【福山市】50戸連たん制度が廃止間近です
2023.09.16
2022.02.03
今回は福山市における市街化調整区域での家づくりに関わるお話しです。
「市街化調整区域」ってなに?「50戸連たん制度」ってなに?という方は、まずは2019年にアップしている下記のブログをご覧ください。
もう何となくご理解いただけたかと思いますが、簡単にまとめますと、
①市街化調整区域に建物を建てる際は開発許可が必要
(宅地としての利用が認められていない土地の場合)
②これまでは一定の立地基準を満たせば開発を許可⇒これが「50戸連たん制度」
③福山市はこの「50戸連たん制度」を廃止し、市街化調整区域での居住を抑制
というわけです。
「50戸連たん制度」の廃止には2020年から2年間の猶予期間が設けられており、施行日は2022年4月1日となっています。これ以降は「50戸連たん制度」による開発許可はできなくなりますので、許可申請は2022年3月31日までに行う必要があります。
事実、この制度の廃止が決定してから市街化調整区域での分譲地開発は最後の追い込みのように拍車がかかっていました。
どこでも好きな場所に家を建てられたら良いですが、ルールはルールですね・・・
実際、先日お越しいただいたお客様のなかにご実家近くの畑を買って家を建てたいと相談に来られた方がいらっしゃいました。
こちらのお客様の土地は市街化調整区域内の農地(なおかつ農業振興地域)でしたので、まずは農振除外と呼ばれる手続きをしなければならず(その後農地転用許可と開発許可の申請)、到底間に合いそうになく断念・・・
そもそも土地に関する申請や手続きは、申請前の準備~申請~許可が降りるまでに、数ヵ月~長いと1年以上かかるケースも多いです。
初めからこういったことをご存知の方も少ないですが、スケジュールにも余裕が必要です。
実際に家が完成して住み始めるまでに2~3年要することもありますので、計画的に準備していく必要があることを覚えておきたいですね!
◆電話でのお問い合わせはコチラ⇒084-961-3577