憧れのアイランドキッチン♡注意したい点とは?
2023.10.25
2019.09.28
お客様から、アイランドキッチンがいいなぁ~?というお声がありました。
アイランドキッチン、憧れますよね?
キッチンには、大きく分けて2つのタイプがあります。
「背面キッチン」キッチンが壁についていて、調理中リビングに背を向けた形になります。
「対面キッチン」キッチンに立った時にダイニングやリビングを見渡せるようなつくりになっています。
「対面キッチン」の中にも形状によっていろいろなタイプがあります。
ペニンシュラキッチン
キッチンの側面が壁から突き出すように触れているタイプ
アイランドキッチン
その名の通り「アイランド=島」で、キッチンのどの部分も壁に触れることなく、独立して設置されているタイプ
I型キッチン
コンロとシンク、調理台が横一列に「I」の形のように並んでいて、対面キッチンでは、もっともポピュラーなタイプ
Ⅱ型キッチン
コンロとシンク+調理台が向き合うように分かれていて、その形を上から見ると「Ⅱ」のような形になっているタイプ
L型キッチン
キッチン全体が「L」の形になっていて、短辺側にコンロ、長辺側にシンク+調理台という形状のタイプ
お客様のご希望の「アイランドキッチン」はスタイリッシュなイメージ、そして何より開放感がある点が最大のメリットではないかと思います。壁がないため、リビングとの一体感があり、キッチンで料理をしながらでも、リビングにいる家族との会話も楽しむことができます。さらには、キッチンの対面、あるいはすぐ側にダイニングを設ければ、作った料理をダイニングまで持ち運ぶ手間もなくなりますし、食事の後の食器の片づけも簡単にできます。
みんなで一緒に料理しやすいのも、アイランドキッチンの良いところ。人が通り抜けしやすいので、複数の人数で調理をしても邪魔になりにくく、快適に作業ができます。子どもや友人らと一緒に料理作りを楽しむということもできますよね
ただ、「見せるキッチン」にするならアイランドキッチンは最強ですが、逆に言えば、見えてしまうキッチンでもあるわけです?
収納や整理整頓などに自信のある方なら、間違いなく自慢したくなるキッチンになると思います。が、片づけに自信のない方にとっては考えるべきポイントがいくつかあります。
アイランドキッチンの最大の弱点は、周囲に壁がないため収納のスペースの絶対量が確保しにくい点です。収納スペースが足りないと、ご自慢のキッチンがもので溢れかえり無法地帯となりかねません。
アイランドキッチンにしたいのなら、周囲に十分な収納スペースを設ける!!これしかありません!
また、アイランドキチンは思いのほか広いスペースを必要としてしまいます。収納の場所と全体のレイアウトをじっくり考えて、設計の段階から様々な工夫をしておくことで、このような問題点を解決していただきたいなと思います。
それ以外にも、部屋中に油が飛び散る、水が垂れてビチャビチャになる、臭いが部屋全体に広がるなど、後々の不満につながる点もいろいろ言われています。どんなものにもメリット・デメリットがそれぞれにありますのでアイランドキッチンの特性を踏まえた上で選択していただきたいなと思います。
余談ですが、キッチンは刃物や火など危険がいっぱいのスペースです。アイランドキッチンされた結果、子どもが近寄らないようにするためにコンロ側・シンク側両方にベビーゲートを設置したという話を聞いたことがあります。小さなお子さまがいらっしゃるご家庭の場合、実際に使用されている方の声を聞いてみるのもいいかと思います。
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