断熱材『セルロースファイバー』とは?
2023.09.17
2018.09.24
お家づくりで重要な「断熱材」にも、実は様々な種類があります。グラスウールにロックウール、ウレタンフォームにポリスチレンフォームなどなど・・・。
中でも最近、頻繁に使われているという話を聞くのが「セルロースファイバー」。断熱性能も高く、調湿効果もあり、さらには防音効果も高いんだとか!
今回はそんな断熱材、セルロースファイバーについて調べてみました。
「セルロースファイバー」の性能・性質。
そもそもセルロースファイバーって何ぞや?ということですが、要は「木質繊維を使用して製造された断熱材」を表します。主に新聞紙をリサイクルして作られる断熱材で、アメリカでの住宅用断熱材としてのシェアも3割を占めるほどだとか。
施工は「吹き付け」で行われます。専門用語だと湿式だとか乾式だとか、その手法も細かく分かれているようです。※画像は家づくり学校にある見本(左:セルロースファイバー、右:ウレタンフォーム)
「セルロースファイバー」のメリット
メリットは色々あります。
①燃えにくい
②防虫作用がある
③撥水性がある
④カビが発生しにくい
⑤調湿作用(吸湿性)がある
⑥防音効果が高い、など
※①~④は「ホウ酸」が含まれていることによるメリットです。
「防音性」については、家づくり学校で実験ができるボックスを置いております。
上部のフタを開ける⇒音が出るもの(例:スマホ)を入れる⇒フタをするという3ステップで、その防音性能を体感できます。学校への来場時は、ぜひ試してみてください!
で、メリットもありますが、当然にデメリットもあります。
セルロースファイバーのデメリット
①繊維系の断熱材(グラスウールなど)より高い
②正確な施工が無ければ性能を発揮できない
③他の断熱材より重量がある、など
ここで大切になってくるのが「正確な施工」です。画像はとある工務店さんの施工実例ですが、セルロースファイバーがしっかりと入ってます。パンパンです、パンパン。
「正確な施工」が行われていないとどうなるか?極論を言ってしまうと、断熱材の性能において逆転現象が発生してしまいます。
すなわち本来の性能差的には、
「高価なセルロースファイバー」>「安価なグラスウール」
・・・となるはずなのに、施工がおろそかだったため、
「高価なセルロースファイバー」<「安価なグラスウール」
・・・と逆転してしまう、ということなんです。
元々値段が高く性能が良いはずのものなのに、施工次第で本来の性能が出せなくなってしまう・・・それが、お家づくりの難しいところでもあります。
これからお家づくりをお考えの皆さんは、ぜひ、お願いしようとしている会社が「正確な施工」ができるかどうか?を見極めて、後悔が無いお家づくりを進めて行ってくださいね!!
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