電気代もたくさんかかってしまいます。

でも、断熱・気密性能を高めれば、外気温に左右されず、家全体の快適な室温にキープできる家になります。

吹き抜けが暖気・冷気を循環させる通り道となり、室内の温度ムラをなくしてくれるので、冷暖房にかかる電気代もぐっと抑えられます。

たとえば写真のお家は、夏は2階にある6畳用のエアコンから冷風を吹き抜けを通して行き渡らせ、冬は1階の8畳用のエアコンから暖気を吹き抜けを通して循環させます。

暖房費用は月3000円くらいで、とても省エネ。しっかり性能を高めた上で吹き抜けを設ければ、快適かつ省エネなお家になります。

家の大切なこと、お伝えしています。

こだわりのマイホーム、理想のおうちを建てたいですが、お金は賢く使うことも大切!本当に必要?この価格は妥当?迷ったら、とことん聞きましょう!きっとなんとかなる、は危険です!

たくさん聞いているうちにわからなくなってしまったら…いつでも、私たち家づくりアドバイザーに聞いてください。

表面的でない、お客様のおうちづくりに寄り添ったアドバイスをしておりますので、家づくりに迷ったら、まずお近くの「家づくり学校」へお越しください。

見学ツアーにセミナーにたくさんのご予約をいただいております。お問い合わせ、お待ちしております。

◆家づくりって何から始めればいいの?と思ったら「家づくり学校」へ!詳しくはこちらから

★各セミナーご予約はコチラから★

☆個別相談のご予約はコチラから☆

家づくり学校
とは?
家づくり学校とは?

「家づくり学校」は家づくりを考えるあなたのための学び舎。家づくりの基本的な知識を身につけ、 実際に建物を体感することにより、自分にぴったりの家づくりパートナーを見つけていただくサービスです。

自分で住宅会社を選ぶ力が身につく。
だから後悔しない家づくりができる。

家づくり学校はこんな
お悩みを抱える方にオススメ

  • 家づくりを何から始めるべきか
    困っている
  • 自分たちに合う住宅会社がわからない
  • 自分たちの最適な
    住宅購入予算がわからない
  • 色々見過ぎてわからなくなった
blog name blog name

家づくり学校は家づくりに必要な
知識を「学び」
実際の家を「体感」しながら
比較するから
自分にピッタリの住宅会社を
選ぶことができる。
そんな住宅会社紹介サービスです。

learning

学び

各種セミナーと個別相談で
家づくりの気づきと学びを

個別相談各種セミナー

Experience

体感

学んだ後は実際に体感して
住宅会社を比較できます

個別見学体感ツアー

家づくり学校のサービスをご紹介

家づくり学校とは

家づくり学校ができるまでの物語

開校への想い

家づくりについて楽しく学んで体感できる2つのサービス

個別相談

家づくり学校アドバイザーがあなたに寄り添い、お悩みを一緒に解決。

  • icon01

    家づくりの
    進め方や基本知識を
    しっかり学べる

  • icon01

    生涯にわたり
    無理のない住宅予算を
    一緒に考えてもらえる

  • icon01

    地元の厳選住宅会社から
    要望に沿った会社を
    提案してもらえる

セミナー・体感ツアー

家づくりで知っておかなければならない大切なテーマで各種セミナーを開催しています。

人気セミナーランキング

No.1

No.1
新築基本編

家づくりを何から始めればいいのかわからない方にオススメの入門編。お金の話、会社の選び方、
最新トレンドまですべてが詰まった充実のセミナーです。

No.2

No.2
土地探し編

失敗しない土地探しのコツを伝授。有利に進める価格交渉術や、契約時の注意点や諸費用についてなど
具体的なノウハウを公開するセミナーです。

No.3

No.3
マネー編

家づくりに関するお金に不安のある方にオススメのセミナー。
人生設計を踏まえた適正予算の考え方など、完成した後も豊かに暮らすためのポイントをお伝えします。

No.4

No.4
リフォーム編

建て替えか?リフォームか?どちらにするか迷われている方にオススメのセミナー。
最善の選択をするための判断術、信頼できる会社の選び方をアドバイスいたします。

No.5

No.5
体感ツアー編

基本知識を身につけた上で実際に建物を見て、広さや動線、素材感や温熱環境、心地よさを感じることで、
自分たちがどこまで求めるか?という基準ができていきます。

各セミナーについて
詳しくはこちら

厳選された地域の
優良ハウスメーカー・工務店から
お客様の希望に沿った会社をご提案。
多くの方に満足いただいています。

家づくり学校が発行するカタログ情報誌をプレゼント