愛媛県で地震に強い家を建てるおすすめ住宅メーカー・工務店10社|2024年最新
2024.09.27
2024.09.06
愛媛県で注文住宅を建てようと検討されている方のほとんどが「地震に強い家を建てたい!」と考えられていると思います。
甚大な被害を出した2011年の東日本大震災や2024年元日の能登半島地震、愛媛県をはじめとする西日本の広範囲で今後30年以内に起きる確率が高いと言われている「南海トラフ巨大地震」など、地震への関心が高まっている今だからこそ、確かな技術を持つ住宅会社に「地震に強い家づくり」を依頼したいところです。
しかし、最近ではどの住宅会社も「耐震性が高い家づくり」を謳っており、比較することに難しさを感じている方も多いのではないでしょうか。
この記事では愛媛県で地震に強い家づくりに定評のある工務店の特徴をはじめ、比較するポイントや高耐震住宅にするためのコツなどについて解説します。
この記事でわかること
- 地震に強い工務店・ハウスメーカーの比較ポイント
- 地震に強い家を建てるために知っておきたい知識
- 愛媛県の地震リスクと耐震住宅の必要性
本記事は、累計25,000組以上の家づくりをサポートさせていただいた「家づくり学校」が執筆しています。
「家づくり学校」では、家づくりの基本知識や予算設定のコツ、信頼できる住宅会社・工務店の見極め方などを出版社ならではの公平かつ中立の立場から個別相談やセミナーを通してレクチャーしています。ご利用はいずれも無料です。ぜひ一度ご相談ください!
1.地震に強い工務店・ハウスメーカーの比較ポイント
地震に強い家づくりを強みとする工務店やハウスメーカーを比較する際には、以下に挙げるポイントをチェックしましょう。
①耐震等級を確認する
耐震等級とは「住宅の品質確保の促進等に関する法律」によって定められた、建物の耐震性をわかりやすく判断するための基準です。
耐震等級は下記のとおり、1から3までの段階に分けられています。耐震等級は数値が大きくなるにつれて「建物の耐震性能は高く」なりますが、地震に強い家といえるのは『耐震等級3』であることが一般的です。
等級 | 耐震性 |
耐震等級3 | 等級1で耐えられるレベルの1.5倍の地震力に対して倒壊や崩壊しない程度 |
耐震等級2 | 等級1で耐えられるレベルの1.25倍の地震力に対して倒壊や崩壊しない程度 |
耐震等級1 | 建築基準法で規定している最低限の水準 |
住宅における耐震に関する規定は、過去何度かのタイミングで変更された経緯があります。詳しくは下記コラムも参照ください。
あわせて読みたい>>【耐震あれこれ】旧耐震?新耐震?2000年基準?
②基礎の構造を確認する
※イメージ
建物を支える部分である「基礎」も、耐震性において大きな鍵を握っています。住宅建築における「基礎」を作るための工法は、主に「布基礎」と「ベタ基礎」の2種類があります。
布基礎 | ベタ基礎 |
布基礎はベタ基礎のように「面」ではなく「点」で家を支える構造。ベタ基礎よりコストは低くなる傾向にありますが、耐震性は劣るといわれています。 | 建物の下の部分と床一面に鉄筋コンクリートを入れ、底面全体で家を支える構造。土台以外の床下もコンクリートで一体化するため地盤に均一に力がかかり、不同沈下が起きにくい。布基礎よりコストが高くなるが耐震性は高いといわれています。 |
コストは「布基礎」の方が安いですが、耐震性では「ベタ基礎」が優れているというのが通説です。シロアリや水蒸気への対策においても「布基礎」より「ベタ基礎」の方に優位性があると評価されています。
また、近年では耐震はもちろん水害対策の面から「地盤の処理」についても注目されています。独自の地盤調査方法や地盤改良の技術を持った工務店もありますので、その辺りの技術の有無についても確認しておくと良いでしょう。
③構造・工法を確認する
工務店・住宅メーカーを問わず、注文住宅の構造・工法には幾つか種類があります。主な構造・工法は下記の通りです。
構造 | 工法 |
木造 | ・木造軸組工法(在来工法) ・木造枠組壁工法(2×4工法、2×6工法) ・木質系プレハブ工法 |
鉄骨造 | ・軽量鉄骨軸組工法(ブレース工法) ・重量鉄骨ラーメン工法 ・鉄鋼系プレハブ住宅 |
鉄筋コンクリート造 (RC造) |
・RC工法(Reinforced Concrete) |
木造住宅においては日本古来の柱と梁で支える「在来工法」に比べて、パネルの「面」で支える「2×4工法」「2×6工法」の方が耐震性能に優れているともいわれていますが、「在来工法」でも耐震性能が高い住宅も存在します。
また一般的には「鉄骨造は構造的に強固であるため、木造よりも耐震性能が高い」といわれることも多いですが、逆に「軽くてしなやかな木造の方が、重くて硬い鉄骨造より地震の揺れに耐えやすい」といわれることも少なくありません。
このように構造・工法それぞれで利点が異なるため、工務店や住宅メーカーによって地震の揺れに対する考え方も違っています。また、構造・工法によっては設計やデザインの自由度、建築工期や予算などに影響してくる部分もあり、それぞれに一長一短があります。
後悔しない家づくりを実現するためにも、まずはご自分の地震に対する考え方や建てたい家のイメージをまとめましょう。その上で予算も考慮しながら要望に対する優先順位をつけ、家づくりを託す工務店・住宅メーカーを比較検討することが大切になってきます。
2.愛媛県の地震に強い家を建てるハウスメーカーの一例
愛媛県で地震に強い家を建てるハウスメーカーには、どのような会社があるのでしょうか?ここでは耐震住宅に定評のあるハウスメーカー5社をご紹介します。
※以下に挙げるハウスメーカーは耐震等級や耐震実験などの客観的なデータに加え、各社の技術力や開発力、実際に建てた人の評判などを鑑み、総合的に判断してピックアップしたものです。
ダイワハウス | 鉄骨造がメインのハウスメーカー。主力商品は耐震等級3をクリア。地震発生時の家の揺れを大幅に低減するエネルギー吸収型耐力壁「KyureK(キュレック)」が装備されていることに加え、「制振技術DAEQTD」をオプションで追加することも可能。変形することで地震のエネルギーを吸収する制震パネルを使用するなど、耐震に力を入れている。 |
住友林業 | 木造住宅ながらも柱幅が通常の約5倍もあるビッグコラム(大断面集成柱)を採用した「ビッグフレーム(BF)構法」が特徴。鉄骨造にも劣らない、震度7の地震にも耐えられる耐震等級3の強度を誇る。さらに、超高層ビルや橋梁でも用いられている「地震エネルギー吸収パネル」では、地震の揺れによる建物の変形を最大約70%抑制。振動を抑える性能で高い評価を得ている。 |
積水ハウス | 木造住宅では躯体(柱)とコンクリートの基礎の接合部を土台部分を介さず直結させた独自技術「基礎ダイレクトジョイント」で、どの方向からの力にも耐える強い構造を実現。軽量鉄骨住宅でも独自の制震構造「シーカス」を採用しており、内部に組み込まれた「シーカスダンパー」が、地震の揺れのエネルギーを熱エネルギーに変換し吸収する仕組みになっている。さらに、鉄骨住宅において高い安全性と設計自由度を両立した構法「ダイナミックフレーム・システム」など、耐震のための独自技術を積極的に研究・開発している。 |
パナソニックホームズ | パナソニックホームズの家は、強靱な鉄骨と独自の構造技術「パワテック」を採用。標準仕様で耐震等級3もクリアしており、倒壊はもちろん、家のゆがみを防ぎ、家族を守る住まいに定評がある。家づくりの技術だけでなく、「地震あんしん保証」という業界初の保険制度を設けていることも大きな強み。全壊時の建て替えにも対応するなど、充実した保証体制で安全・安心な暮らしをサポートしている。 |
セキスイハイム | 主力商品となる鉄骨住宅は、工場で精密な溶接作業を完了させた「ボックスラーメン構造」を採用。標準仕様で耐震等級3をクリアするとともに、しなやかさと強さを両立した「ハイブリッド耐震構造」で地震のエネルギーを分散させるなど、地震に強い高品質な家づくりを提供している。 |
ハウスメーカーの多くは全国展開をしていますが「各会社の特徴が掴みにくい」という傾向もあります。『ハウスメーカーの選び方』についてはこちらの記事もご覧ください!
あわせて読みたい>>ハウスメーカーはどこも同じ?失敗しない選び方を解説
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3.【耐震等級3】愛媛県の地震に強いおすすめ工務店・住宅メーカー10社
「工務店で耐震等級3の家を建てたい!」と思っていても、工務店の数は非常に多く、どんな家づくりをしているか表面的な情報では見分けるのが難しいものです。
そこで本章では、愛媛県で耐震等級3での建築実績のある工務店・住宅メーカー10社をご紹介します。ご紹介する工務店・住宅メーカーは愛媛県で家づくりのサポートをする「家づくり学校 松山校」が耐震等級3の実績をはじめ、断熱性・気密性なども詳細にヒアリングし、直接現場を体感して確かめた住宅会社です。
下記の10社以外にも愛媛県には技術力のある工務店・ハウスメーカーがたくさんあります。家づくり学校松山校が監修・発刊する『愛媛での家づくり』では愛媛県の地元工務店・住宅メーカーの情報をご紹介しています。
今なら『愛媛での家づくり』と家づくりでお役立ていただける資料のセットを無料でお届けしています。愛媛県で家づくりをご検討の方 必見の情報が盛りだくさんです!
※企業名をクリックすると、この記事下記の詳細な説明部分に飛ぶことができます。
工務店・住宅メーカー | 耐震等級 | 特徴 |
ミヤホーム | 耐震等級3 | ミヤホームでは自然素材の漆喰と無垢フローリングを使った「健康で楽しく暮らせる家」をベースに全棟でUA値0.46以下&C値0.3平均を達成。耐震性も耐震等級3(許容応力度計算)+制震筋交いダンパーで地震に強く、安心して家族を住まうことが出来る住宅を提供しています。 |
岡崎住宅建設 | 耐震等級3 | 昭和47年創業の岡崎住宅建設では、新築からリフォーム(耐震改修・断熱改修工事含む)まで幅広く手掛けています。特に新築時は同社のコンセプトでもある『「強」=安全性や耐久性』を踏まえて、許容応力度計算を行った上での耐震等級3の家づくりを行っています。 |
二宮工務店 | 耐震等級3 | 創業60年以上の歴史を持つ総合建設業者である同社では「快適さを重視した家づくり」の提供を行っています。特に新築時の耐震等級は標準で3かつ許容応力度計算も実施しており、震度7の地震にも耐えうる高耐久の家づくりが特徴です。着実な施工能力で満足度も高い住宅会社です。 |
季織の家/ ワンズスタイル | 耐震等級3 | 「季織の家」は独自の選定基準による建築素材選びにも妥協がなく、その上で断熱(Heat20 G2レベル)・気密(C値0.5以下)・耐震(許容応力度計算の等級3)を備えた、自然と調和した高性能住宅を実現しています。唯一無二の家づくりを求める方にはうってつけの工務店です。 |
加地組 住宅事業部/咲蔵工房 | 耐震等級3 | 咲蔵工房では心地よい住環境を追求するためにW断熱によるHeat20 G2の断熱性能、C値は平均0.3以下を実現し、その上で耐震性能も許容応力度計算による等級3取得と、高水準な家づくりを行っています。施工管理も一気通貫で同社の設計士が対応するので、安心して任せることが出来ます。 |
うずくぼ工房 | 耐震等級3 | 昭和52年創業の同社では伝統工法を熟知しつつも素材にもこだわる姿勢は創業当初より変わっていません。建築技術への研鑽は欠かさず、住宅性能においては断熱性能もHEAT20 G2をクリアした上でC値0.5以下も実現可能。南海トラフ巨大地震にも備えて耐震等級3も取得しています。 |
プラスディーアーキテクト | 耐震等級3 | 住宅性能も高断熱・高気密・高耐震の基本要件を抑えた上で、住まい方まで考えたプランニングをしてくれるのが特徴。特に木と鉄の良さを兼ね備えた「テクノストラクチャー工法」では、大空間でも耐震等級3を実現しつつ、震度7の地震にも耐える耐久性を持つことが可能となっています。 |
クラス(KURASU) | 耐震等級3 | KURASUは長年住宅建築に携わってきた矢野社長が率いる、女性スタッフを主体とした工務店。住宅性能も許容応力度計算による耐震等級3の取得、ZEHや長期優良住宅の認定取得は当たり前に、自然エネルギーを効率よく使う「パッシブデザイン」なども積極的に導入しています。 |
えひめ住販 | 耐震等級3 | 高断熱・高気密(UA値0.46以下、C値0.7以下)で高耐震(許容応力度計算で耐震等級3)はもちろん、「パッシブデザイン」を導入することで年中、必要最低限の光熱費で快適に過ごせる家づくりを実現。災害時などにも高いレジリエンス性を持った家づくりを行っています。 |
SENSIBLE(センシブル) | 耐震等級3 | 同社ではお客様それぞれの想いや要望に応える完全フルオーダーの家づくりを実践。住宅性能においても抜かりが無く「ZEH水準~HEAT20 G2/C値0.5以下」の高断熱・高気密、許容応力度計算を踏まえた「耐震等級3」の高耐震な家づくりを、当たり前に行っています。 |
建築工房小越 | 耐震等級3 | 同社では「UA値(外皮平均熱貫流率)0.2~0.3」「ダブル断熱」「全館空調システム」など年中快適に過ごせる工夫を行うと同時に、耐震性能も許容応力度計算による耐震等級3の家しか建てないと決めて取り組みつつ、揺れを吸収する制震も重視しています。 |
ここからは上記で取り上げている工務店・住宅メーカー10社について、会社の特徴や評判など詳しく説明していきます。気になった住宅会社があれば、ぜひチェックしてみてください!
ミヤホーム
有限会社ミヤホームでは自然素材の漆喰と無垢フローリングを使った「健康で楽しく暮らせる家」をベースに、住宅性能にも妥協なく快適な住まいづくりを行っています。高断熱・高気密を必須条件に全棟でUA値0.46以下&C値0.3平均を達成。耐震性も耐震等級3(許容応力度計算)+制震筋交いダンパーを導入することで地震に強く、安心して家族を住まうことが出来る住宅を提供してくれます。
ミヤホームの詳細情報
- 住所:愛媛県松山市土居町1000-4
- 電話番号:089-905-1579
- 営業時間:9:00~18:00
- 耐震等級:3
- 構造計算:許容応力度計算あり
岡崎住宅建設
有限会社 岡崎住宅建設は昭和47年創業の老舗工務店。同社では新築からリフォーム(耐震改修・断熱改修工事含む)まで幅広く手掛けています。特に新築時は同社のコンセプトでもある『「強」=安全性や耐久性』を踏まえて許容応力度計算を行った上での耐震等級3の家づくりを行っており、長く安心して住むことが出来ます。
岡崎住宅建設の詳細情報
- 住所:愛媛県松山市愛光町9-8
- 電話番号:089-924-7017
- 営業時間:9:00~18:00
- 耐震等級:3
- 構造計算:許容応力度計算あり
二宮工務店
二宮工務店は創業60年以上の歴史を持つ総合建設業者です。同社では「快適さを重視した家づくり」をモットーに住宅建築を行っています。特に新築時の耐震等級は標準で3かつ許容応力度計算も実施しており、震度7の地震にも耐えうる、高耐久の家づくりであることが特徴です。着実な施工能力で、お施主様からの満足度も高い住宅会社です。
二宮工務店の詳細情報
- 住所:愛媛県松山市居相4-22-18
- 電話番号:089-956-2888
- 営業時間:8:00~17:30(土曜日・日曜日定休)
- 耐震等級:3
- 構造計算:許容応力度計算あり
季織の家/ワンズスタイル
季織の家/有限会社 ワンズスタイルは「自然と生きる。自然に暮らす。」をテーマに掲げています。同社では独自の選定基準による素材選びにも妥協なく、その上で断熱(Heat20 G2レベル)・気密(C値0.5以下)・耐震(許容応力度計算の等級3)を備えた、『自然と調和した高性能住宅』を実現してくれます。唯一無二の家づくりを求める方にはうってつけの工務店です。
季織の家/ ワンズスタイルの詳細情報
- 住所:愛媛県松山市市坪南1丁目8-3 リヴェールマノワール1F
- 電話番号:089-956-8802
- 営業時間:10:00~17:30(火曜日・水曜日定休)
- 耐震等級:3
- 構造計算:許容応力度計算あり
家づくり学校松山校で季織の家/ワンズスタイルについて詳しく知る
加地組 住宅事業部/咲蔵工房
株式会社 加地組 住宅事業部/咲蔵工房は愛媛県でも有数の住宅性能にこだわった地場工務店。心地よい住環境を追求するためにW断熱によるHeat20 G2の断熱性能、C値は平均0.3以下を実現し、その上で耐震性能も許容応力度計算による等級3取得が必須と、高水準な家づくりを行っています。現場の施工管理も一気通貫で同社の設計士が対応するので、安心して任せることが出来ます。
加地組 住宅事業部/咲蔵工房の詳細情報
- 住所:愛媛県四国中央市土居町蕪崎954-1
- 電話番号:0896-74-2327
- 営業時間:9:00~20:00
- 耐震等級:3
- 構造計算:許容応力度計算あり
家づくり学校松山校で加地組 住宅事業部/咲蔵工房について詳しく知る
うずくぼ工房
株式会社うずくぼ工房は昭和52年創業の老舗工務店。伝統工法を熟知しつつも素材にもこだわる姿勢は創業当初より変わらずとも建築技術への研鑽は欠かさず行っており、断熱性能もHEAT20 G2をクリアした上でC値0.5以下も実現可能です。南海トラフ巨大地震にも備えて耐震等級3も取得。築20年を超える「ファース工法」の常設展示場では、経年美化の家づくりも体感できます。
うずくぼ工房の詳細情報
- 住所:愛媛県松山市中野町甲292-1
- 電話番号:089-963-3258
- 耐震等級:3
- 構造計算:許容応力度計算あり
プラスディーアーキテクト
株式会社プラスディーアーキテクトは一級建築士の代表が率いる地場工務店。建築のプロとしてライフスタイルや素材、構造や建築敷地までを見越してデザインしつつ、住宅性能も高断熱・高気密・高耐震を実現。特に木と鉄の良さを兼ね備えた「テクノストラクチャー工法」では、大空間でも耐震等級3を実現しつつ、震度7の地震にも耐えうる耐久性が特徴的です。
プラスディーアーキテクトの詳細情報
- 住所:愛媛県松山市余戸東2丁目2-3
- 電話番号:089-971-0707
- 営業時間:9:00~18:00(火曜日・水曜日定休)
- 耐震等級:3
- 構造計算:許容応力度計算あり
家づくり学校松山校でプラスディーアーキテクトについて詳しく知る
クラス(KURASU)
株式会社 クラス(KURASU)は長年住宅建築に携わってきた女性社長が率いる、女性スタッフを主体とした工務店。「日々の暮らしを心地よく」をテーマにオンリーワンの住まいづくりを提供しています。住宅性能も許容応力度計算による耐震等級3の取得、ZEHや長期優良住宅の認定取得は当たり前に、自然エネルギーを効率よく使う「パッシブデザイン」なども積極的に導入しています。
クラス(KURASU)の詳細情報
- 住所:愛媛県松山市高山町11-2
- 電話番号:089-951-4500
- 耐震等級:3
- 構造計算:許容応力度計算あり
えひめ住販
えひめ住販では高断熱・高気密(UA値0.46以下、C値0.7以下)で高耐震(許容応力度計算で耐震等級3)はもちろん、「パッシブデザイン」を導入することで年中、必要最低限の光熱費で快適に過ごせる家づくりを実現。太陽光発電も6kW以上の搭載を推奨して長期優良住宅の認定取得もすることで、災害時などにも高いレジリエンス性を持った家づくりを行っています。
えひめ住販の詳細情報
- 住所:愛媛県松山市森松町1035-1
- 電話番号:089-997-7230
- 営業時間:10:00~20:00(水曜日定休)
- 耐震等級:3
- 構造計算:許容応力度計算あり
SENSIBLE(センシブル)
株式会社 SENSIBLE(センシブル)には標準仕様というものがなく、完全フルオーダーの家づくりを実践しています。住宅性能においても抜かりが無く「ZEH水準~HEAT20 G2/C値0.5以下」の高断熱・高気密、許容応力度計算を踏まえた「耐震等級3」の高耐震、そして「長期優良住宅」の認定取得を当たり前に実施。プランニング力の高さも好評を博している工務店です。
SENSIBLE(センシブル)の詳細情報
- 住所:愛媛県松山市鷹子町551-1 ベルエアー鷹子6階
- 電話番号:089-989-3885
- 耐震等級:3
- 構造計算:許容応力度計算あり
家づくり学校松山校でSENSIBLE(センシブル)について詳しく知る
建築工房小越
株式会社 建築工房小越は県下でも有数のスーパー工務店。「UA値(外皮平均熱貫流率)0.2~0.3」「ダブル断熱」「全館空調システム」など年中快適に過ごせる工夫を行っています。耐震性能も許容応力度計算による耐震等級3の家しか建てないとことに加えて、揺れを吸収する制震も重視。「住まいは暮らしの器」をモットーに、豊かな暮らしができる家づくりを目指しています。
建築工房小越の詳細情報
- 住所:愛媛県今治市鐘場町1丁目2番7号
- 電話番号:0898-32-2120
- 営業時間:9:00~18:00
- 耐震等級:3
- 構造計算:許容応力度計算あり
※愛媛県内には耐震性能に対して並々ならぬこだわりを持っている工務店・住宅メーカーが上記以外にもあります。その辺りのことも知りたい方は、ぜひ家づくり学校 松山校へお越しください!
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4.地震に強い家を建てるなら知っておきたい知識
改めて「地震に強い家」とは、具体的にどのような家のことを表すのでしょうか。ここでは「地震に強い家の特徴や基礎知識」について解説します。
耐震・制震・免震とは
地震に強い家づくりのために行われる対策として、「耐震」「制震」「免震」の3種類の工法が挙げられます。
耐震
「耐震」は地震の力に耐えるための工法の総称です。揺れても建物が壊れないよう壁に筋交いを入れたり、柱や梁などの構造材を強化して住宅に「耐える力」を付与します。
メリット | デメリット |
・建物自体が揺れに耐える構造である ・3つの工法の中でコストが最も安い ・建築基準法に則って建てれば、そこまで追加費用もかからない |
・建物自体は揺れる ・家具の損傷は免れにくい ・建物の上部ほど激しく揺れる ・大地震の後はメンテナンスにある程度のコストが発生する |
制震
「制震」は地震の揺れの吸収・減少を目的とした構造を表します。建物内にダンパーなどの制震材を設置することで地震の揺れを吸収し、建物全体の振動を抑える効果があります。
メリット | デメリット |
・建物自体が揺れにくくなる ・耐震工法よりも建物内部の損傷を抑制できる ・免震工法よりはコストが安く工期も短い ・メンテナンスもほとんど不要 |
・地盤が弱い土地だと効果が減少する ・耐震工法よりもコストは高くなる ・免震工法よりは揺れが大きくなるため、家具を固定するなどの手間や工夫も必要 |
免振
「免振」は建物と地盤の間に免震装置を設置し、地面の揺れが直接家に伝わらないようにします。地震の揺れ自体を受け流す構造であるため家の倒壊だけでなく、家の内部の被害を大幅に軽減する効果もあります。
メリット | デメリット |
・建物自体がかなり揺れにくくなる ・建物内部の損傷をかなり抑制できる ・建物の揺れがかなり減るため、家具の転倒などの二次被害も軽減できる |
・建物ごと揺れるため、隣接する建物との間に距離が必要など所定の条件がある ・耐震工法と比べると圧倒的にコストが高くなる ・メンテナンスも定期的に必要になる |
地盤の強さもとても重要
地震に強い家を建てるためには建物自体の構造や設計だけでなく、家の土台となる地盤が強いかどうか?ということも重要なポイントになります。
地盤が強固であれば地震の揺れも直接建物に伝わりにくくなるため、地震の被害を抑えることができます。反対に地盤が弱いと地震によって家が傾いたり、地盤沈下をしてしまったりするリスクも高くなるため、注意が必要です。
家を建てる際にはまずは土地の地盤調査を実施し、その結果次第で対策を施します。地盤調査で土地の地盤が軟弱であると判明した場合には「地盤改良工事」を行い、地盤を強化します。
※イメージ
地盤にセメントや樹脂系の材料を注入して、硬化させることで地盤を強化する「注入工法」や、地盤を掘って穴を空け、砕石を入れたパイルによって地盤を安定させる「砕石パイル工法」など、地盤改良工事に用いられる工法にも様々な種類があります。
地盤改良の種類や予算感などについては下記コラムも参照ください。
あわせて読みたい>>地盤改良工事の種類と予算感について
また、建築予定地の周辺が「災害が少ないエリアかどうか?」も事前にチェックしておきましょう。国土交通省ハザードマップポータルサイトなどで過去の災害事例や災害リスクについても確認するなど、土地の周辺環境にも気を配りながら、地震に強い土地かどうかを見極めていくことも大切です。
構造計算の違い(壁量計算・許容応力度計算)
注文住宅で耐震等級3を取得するためには構造を検討する必要があります。構造の計算方法としては「壁量計算」と「許容応力度計算」の2種類がありますが、本当に地震に強い家を建てたいなら「許容応力度計算」で依頼するのがベストです。
「壁量計算」と「許容応力度計算」には次のような違いがあります。
壁量計算
「壁量計算」とは筋交いや耐力壁を、屋根の重さと立面図と平面図を元に配置する簡易計算の方法です。2000年の法律改正後には、壁のバランスを取ることと柱の接続強度を検討する「N値計算」が組み込まれました。
しかしながら「耐力壁の配置に指示がないこと」や「荷重や地震によって柱や梁に掛かる力などを考慮していないこと」などから、「許容応力度計算と比べると信頼性の低い計算である」といわれています。
許容応力度計算
「許容応力度計算」とは筋交いや耐力壁といった耐震性を高めるための構造のほか、柱の位置や梁の大きさ、荷重のかかり方、建物のゆがみやバランス、1階と2階の直下率などを計算する方法です。
「許容応力度計算」は、構造設計者(構造設計一級建築士)という専門技術者でないと計算はできません。また計算にあたっては立面図と平面図をはじめ、矩計図・構造図(柱・梁の骨組み)・基礎伏せ図・仕様書(屋根材・外壁材等)・地盤調査報告書などが必要となります。
「壁量計算」と比べるとかなりの時間と費用を要しますが、専門家が緻密に耐震性を計算する信頼性の高い方法であるともいえます。
住宅会社によって耐震への考え方が異なる
地震に強い家の定義や解釈は、住宅会社によって異なります。
例えば、ある住宅会社は優れた制震材を採用していたり、別の住宅会社は免震と耐震構造を独自に組み合わせていたりもします。また、耐震構造と制震構造を備えた地震に強い家づくりを打ち出している住宅会社も存在しています。
それぞれの工務店・ハウスメーカーは、独自の研究や技術開発を踏まえて、地震に強い家づくりであることをアピールしています。ただ、各社の強みはパンフレットやwebなどの情報だけでは判断が難しいことも事実です。
実際にその会社のモデルハウスや完成邸を見学したり、構造見学会などで内部構造を見せてもらうなどして、各社の地震対策を比較・検討するようにしていきましょう。
「耐震等級3相当」には注意が必要
住宅性能においては「日本住宅性能表示基準」という共通ルールが定められています。これは、国土交通省が認定した第三者機関である「登録住宅性能評価機関」が評価し、住宅性能を認定するというものです。
ここで知っておくべきポイントとしては、新築住宅においてこの「性能評価による認定を受けるどうか?」は「任意である」ということです。無論、耐震性能においては「耐震等級1」を満たす必要があります。そうでなければ家を建てることができません。
それでも新築住宅が「耐震等級2」や「耐震等級3」を満たすかどうか?(=性能評価による認定を受けるかどうか?)は完全に任意であり、例えば住宅会社が「この建物は計算上、耐震等級3の強さを持っています!」と喧伝してしまえば、それは「耐震等級3“相当”」の建物として世に出てしまえるのも事実です。
つまり「耐震等級3相当」を標榜している住宅は、「性能評価による認定を受けていない」ことを意味しています。全ての建物がそうであると断言はできませんが、あくまで住宅会社による計算上の耐震性能であるため、もし仮に計算が間違っていればその家が「耐震等級3の性能を持っていない可能性がある」ことは否めません。
「耐震等級3相当」の住宅を検討する際には、注意が必要です。
5.南海トラフ巨大地震で震度7?愛媛県の地震リスクと耐震住宅の重要性
冒頭でも述べた通り、愛媛県をはじめ関東から九州の広い範囲で強い揺れと高い津波が発生するとされる「南海トラフ地震」は、今後30年以内に発生する確率が70%以上と高い数字で予測されています。
いつ、どこで大きな地震が起きてもおかしくないからこそ、これから愛媛県で家を建てる場合には、安心して暮らすためにも住まいの耐震対策は欠かせません。
愛媛県における南海トラフ巨大地震の災害について
愛媛県では地震被害想定調査結果の1次報告を平成25年6月に、最終報告を平成25年12月に公表しています。「南海トラフ巨大地震」はM9クラスの巨大地震であると想定され、甚大な被害をもたらすことが予想されています。
県内ほとんどの地域で震度6弱以上、最大震度で7となり、津波は宇和海沿岸で9m以上、瀬戸内海沿岸でも3m以上が発生するものと予想しています。
地震、津波などによる被害想定は、死者16,032人、建物の全壊243,628棟。さらに県内のほとんどの地域で電気・ガス・水道が止まることから1ヶ月後の避難者数は558,902人と、多くの人が長期間の避難生活を余儀なくされることも想定されています。
家を建てるとき地震被害を避けるためにできること
愛媛県で家づくりを行うにあたっては、地震対策は避けては通れない大切な課題です。地震被害を避け、家の倒壊・損傷をできる限り抑えるための効果的な対策は必ず取りましょう。
①災害の少ない立地を選ぶ
地震がきっかけで起こる災害の代表的なものとしては「揺れによる建物倒壊」「土砂災害」「火災」「津波」「液状化」が挙げられます。これらはどこの地域でも起こりうる災害ですが「発生する可能性が極力低いエリア」で土地を選べば、被害を抑えることもできます。
その指針となるのが「ハザードマップ」です。
ハザードマップとは「自然災害による被害の軽減や防災対策に使用する目的で、被災想定区域や避難場所・避難経路などの防災関係施設の位置などを表示した地図」のこと。防災マップや被害予測図、被害想定図とも呼ばれています。日本全国の各自治体が作成し、HPなどから誰でも入手することが可能です。ハザードマップの種類も作成する自治体によって異なりますが、主に以下のような情報をチェックできます。
- 浸水予想区域
- 土砂災害のリスク
- 津波、高潮のリスク
- 地震の被害程度、範囲
いずれも安全に暮らせる環境を確保する上でも欠かせない情報であるため、家づくりを進めるにあたっては事前に住みたい地域のハザードマップをチェックし、詳しいデータを把握しておくことが肝心です。
②地震に強い家を建てる
ここまでにも述べてきましたが、地震被害を避けるためには「地震に強い家を建てること」が何より重要です。
日本では過去に大きな地震が発生するたびに建築基準法が見直されてきました。過去には地震の揺れに耐えるための「新耐震基準」が設けられ、現在では震度5程度の地震に対して損傷が生じず、震度6強から7の地震に対しても倒壊しないような家が建てられています。
また、耐震性の高い家は地震だけではなく、台風や大雨といった他の災害にも強くなります。耐震構造を高めれば、水平方向の揺れに対しても耐えることができるようになるため、台風や大雨の際の強風でも被害を最小限に抑えやすくなります。耐震性の高い家にするということは、さまざまな自然災害から自身や家族の安全を守れるようになるのです。
さらにいうと現代における気候変動や近年の相次ぐ大規模地震、水害の発生などにより防災意識が高まる中で注目を集めている「レジリエンス住宅」にすることも、一つの選択肢として知っておくべきです。そのためにも、地震に強い家づくりに力を注いでいる工務店・ハウスメーカーを選択することが欠かせません。
6.愛媛県で地震に強い家を建てるなら「家づくり学校松山校」へご相談ください!
本記事では愛媛県で地震に強い家づくりに定評のある愛媛県の工務店をはじめ、比較するポイントや、高耐震住宅にするためのコツなどについて解説しました。
家づくりは千差万別です。人によって住宅に求めるものや理想の住まいのカタチは全く異なりますし、絶対的な正解というものもありません。ただそれでも『後悔しない家づくり』を実現するためには、普遍的に押さえておくべきポイントというものがあります。
前述した通り、住宅会社ごとに地震対策への考え方や取り組み方は違ってきます。ネットや書籍などでそういったことに関する情報を収集することも大切ですが、情報過多の現在では「結局、どうすればよいの…?」と迷ってしまわれる方も少なくありません。
愛媛県での家づくりに迷われたら、家づくり学校 松山校へご相談ください。家づくり学校のアドバイザーがお客さまと共に「家づくりの基準」を作るお手伝いをさせていただきます。
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